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Q |
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サークル発足のきっかけ等について教えて下さい。 |
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糸数:
昨年(2003年)3月に行われた本学・講堂兼体育館の落成式がサークル発足のきっかけになりました。 |
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宮城:
狩俣恵一先生(現・同研究会顧問)にサークル結成の音頭を取っていただき、芸能をただ実演するばかりでなく、その芸能の背景にある琉球文学の研究も行うことで、新たな創造性を追及しようという趣旨で発足しました。
河上:
その後、学内にサークル発足の告知とメンバー募集の呼びかけを行い、予想以上に人数は集まったのですが、そのほとんどが未経験者という状況でした。
稲福:
私は、以前から琉球音楽が好きで、たまたま体育館から聞こえてきた三線の音に誘われて、メンバーになりました。お陰で毎日が楽しく、大学へ来るのがとても楽しみになりました。
仲本:
現在、約25名のメンバーで活動しています。今後、新年度に向けて、新たにメンバー募集を行う予定です。
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Q |
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活動する中で苦労したこと、想い出に残っていることは? |
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糸数:
集まったメンバーのほとんどが初心者ばかりだったので、基礎から全て教えなければならないという点は苦労しました。未経験者であるが故に、公演までの準備・練習は大変でしたが、その分、公演を成功させた時の喜びは大きく、とても感動しました。
河上:
演目の練習以外に裏方の仕事もこなさなくてはならないのですが、公演準備のために夜中まで残って舞台装置を作ったり、衣装を準備したりしたことは、とても楽しかった想い出です。
仲本:
踊りなど舞台上の役割に加えて、サークル運営という点でも、地域の方々との交流を通して学ぶ点が多く、かなり社会勉強になりました。人との出会いが何よりも貴重な経験でした。
宮城:
舞台演出の担当としては、初心者が多い分、常に心配が尽きませんでしたが、県外公演に向けての準備段階で、メンバー全員が真剣にぶつかり合い、話し合い、共に泣き笑いしたことが皆の結束力を高め、素晴らしい想い出になりました。“楽しむ”という部分をベースに、より楽しむために“苦しみ”も受け入れる。「厳しさの中の充実感」を味わうことができました。 |
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Q |
新入生や郷土芸能に興味のある皆さんへのアドバイスは? |
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河上:
自分の生まれた地元の事を知り、地元のものに触れてみることは貴重な経験になると思います。先ずは体験してみることが大切です。
仲本:
創設から1年を経て、活動環境がかなり整いつつあるので、これから取り組もうとする方にとっては良い機会だと思います。学部・学科に関係なく、芸能に興味をもっている方を歓迎します。
宮城:
未経験の方にとっては芸能を体験して教わるチャンスですし、琉球舞踊や古典芸能の経験者は、更にシマの民俗芸能を教わることができますので、経験者は経験者なりに、未経験者も未経験者なりに必ず得るものがあると思います。素晴らしい仲間と共に芸能ができる喜びを体験していただきたいと思います。 |
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