私たち宮森ゼミでは、マーケティングを専門に学んでいます。ただ、理論だけでは実践に役に立たないと感じた私たちは、企業との合同プロジェクトを考えました。現場を体験することや、企業とのやり取りを通して、社会人に必要なマナー等を少しでも多く身に付けることを目標としています。
宮森ゼミのみなさん
 
【発行までの経緯】
 今回、株式会社近代美術さんと合同プロジェクトを行いました。ゼミの話し合いで4つあったテーマのうちのひとつが大学生向けのフリーペーパーの制作でした。本格的な活動としては、6月中旬ごろからで、まず工場見学から始まり、その後、夏休みも含めて、週1回のペースで集まり、紙面内容に企画会議・版型(サイズ等)の会議を近代美術のスタッフの方から指導を受けながら進めていきました。知識も何もない状態だったので、定期的な集まり以外にもメンバーで集まって、方向性を話し合うこともありました。夏休み期間中は、主に広告営業を行い、それと並行してメンバーの一人が県内各大学への設置交渉を進めました。当初の営業目標件数は達成できませんでしたが、学生ながら営業を体験することができたのは、貴重な体験でした。
 

 
海外社会福祉演習は、人間福祉学科がスタートして以来、選択科目のひとつとして開講しています。北欧諸国、タイ、米国を中心に広く海外に目を向け、在宅ケアや貧困対策、権利擁護活動など、様々な社会福祉実践を学んでいます。
 
北欧コース
『安心』して暮らせる社会とは
総合文化学部 人間福祉学科
4年次 新川 貴子
 研修では、認知症高齢者・障害児者・DV被害者を支援する施設や活動などを見学させてもらいましたが、すべてが驚きと新しい発見ばかりでした。
 北欧諸国は高福祉高負担と言われるように、高い税金を払ってでも安心できる社会づくりが優先されています。それは国民一人ひとりが自分の事として社会福祉の意識を高く持っているからだと思います。しかし、日本の福祉は、必要な時必要な人がという一部の人だけが利用するものというイメージがあるように思います。社会福祉は必ず自分に関わることなのだと、意識していかなければならないと思いました。
 
アメリカコース
「児童虐待・地域での
  生活支援を訪ねて」
総合文化学部 人間福祉学科(夜間主)
4年次 上里 智子
 児童の精神・情緒障害等に対応する施設、精神障害者の社会復帰のための施設等13日間で実に10施設を視察した充実した研修でした。その中で一番印象に残っているのはどの施設・機関においても利用者を尊重して支援していることで、利用者が選択した生き方を、利用者の住む地域でそこの人々と共に役割を持ち、能力に応じて自立した生活を営めるよう支援しているところです。その姿勢は今後の私の仕事、ひいては人生の大きな財産となると思います。
 
タイコース
海外研修に参加して
人間福祉学科4年次
玉城洋佳(たまき なみか)
 最も印象に残ったことは、障害について言えば、前世に悪いことをしたからという古くからの迷信が根付いているため、障害児者が生まれることに恥や罪の意識を持っている人が多いことでした。これを改善するためには、子供たちへの啓発はもちろん、社会福祉の法律がない時代をすごしてきた大人たちにもしっかり正しい知識を提供し、アピールすることが必要だと考えました。同時に、性や障害に対して市民が正しく認識することが社会福祉の向上につながることは日本にも言えることなのだと感じました。
 
担当教員の岩田先生から
 国際化時代の今日、ソーシャルワーカーも広い視野から行動すること、つまり、沖縄の社会福祉を複眼的な視野から考え、実践することが求められています。社会をより良く変革し人々のエンパワメントを促している海外のソーシャルワーカーと出会い、学びあうことは、学生の成長を促し、視野を広げることにつながっているようです。
 研修に参加した学生の多くは卒業後に留学をしたり海外ボランティア活動に参加したりしており、さらなる活躍が楽しみです。
 
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