第35回 入学式

学長式辞
行動の一歩を踏み出して
沖縄国際大学 学長 渡久地朝明

学長写真 新入生諸君、入学おめでとう。ご父母の皆さんにも心よりお祝いを申し上げます。
 新入生諸君は、今日から学部の場合は4年、大学院の場合は2年、この沖縄国際大学で学園生活を送ることになります。学生時代というのは学部であれ大学院であれ、人生のうちで最も輝かしい時と言えます。どうか本学のキャンパスで諸君の輝ける青春の時を有意義に過ごしてください。しかし、青春時代というのは、社会で一人前の人間として活躍する為に必要な種々の訓練を為す重要な時期でもあります。諸君は、本日からその訓練を始めることになります。
 大学で何を学ぶか。専門の勉強は勿論ですが、その他に、教養、語学、コンピュータ、芸術、スポーツ、等々、諸君の目標に合わせて学習科目を選択してください。 沖縄国際大学は諸君の幅広い要望に応えられる大学です。熱意ある優秀な教員が揃っています。新しい体育館や先端の情報技術を取り入れた立派な図書館も備わっています。単位互換の協定を結んでいる大学も多く、諸君の熱意と努力次第で北海道、東京、四国、あるいは外国の大学で勉強することもできます。諸君がこのような沖縄国際大学の優れた教育環境をフルに活用して努力すれば、卒業後に県内だけでなく県外、あるいは国外で活躍できる能力を養うことが可能です。
 目標を立てることから始めてください。諸君の多くは既に自分の進むべき目標を持ってスタートラインに立っていることと思いますが、もし未だ目標を定めていないなら、早速目標を立ててください。学生時代は長いようで短いです。そのうちに目標を立てようと悠長にかまえていると目標を持たないままに卒業を迎えることになりかねません。是非早い時期に目標を定めて、その目標に向けた行動を起こしてください。行動の一歩を踏み出してください。行動というのは常に次に為すべき行動を教えてくれます。だから、一歩を踏み出しさえすれば次に取るべき行動が明瞭になります。こうして行動を継続していけば前途遼遠と思われる目標にも到達することができます。「千里の道も一歩から」とはまさに諸君に相応しい格言です。
 人格の陶冶も重要です。「鉄は熱いうちに打て」と言います。若いうちに精神の修養を為すことをお勧めします。どうか明朗で活力溢れる心を養ってください。 明朗な気持ちは問題を解決する力を持っています。活力はその力を推し進めます。明るく元気な気持ちになったとき諸君は自然に頑張れます。常に明るい気持ちで元気を出してください。諸君の本日からのご健闘を祈ります。

大学院研究科長式辞

地域文化研究科

石原氏写真地域文化研究科長
石原昌家

「虚偽の世界」から「真実の世界」へ


 いま、日本社会は、偽造・虚飾・虚言など「虚」・「偽」が席捲し、腐敗社会の様相を呈しています。しかし、熟柿が落下した地中からは新芽が吹き出してきます。
 皆さんは社会再生の新芽だという自覚を抱き、「虚偽の世界」を「真実の世界」に変革するという意気込みで真実を究めてください。

大学院地域産業研究科

富川氏写真地域産業研究科長
富川盛武

学問研究で人生を花咲かそう。


 学問は人生を花咲かせるためにあります。人類誕生以来の叡智の集積を高々百年足らずの寿命では吸収できません。叡智を凝縮してカプセル剤にしたのが学問です。
 激動する社会に対応し人生を切り拓くために大学院で学問研究に邁進して頂くことを期待します。

法学研究科

山城氏写真法学研究科長
山城将美

新しいパラダイムを


 大学院における「勉強」の意味が学部時代におけるそれと決定的に異なるのは、既存の学問体系を一度取り壊した上でそこに新しいパラダイムを築いていく点にある。このワクワクするような知的作業に取り組んでみようではないか。

学部長式辞

法学部

井端氏写真法学部長
井端正幸

隗(かい)より始めよ!


 入学おめでとう。
 大学生となったいま、気負うことなく、まずできることから始め、そしてやるべきことは必ずやる。その積み重ねが、いつしか大きな成果につながるでしょう。「目からウロコが落ちる」、そんな感動をどれだけ味わえるか。これもまた、学生時代の貴重な経験の一つです。

経済学部

大城氏写真経済学部長
大城保

夢の実現に期待を寄せて


 入学おめでとう。大学は皆さんの夢と希望の実現のために応援します。未来の時間は全ての人に同じように開かれています。しかし時間の使い方は一人ひとりが異なります。その時間の使い方が皆さんの4年後そして将来を左右していきます。将来の自分のために大学で更なる自分磨きに努めて下さい。期待しています。

産業情報学部

砂川氏写真産業情報学部長
砂川徹夫

いろんなことにチャレンジしよう!!


 入学おめでとう。
 大学の授業で知識や技術を修得することも大切ですが、授業以外でも積極的にいろんなことにチャレンジし、また、基本的なマナーを身に付け、個性豊かな人間としての魅力を高めることを期待します。IT時代だからこそ、人間的魅力・感性が重要なのです。

総合文化学部

小熊氏写真総合文化学部長
小熊誠

大学は未来への架け橋


 今、日本の大学は変わりつつあります。どの大学を卒業したかではなく、大学で何を学んだかが社会に出てから問われることになります。大学では、さまざまな知識や資格を学ぶことができますが、まず自分の目標をしっかり持って下さい。そういう皆さんを沖国大は支援します。