新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。学生生活を支援する「学生部」を代表し、皆さんを心から歓迎申し上げます。
 さて、皆さんは合格通知を貰うと同時に沖縄国際大学に入学する権利を得ました。そして、快適な教育環境の下で、自由闊達に議論しあい、真理を探究し、自分の目指さんとする目標に向かって勉強する権利を得ました。
 では、権利を得たら何を果たさなければならないでしょうか。義務です。義務を果たさないで、自分の権利のみを主張してはいけません。心身を鍛え、日々勉学にいそしみ、充実した毎日を送ることが学生としての義務です。
 皆さんは、高校生活に別れを告げ、新しい大学生活を始めました。何か事を始めるときには、新しい目標が必要です。目標の立て方いかんによって、4年間の大学生活の成否が決まるといっても過言ではありません。
 つぎに、その目標を達成するためには、今何をなすべきかを考えてください。そして、目標達成のために努力することを惜しんではいけません。努力の結晶が栄えある勝利であり、自分に幸せをもたらします。
 私見ですが、人間は生きていくためには“武器”が必要です。武器とは、卒業後に生活するための手段のことです。あなたは大学で身につけた法律の知識を収入源にするのですか。それとも英語の知識で生活の糧を得ていくのですか。大学は、生きるための武器(手段)を見つけ、磨く(勉強する)ところです。知的好奇心を持ち、読書をし、先生方や友人たちとの交流を通していろいろなことを広く知り、高い教養を身につけてください。 皆さん、質の高い実学とにじみ出る教養を身につけ、気概ある若者になってください。
 4月より、国内外の留学生や遠方から入学してくる学生を対象として、2006年冬に完成したアパート「オアシスカレッジハウス」1棟を契約しました。大学に程近い立地は勿論、敷金礼金などの初期費用を大学が負担することで、主に県外からの学生がより安心して留学・入学できるようになっています。また、家具家電製品も備品として設置されているため、引越し後の生活がスムーズに始められるのも魅力のひとつです。
 
アパート賃貸の申し込み方法の詳細については、
学生部学生課までお問い合わせ下さい。
 
 
 2月23日、本学5号館にて、本学卓球部の顧問を長年務められた伊波和正教授(総合文化学部英米言語文化学科)を講師に招いて体育会講演会が開催された。「大学でのスポーツ・勉学活動について−顧問生活をふりかえって−」を演題に、伊波先生は教育者とクラブ顧問という2つの立場から豊富な経験を述べられた。
 体育系クラブの学生や体育推薦入学予定の高校生総勢220名の参加者に配布された資料には、近年の卓球部の歩みがつぶさにまとめられており、部員とともに部の歴史を積み重ねてきた伊波先生の言葉に重みを加えていた。また、大学生の本分である勉学活動についても触れ、体育奨学金を受ける学生についてはそれに見合う実績と勉学活動の両立が求められることも率直に語っていた。
 
 3月12日、平成18年度体育会リーダー研修が東村セミナーハウスにて開催された。1泊2日のこの研修には、体育系サークルから25団体(男子33名、女子13名)の代表者が参加し、栄養学やテーピングの実習など専門的な講習を受けた。
 講師にお招きした大塚製薬の黒川信孝氏は、選手に必要な栄養の摂取モデルや筋肉強化の仕組みを軸に講演し、学生たちは競技の中で役立つ基礎知識について認識を深めた。また、大城鍼灸指圧治療院で院長を務める大城一之氏は、筋肉疲労や痛みの緩和・筋肉の柔軟性の向上をテーマに、学生同士でテーピングを施し合う体験講習を実施した。テーピングの前後で全く違う体の感覚に、研修生からは驚きの声が上がっていた。また、初対面ではじめは強張っていた各クラブの代表が、テーピング実習や懇親会を通してお互いに打ち解けていく姿が印象的だった。