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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
琉球文化特別講義/Special Lecture on Ryukyuan Culture
時間割コード
/Course Code
G270530001
開講所属
/Course Offered by
総合文化学部日本文化学科コース決定前/College of Global and Regional Culture Department of Japanese Language and Culture
開講区分
/semester offered
集中/Intensive
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
荻野 千砂子(非常勤)
科目区分
/Course Group
専門科目 専門科目選択/専門科目 専門科目選択
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
荻野 千砂子(非常勤) 日本文化学科/Department of Japanese Language and Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
各専門分野における諸課題について深く学ぶ「応用科目」である。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業終了後に受け付けます
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
現代共通語と古典語と琉球語のそれぞれの言葉の意味と用法を丁寧に細かく分析することで、お互いの共通点を関連付け、一つの論を組み立てる力を身につけます。今回の授業では授受動詞や敬語というトピックに特化して、専門的な知識を深めることを目指します。
メッセージ
/Message
データを示しますので、積極的に仮説を組み立ててください。
到達目標
/Attainment Targets
今回の授業を通して、共通語と古典語と琉球語の授受動詞と敬語の仕組みについて理解できるようになる。特に敬語については、共通語で間違いになる文は、琉球語でも「間違い」だと評価したくなるが、その必要は全くないことを理解できるようになる。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
授受動詞に関して:野田尚史(1991)『はじめての人の日本語文法』第5節 人称  くろしお出版 を読んでおくとよい。
学びの手立て
/Way of learning
(1)履修の心構えについて:遅刻については、15分を越えた場合は欠席扱いになります。
(2)毎日、復習プリントを出します。
評価
/Evaluation
集中講義終了後の試験70%、質問・仮説の提言など授業中での発言30%
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
フィールド調査にチャレンジしてほしいです。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 現代共通語の授受動詞の仕組み:「やる」「くれる」「もらう」は人称と関連があります 授業1~3の宿題プリント
2 2 方言の授受動詞の仕組み:方言の「花に水をクレル」は古典語と同じ用法です 授業1~3の宿題プリント
3 3 古典語の授受動詞の仕組み:「奉る」「参らす」について復習しましょう 授業1~3の宿題プリント
4 4 現代語と古典語の「差し上げる」の違い:二方面敬語が作れるのが古典語です 授業4~6の宿題プリント
5 5 「差し上げる」(1):北琉球語喜界島の「差し上げる」 授業4~6の宿題プリント
6 6 「差し上げる」(2):南琉球語八重山宮良の「差し上げる」 授業4~6の宿題プリント
7 7 「差し上げる」(3):南琉球語八重山黒島の「差し上げる」 授業7~9の宿題プリント
8 8 琉球語の「差し上げる」から古典語の「奉る」を分析すると見えてくること 授業7~9の宿題プリント
9 9 自尊敬語とは?:調査で「間違って自分を敬う人がいるよ」とよく聞きます 授業7~9の宿題プリント
10 10 自尊敬語が許される条件を解説します 授業10~12の宿題プリント
11 11 古典語の「給わる」の歴史:文献調査の方法 授業10~12の宿題プリント
12 12 南琉球語のタボールンとの出会い:石垣のオーリトーリ(いらっしゃいませ) 授業10~12の宿題プリント
13 13 フィールド調査でぶつかった難題と解決策 授業13~15の宿題プリント
14 14 現代語のみを念頭に置いたときの落とし穴:北琉球語の「もらう」は敬語?! 授業13~15の宿題プリント
15 15 補助動詞用法「~やる」「~てくれる」「~てもらう」などを調査中です 授業13~15の宿題プリント
16 16 試験

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