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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2025/03/24 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Course
博物館資料保存論/The Preservation Museum Collection
時間割コード
/Course Code
I1A0260001
開講所属
/Course Offered by
資格科目資格科目(単位料あり)/
開講区分
/semester offered
前期/First Semester
単位数
/Credits
2.0
学年
/Year
2,3,4
主担当教員
/Main Instructor
藤波 朋子(非常勤)/Tomoko FUJINAMI
科目区分
/Course Group
その他 その他 資格科目/その他 その他 資格科目
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
藤波 朋子(非常勤)/Tomoko FUJINAMI 社会文化学科/Department of Society and Regional Culture
※ポリシーとの関連性
/*Relevance to Policy
博物館学芸員資格科目 博物館資料の保存に関する基礎知識の習得、及び資料取扱いの基本を学ぶ。
授業に関する問い合わせ
/Inquiries about classes
授業終了後教室にて、及び提出課題に付記で受け付ける。
学びの準備
/Prepare to learn
ねらい
/Goal
博物館における資料保存および資料の保存・展示環境を科学的に捉え、資料を良好な状態で保存していくための知識を習得し、資料の保存に関する基礎的能力を養うことを目的とする。
メッセージ
/Message
資料を保存していくということは、実際に学芸員となった時、誰もが必ず直面することです。
自分が学芸員だったら「どう保存していくか」を各々考えながらこの授業を受けてほしいと思います。
到達目標
/Attainment Targets
資料の劣化要因を知り、資料を保存してゆくための予防保存の方法を理解する。
学びの実践
/Learning Practices
授業計画
/Class Plan
博物館で扱う資料を適切に保存するうえで基本となる考え方、保存の方法等の紹介、資料の取り扱い方や、保存容器等についても学習する。
授業前半で主に博物館における資料の劣化要因と保存・展示環境について学ぶ。後半では資料の調査方法や保全・保護に関する具体的な方法について学ぶとともに、実際の資料を用いて実習も行う。
毎回内容の違う項目を扱うため、次回授業までに復習課題に取り組んでもらう。
テキスト・参考文献・資料など
/Textbooks, references, materials, etc.
テキスト 石崎武志編著『博物館資料保存論 第2版 学芸員の現場で役立つ基礎と実践』2024,講談社   
参考文献 ①神庭信幸『博物館資料の臨床保存学』2014,武蔵野美術大学出版会 
          ②東京文化財研究所編『文化財の保存環境』2011,中央公論美術出版
          ③本田光子・森田稔『博物館資料保存論』2012,一般財団法人放送大学教育振興会
          ④三浦定俊・佐野千絵・木川りか『文化財保存環境学 第3版』2025,朝倉書店 
          ⑤京都造形芸術大学編『文化財のための保存科学入門』2002,角川書店  他 授業内容で適宜追加する
学びの手立て
/Way of learning
※資料に対する理解を深めるため、実習を行う予定。
 その際、服装等の注意、道具や材料の準備を要することがある。
 連絡があったときには、持ち物等準備をして臨むこと。
 実習時には、実習の準備等を含め、積極的に行うこと。
※授業の復習課題の提出や欠席者への資料配布等のために、Teamsを使用する予定。
※出欠確認を毎回行う。
 公欠については履修規程の基準に合致した理由であり、欠席届を提出した場合のみ許可する。
評価
/Evaluation
授業参加度と講義毎の課題提出、講義内での作業に取り組む姿勢、提出課題・レポート内容とテストにより理解度を総合的に評価する。

評価配分割合…授業参加度等(テスト以外)30%・テスト70%
※授業を5回を超えて無断欠席した場合はテスト受験を認めない。
学びの継続
/Continuing to learn
次のステージ・関連科目
/Next Stage and Related Courses
授業内で学習することは、ごく基本的な事項となっている。履修が終わっても、各単元について参考文献等に当たったり、各自で積極的に博物館展示を見学することで、学芸員としての業務に当たる際に必要となる基礎知識の定着のために、研鑽を積むようにしてほしい。
No. 回(日時)
/Time (date and time)
授業計画
/Class Plan
時間外学習の内容
/Content of Overtime Learning
備考
/Notes
1 1 博物館における資料保存 基本的な考え方、資料の材質・劣化要因 テキスト第1章、プリント・課題等
2 2 博物館資料の保存環境 1温湿度-1 テキスト2.1、プリント・課題等
3 3 博物館資料の保存環境 1温湿度-2 テキスト2.1、プリント・課題等
4 4 博物館資料の保存環境 2光(照明) テキスト2.2、プリント・課題等
5 5 博物館資料の保存環境 3大気・環境 テキスト1.4、1.5、2.3、プリント・課題等
6 6 博物館資料の保存環境 4生物被害 IPM テキスト2.4、プリント・課題等
7 7 博物館資料の保存環境 5災害対策 テキスト2.6、プリント・課題等
8 8 資料の保全 1資料の科学的調査法 材質調査・劣化調査・構造調査  テキスト3.1、プリント・課題等
9 9 資料の保全 2資料の状態調査・現状把握(含 実習) プリント・課題等
10 10 資料の保全 3資料の保存処理と修復 保存・修復の原則、紙資料の修復  テキスト3.2、プリント等
11 11 資料の保全 4資料の保護措置・資料の梱包と輸送 テキスト3.3、プリント等
12 12 資料の取り扱いと収納(実習) 1軸装資料 プリント等
13 13 資料の取り扱いと収納(実習) 2陶磁器類資料 プリント等
14 14 資料の保全 各論1 漆製品・染織品 プリント・課題等
15 15 資料の保全 各論2 映像資料他 プリント・課題等
16 16 テスト

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