山口 真也　(Shinya Yamaguchi)

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■プロフィール・職歴： 平成8年10月　筑波大学附属図書館アルバイト 平成10年4月　東京家政学院筑波女子大学図書館司書 平成11年4月　沖縄国際大学文学部国文学科専任講師 平成15年4月　沖縄国際大学総合文化学部日本文化学科助教授 平成23年4月　沖縄国際大学総合文化学部日本文化学科教授 　 ■専門分野： 図書館情報学・学校図書館研究、 図書館の自由(知的自由)研究 ■大学での担当科目： 図書館司書資格課程・学校図書館司書教諭課程・学校司書モデルカリキュラム科目、情報リテラシー基礎科目、情報科目(アニメーション、データベース制作等)

　■2023年5月に編著書が発売されました！

日本図書館研究会学校図書館史研究グループ編著『塩見昇の学校図書館論―インタビューと論考』(日本図書館研究会)

学校図書館について根源提起な問いを追求し、その充実のための労を惜しまない研究者・塩見昇氏へのインタビュー記録をまとめ、研究グループによるその特徴を分析した論考を掲載。山口は「学校図書館と図書館の自由」を担当。

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■2021年3月に編著書が発売されました！（重版されました！）

学校図書館問題研究会編『学校司書のための学校図書館サービス論』（樹村房）　

学校司書モデルカリキュラム唯一の独自科目「学校図書館サービス論」をまなぶためのテキスト。資料・情報提供サービス、環境整備、著作権の3章を担当。

現場で働く方の学びなおしとしても活用できます。(2022年2月に増刷)

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■2018年3月に編著書が発売されました！　(重版されました！)

『情報サービス論―情報と人びとをつなぐ図書館員の専門性』(講座・図書館情報学６)

司書資格取得者向けに編纂されたテキストであって、副読本として読める一冊。第6章を中心に2017年度より開始した「学校司書モデルカリキュラム」にも応じる書。(2023年4月に一部改訂して増刷)

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■2016年8月に単著書が発売されました！（重版されました！）

『図書館ノート　沖縄から「図書館の自由」を考える』　(教育史料出版会)

専門誌『みんなの図書館』に5年間連載していた記事を抜粋し、加筆修正、書下ろしを加えたもの。沖縄問題と「図書館の自由」の接点を考える。

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(1)　研究論文・研究発表の記録など

　

NO.	発表 年月日	タイトル	発表機関 誌名等	内容
1	1997年2月15日	公共図書館ホームページによる利用者サービスの現状と課題	『情報社会試論』第2号(教育学社会学研究室)	1997年10月現在で開設されていた公共図書館サイトの内容を調査、インターネット上での利用者サービスの現状と課題を考察。
2	1997年10月28日	山谷労働者と図書館	『ずぼん』4号(ポット出版)	東京台東区と荒川区にまたがる「山谷地区」における公共図書館活動の歴史と現状の調査報告。
3	1998年1月30日	東京・山谷地区における図書館活動−その歴史と課題−	『図書館情報大学修士論文集』 1997年度	東京台東区と荒川区にまたがる「山谷地区」における公共図書館活動の歴史と現状を調査し、大阪「釜ヶ崎地区」、横浜「寿地区」での図書館活動との比較によって、寄せ場労働者への図書館サービスの課題を考察する。
4	2000年10月16日	漫画にみる学校図書館と学校図書館職員のイメージ	『日本語日本文学研究』第5巻第1号(沖縄国際大学文学部)	メディアにみる学校図書館像について、漫画作品を中心に考察したもの。1990年代の漫画311作品の中での登場人物による学校図書館の利用形態と、図書館員のサービスを調査し、その問題点を分析する。
5	2001年3月5日	漫画にみる図書館職員の人物像(1990年代以降)	『日本語日本文学研究』第5巻第2号(沖縄国際大学文学部)	メディアにみる図書館員の人物像について、漫画作品を中心に考察したもの。1990年代の漫画455作品を考察対象とし、図書館員の性別、顔(表情)、体格、職業観・人生観はどのように描かれるかを調査、分析した。
6	2001年7月14日	漫画作品のなかの図書館員−1990年代を中心に	『図書館情報学の創造的再構築』 (勉誠出版)	図書館、図書館員が登場する漫画847作品を考察対象として、メディアにみる図書館員のサービスと問題行動を調査、分析したもの。
7	2002年2月24日	情報教育の課題−有害情報問題をめぐって−	『沖縄における教育の課題』 (沖縄国際大学公開講座委員会)	インターネットを活用した授業の開始にともない表面化してきた有害情報問題について、これまでの事例を手がかりに今後の学校教育における課題を考察。上の講演内容を論文としてまとめたもの。
8	2002年2月28日	漫画作品にみる「図書館の自由」−利用者の秘密を漏洩する図書館員	『日本語日本文学研究』第6巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	図書館、図書館員が登場する漫画1784作品を考察対象として、図書館員のサービス、行動を調査分析し、その問題点を「図書館の自由」という観点から論じたもの。
9	2002年12月1日	読書記録はプライバシーか？　−図書館の自由」に関する意識調査(2000年度〜2002年度)	『日本語日本文学研究』第7巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	「図書館の自由」を侵害する場面が多く登場する映画作品『LOVE LETTER』を題材として、443人を対象として行ったアンケートの結果をもとに、「図書館の自由」、とくに「図書館におけるプライバシー保護の必要性」に関する一般的な認識、理解度を調査分析したもの。
10	2003年3月1日	「生活指導の一部としての読書指導」論−昭和20年代学校図書館文献を中心に	『日本語日本文学研究』第7巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	昭和20年代に始まる学校図書館設立運動の中で数多く出版・発表された学校図書館研究において展開されている「生活指導(ガイダンス)の一部としての読書指導」という考えについて、理念と方法をまとめ、その問題点を考察したもの。
11	2003年3月31日	学校図書館における児童･生徒のプライバシー保護−読書記録の取り扱いをめぐって	『図書館情報学研究』第2号(図書館情報学研究会)	学校図書館内において性感染症や自殺の方法について調べている児童生徒を見かけた場合、図書館員はどのように行動すべきか。
12	2003年12月1日	戦後学校図書館文献にみるプライバシー意識−昭和20年代〜昭和30年代を中心に−	『日本語日本文学研究』第8巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	昭和20年代から30年代にかけて発表された学校図書館関連文献を対象として読書記録の保護の意識を調査、分析。
13	2004年3月1日	学校図書館と「図書館の自由」−沖縄県学校図書館における読書記録の保護の現状と問題点	『日本語日本文学研究』第8巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	沖縄県内の現職教員を対象として、学校図書館における読書記録の保護の現状を調査、分析したもの。
14	2004年9月25日	学校図書館と「図書館の自由」−貸出記録の目的外使用問題を中心に	『現代の図書館』Vol.42, No.3	沖縄県の学校図書館関係者(68名)に対する聞き取り調査の結果をもとに、貸出記録の目的外使用問題の現状と対策、課題について論じる。
15	2004年12月1日	沖縄県学校図書におけるプライバシー保護の現状に関する調査−貸出記録の目的外使用問題を中心として	『日本語日本文学研究』第9巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	沖縄県の学校図書館関係者(52名)に対する聞き取り調査をもとに、貸出記録の目的外使用問題の現状を報告。
16	2004年12月13日	「図書館の自由」と図書館ネットワーク−延滞督促方法をめぐって	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第8号	インタビュー調査をもとに、館種による延滞者への督促方法の違いをふまえて、プライバシー保護を前提とした学校図書館における望ましい督促方法を考察する。
17	2005年3月1日	学校図書館文献(1965-1989)にみる「図書館の自由」−貸出記録の管理と教育的利用に関するプライバシー意識を中心に	『日本語日本文学研究』第9巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	1965年から1989年にかけて発表された学校図書館関連文献を対象として読書記録の保護の意識を調査、分析。
18	2005年3月31日	石垣島における学校図書館活動−読書の自由と個人情報・プライバシー保護をめぐって	『石垣島調査報告書』(2)	2004年8月に実施した石垣島の学校図書館関係者への聞き取り調査をもとにした研究発表。石垣島と本島の学校図書館における貸出記録の管理と利用方法について比較、検討する。
19	2005年8月1日	学校図書館と個人情報保護	『図書館雑誌』2005年8月号	個人情報保護の原則からみた学校図書館活動における注意点を述べ、さらに「図書館の自由」からみた問題点を論じたもの。
20	2005年10月22日	学校図書館における読書記録の管理方法に関する調査−貸出記録の消去をめぐる問題を中心に−	『日本図書館情報学会，三田図書館・情報学会合同研究大会発表要綱』2005	図書館が管理する貸出記録は、資料の返却後、速やかに消去するべきであると考えられている。学校図書館員は貸出記録の管理方法についてどのように考えるのか？ 上記学会の発表要綱。
21	2005年12月1日	私立大学図書館における個人情報・プライバシー保護−貸出記録の管理方法と消去の必要性を中心に−	『日本語日本文学研究』第10巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	私立大学図書館協会西地区部会に加盟する各私立大学図書館(241館)へのアンケート調査結果をもとに、私立大学図書館における貸出記録の保護の必要性を再確認するとともに、望ましい貸出記録の管理方法について、考察、提案してみたい。
22	2005年12月13日	学校図書館における雇用問題〜小中学校図書館における非正規職員の増加と雇用状況の悪化・人材流出問題を中心に〜	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第9号	沖縄県の小中学校に勤務する学校図書館員(学校司書)へのアンケート調査を実施し、2003年の司書教諭配置義務化以降の学校司書の雇用状況の変化を明らかにすると共に、雇用制度の変化にともなう問題点を分析。
23	2005年12月13日	学校司書の著作権保護意識−第24回「沖縄県小中学校司書研究大会」講演　アンケート調査結果より−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第9号	第24回沖縄県小中学校司書研究大会にて実施したアンケート調査結果をふまえて、沖縄県の学校図書館における著作権保護の現状と今後の課題をまとめたもの。
24	2006年3月1日	沖縄県学校図書館における雇用問題―兼任司書教諭制度の問題点と今後の望ましい職員配置に関するアンケート調査―	『日本語日本文学研究』第10巻第2 号(沖縄国際大学総合文化学部)	2004年8月〜10月にかけて実施した学校司書(小中高校)へのアンケート調査の分析を通じて、望ましい雇用モデルに関する意見をまとめるとともに、沖縄県学校図書館の雇用問題における今後の課題を提示したもの。
25	2006年3月31日	八重山地域の学校図書館活動−冊数評価に基づく読書指導の問題点と学校司書の役割−	『南島研叢書I』(南島文化研究所)	2004年8月から2005年8月にかけて、南島文化研究所の総合調査に参加し、八重山地域(石垣島・与那国島)における読書指導状況と学校図書館との関わりについて、小中学校図書館に勤務する学校司書へのインタビュー調査を実施。本島地域との比較を通じて、冊数に重点を置く読書指導方法に対する学校司書の問題意識を把握し、読書指導に対する学校司書の役割について考察したもの。
26	2006年10月1日	学校図書館における読書記録の管理方法に関する調査−延滞督促と個人カードの取り扱いにみるプライバシー侵害・個人情報漏洩の問題を中心に−	『日本語日本文学研究』第11巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	沖縄県の学校図書館員(140名) を対象とするインタビュー調査結果をもとに、延滞督促方法と貸出用の個人カードの取り扱いにおける、読書記録の管理状況を、個人情報、プライバシー保護という観点から考察､さらに、学校図書館員が参加する研修会 にて改善策を提案した上で実施したアンケート調査を実施し､提案の実現性と今後の課題を考察。
27	2006年12月13日	沖縄県学校図書館における雇用問題�U−望ましい運営方法(職員配置)に関するアンケート・インタビュー調査の結果報告−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第10号	「今後の望ましい学校図書館の運営方法(職員配置)の考察」をテーマとして実施した、アンケート調査結果の分析をさらに進めるとともに、追加調査として、インタビューを実施、その調査結果を報告。
28	2006年12月13日	公共図書館におけるレファレンスサービスの課題−「レファレンスサービス演習」の取り組みから−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第10号	課題解決型図書館においてますますその充実が期待されているレファレンスサービス。司書課程受講生はレファレンスサービスについてどのような魅力を感じているか？、また現場のサービスをどのように評価しているか？、授業での取り組みを報告するとともに、現代の沖縄県公共図書館サービスの課題を探る。
29	2007年10月1日	学校図書館と「読書の自由」−学校図書館問題研究会「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件」の再検討−	『日本語日本文学研究』第12巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	学校図書館問題研究会による「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件」について、学校図書館員へのインタビュー調査から見えてきた問題点、疑問点を明らかにするとともに、「返却後、個人の記録が残らない」という理念の妥当性について検証したもの。(P1-P26)
30	2007年10月1日	個人情報保護制度における「貸出記録」の解釈−神奈川県立高等学校図書館を事例として−	『日本語日本文学研究』第12巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	全国でもいち早く個人情報保護条例を施行した神奈川県の県立高校図書館における個人情報取扱事務登録制度に関する調査結果をふまえて、個人情報保護制度におけるのぞましい貸出記録の位置付けを考察したもの。各自治体の個人情報保護制度において、貸出記録が個人情報として認定されていないことを指摘。(P27-P48)
31	2007年12月13日	個人情報保護条例における｢貸出業務｣の位置付け−沖縄県内の公共図書館・学校図書館を対象として−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第11号	自治体の個人情報保護制度では、貸出記録の内、個人情報と認定されているのは、氏名や住所などの識別型の情報のみであり、図書館界が思想、信条を表す情報として認識してきたタイトル情報については、個人情報には含まれていない。なぜこのような不可解な状態になってしまうのか。沖縄県内の各自治体を対象として分析。
32	2008年1月1日	貸出記録の取り扱いに関する調査―｢のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件｣(返却後､個人の記録が残らない)と逐条解説の再検討	『がくと』(学校図書館問題研究会)vol.23	2007年8月に三重にて開催された学校図書館問題研究会大会での発表内容を記録としてまとめ、考察を加えたもの。参加者による討論のまとめも掲載。
33	2008年2月1日	学校図書館における貸出記録の取り扱いに関する調査−全国(抽出)アンケート調査に基づく｢貸出五条件の5｣の再検討−	『学図研ニュース』第264号　2008/2/1号	「貸出5条件」の5、「返却後、個人の記録が残らない」という理念の理解度、実践状況について、8府県を対象として実施したアンケート調査結果を報告するとともに、学校図書館を取り巻く変化をふまえて、疑問点を検証。
34	2008年3月1日	学校図書館における貸出記録の保有期間に関する一考察−沖縄県内学校図書館における貸出記録の管理状況に関する調査より−	『日本語日本文学研究』第12巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	貸出記録の管理､保有状況と､貸出記録を返却時に消去するという理念に対する学校図書館員の問題意識を明らかにするために沖縄県の学校図書館員140名を対象として実施したアンケート調査の結果を報告するとともに、調査結果にみる問題点､疑問点をふまえて、貸出記録の望ましい保有期間について考察したもの。
35	2008年3月1日	学校図書館における貸出記録の管理状況に関する調査−学校図書館問題研究会・全国抽出アンケート調査の報告−	『日本語日本文学研究』第12巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	学校図書館問題研究会の「貸出五条件」に記された｢返却後､個人の記録が残らない｣という理念の実践状況とその理念に対する学校図書館員の意識を把握することを目的としたアンケート調査を参考に､貸出記録の管理方法に対する学校図書館員の意識を明らかにする。
36	2008年3月31日	子ども向け図書館利用指導の研究−しつけ絵本を使った図書館員による利用マナー指導	『ゆいベース・エル図書館員研修報告書』　第1号(2007年度)	現職の図書館員を対象とする研修会にて、公共図書館における利用マナー問題の現状と対策にみる問題点を話し合い、参加者とともに、利用マナー問題を解決するための「しつけ絵本」の作成に取り組んだ。その成果を報告したもの。
37	2008年10月1日	個人情報保護制度と学校図書館活動−教育指導目的での貸出記録の利用・コンピュータ方式での貸出記録の返却時消去・図書委員による貸出事務の是非をめぐって	『日本語日本文学研究』第13巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	神奈川県立高校の学校図書館担当者(学校司書)を対象として実施したアンケート調査と、研修会での討論結果をもとに、個人情報保護制度と学校図書館における貸出記録の管理、利用方法の是非を考察したもの。
38	2008年12月13日	国語教育と学校図書館−調べ学習支援における国語教育の可能性	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第12号	2008年に告示された「新しい学習指導要領」をもとに、国語科と調べ学習の関係を整理し、学校図書館を活用した調べ学習に必要となる基礎的な能力を国語科で育成することを提案したもの。
39	2009年1月1日	読書指導と学校図書館の望ましい関係―貸出記録は読書指導の資料となりうるか？	『月刊国語教育』(東京法令出版)2009年1月号	学校での読書指導における注意点を、知る自由、プライバシー保護、個人情報保護との関わりから概説したもの。自治体の個人情報保護制度についても触れる。
40	2009年2月1日	改訂版「貸出五条件」の解説 ―新しい五つの条件と逐条解説改訂案の報告	『がくと』(学校図書館問題研究会)vol.24	学校図書館問題研究会兵庫支部会員とともに作成した改訂版貸出五条件の内容と、改訂のポイントを報告したもの。特に、web2.0時代の図書館システムの是非と貸出記録の教育利用問題を考える上での指針として貸出五条件を位置づける必要性について議論。
41	2009年3月1日	『「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」解説』・「外部とは」に対する学校図書館担当者の見解−読書指導における貸出記録の取り扱いに関するアンケート調査より−	『日本語日本文学研究』第13巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	学校図書館におけるプライバシー保護の在り方について、日本図書館協会図書館の自由委員会の見解を記した『「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」解説』の内容に対する学校司書85名へのアンケート調査結果の報告したもの。曖昧な定義、用語の使用により、読み手によって解釈が異なることなどを指摘。
42	2009年5月1日	学校図書館担当者養成を意識した著作権学習	『学校図書館』(全国学校図書館協議会)2009年5月号	司書資格課程の著作権学習の中心は公共図書館との関わりが中心であり、学校図書館との関わりは十分に取りあげられていない。本稿では、司書資格課程科目「レファレンスサービス演習」において筆者が取り入れている、学校図書館担当者の養成を意識した、実践的な著作権学習の在り方を紹介する。(pp.39−42)
43	2009年9月30日	個人情報保護制度における「貸出記録」の位置付け	『図書館学』(西日本図書館学会)第95号	各自治体における個人情報保護制度において、公共図書館と学校図書館の貸出事務はどのように位置付けられているのか。北海道から沖縄までの全78自治体を対象とする観察調査、インタビュー調査の結果を報告し、制度上の問題点と思想信条の収集制限規定との関わりについて考察する。(pp.18-29)
44	2009年10月1日	「調べ学習」における学校図書館担当教員の支援状況に関する調査−沖縄県立高等学校の司書教諭・図書館主任・図書館係教諭を対象として−	『日本語日本文学研究』第14巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	新学習指導要領における調べ学習の位置づけをふまえて、沖縄県内の公立高校で勤務する司書教諭、図書館主任等へのアンケート調査の結果を分析し、調べ学習の展開における学校司書の役割について考察したもの。
45	2009年12月13日	学校教育と著作権−調べ学習支援における著作権(引用)教育の必要性を中心に	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第13号	調べ学習と著作権法との関わりについて、特に「引用」に関するルールを手がかりに考察し、沖縄県内の公立小中学校の教職員を対象とするアンケート調査結果をもとに、著作権法の専門家としての学校図書館担当者(主に学校司書)の役割を明らかにする。(pp.118-124)
46	2010年7月1日	個人情報の保護と図書館の自由：学校図書館を中心に。公共図書館、大学図書館に及ぶ	『図書館界』Vol.62, No.2	図書館の自由と個人情報保護の関係について、特に貸出記録を返却後も保有することの違法性を考察。各自治体の個人情報保護条例の「思想信条の収集制限」を手がかりに、学校図書館、公共図書館、大学図書館での貸出記録の管理方法について言及。(pp.95-101)
47	2010年10月1日	調べ学習における学校図書館担当者の支援・指導状況に関する調査−沖縄県内の小中学校司書を対象とするアンケート調査から−	『日本語日本文学研究』第15巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	調べ学習における学校図書館担当者の役割について、司書教諭と学校司書の職務区分意識を確認するために実施した、沖縄県の小中学校司書約100名を対象とするアンケート調査の結果を分析したもの。調べ学習を力強く推進する上での学校図書館の機能と、それを担当するべき担当者としての学校司書の役割を考察する。
48	2010年12月13日	調べ学習における支援・指導業務に関する職務区分意識−沖縄県内の小中学校司書を対象とするアンケート調査から−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第14号	調べ学習における学校図書館担当者の役割について、司書教諭と学校司書の職務区分意識を確認するために実施した、沖縄県の小中学校司書約100名を対象とするアンケート調査の結果を分析したもの。調べ学習を実施する上での諸業務に対する職務区分意識を確認。望月道浩氏との共著。(pp.70-85)
49	2011年10月1日	研究ノート　漫画作品にみる図書館員の人物像−職業観・イメージの変化に注目して−	『日本語日本文学研究』第16巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	1965〜2010までに発表された、図書館が登場する漫画作品を対象として、そこに描かれる図書館員の人物像を、職業観という観点から分析したもの。年代ごとにイメージの変化、移り変わりがあるかどうかを考察。(pp.93-113)
50	2012年3月1日	研究ノート　漫画作品にみる図書館員の人物像−人生観・恋愛観に注目して	『日本語日本文学研究』第16巻第2号(沖縄国際大学総合文化学部)	1965〜2010までに発表された、図書館が登場する漫画作品を対象として、そこに描かれる図書館員の人物像を、人生観、恋愛観に注目して分析したもの。非生産的、消極的といったイメージがある一方で、恋愛に関するイメージでは、「ライバル」「憧れ」「萌え」といったイメージもあり、多様性が見られることを指摘。(pp.17-42)
51	2012年9月25日	貧困と図書館―山谷・釜ヶ崎の福祉施設内の読書サービスから見えてくること	『現代の図書館』vol.50,no.3	東京・山谷と大阪・釜ヶ崎といった「寄せ場」地区での図書館サービスの現状をレポートしたもの。1990年代に実施した実態調査との比較を通じて、予算削減、高齢化、生活保護層の増加などの変化を背景として、貧困層への関心が低下していることを指摘。(pp.163-174)
52	2012年10月1日	漫画の中の学校図書館と「図書館の自由」−「第3　図書館は利用者の秘密を守る」との関係性を考えるために−	『日本語日本文学研究』第17巻第1号(沖縄国際大学総合文化学部)	漫画作品の中に描かれた「図書館の自由」に関わる場面について、特に、「図書館の自由」の実践が難しいと言われる学校図書館における貸出記録の取り扱いに注目して、現実の図書館における課題を考察したもの。(pp.33-59)
53	2013年3月1日	沖縄県の公共図書館事情とその課題―設置率・基地・職員採用と専門性	『みんなの図書館』2013年3月号(教育史料出版会）	『図書館年鑑』等の統計データから沖縄県内の図書館事情を分析したもの。他府県と比較して、公共図書館の整備が遅れていると言われるが、データにはどのように表わされているのかを分析。沖縄県独自の問題として、戦争・基地との関わりと、住民自治の象徴である図書館との関わりについても触れる。(pp.46-50)
54	2013年3月31日	大学生の文献検索行動に関する考察―初年次学生を対象とするアンケート調査から	『九州地区大学図書館協議会誌』第55号(九州地区大学図書館協議会)	初年次の大学生(132名)向けに実施した文献検索ガイダンスで実施したアンケート調査をもとに、大学生の文献検索行動について、そのパターンと問題点を分析したもの。インターネットでの情報検索との混合によるキーワードの過剰化や基本的な検索方法に対する認知度の低さなどの問題があることを指摘するとともに、ガイダンスを充実させるためには授業の見直しを含むFD活動との連携が必要であることを述べる。(pp.3-7)
55	2013年12月13日	レファレンスサービスPR用ソフトウェアの制作　図書館の必要性・司書の専門性をアピールするために	『沖縄県図書館協会誌』第17号(沖縄県図書館協会)	公共図書館におけるレファレンスサービスのPRのために制作したFLASHアニメーションの有効性を検証するため、県内図書館関係者への聞き取り調査を実施、その結果をまとめたもの。仲間絵理氏との共著　(pp.43-51)
56	2016年3月28日	初年次大学生の文献検索行動に関する調査 (2012年度〜 2014年度)―OPAC検索におけるキーワード指定方法を手がかりとして―	『日本語日本文学研究』第20巻2号(沖縄国際大学)	大学1年生がOPACをどのようなキーワードを使って検索をしているのか、を調査・分析。図書館機能の活用につながる初年次学生向け文献ガイダンスのあり方を考える。
57	2016年11月1日	読書通帳サービスにおける貸出記録の利活用をめぐる課題―個人情報保護・図書館の自由との関わりに注目して	『情報の科学と技術』66巻11号(情報科学技術協会 INFOSTA)	読書通帳サービスには、履歴を残したいというニーズと図書館の理念との対立を解決する方法として評価できる面もあるが、これまでの貸出記録の利活用議論を生かしていない部分もあるように思われる。以上の問題意識の下で、導入事例のリソースや通帳の記載項目の分析、導入館への取材等をもとに課題を検討した。(pp.566-571)
58	2016年12月1日	司書資格課程における著作権学習―「情報サービス演習�T」におけるロールプレイ演習の報告―	『日本語日本文学研究』第21巻1号(沖縄国際大学)	筆者は、自身の司書課程の授業(情報サービス演習�T)において取り組んでいるロールプレイ演習の中で、著作権法に関わる理解度を問う問題を出題している。2016年度前期の授業での取り組みを報告するとともに、大学図書館での著作権法の運用に関する疑問を取り上げる。(pp.1-17)
59	2017年1月25日	大学図書館における著作権法の運用−学習支援・広報活動・展示活動に注目して	『専門図書館』第281号	大学図書館における著作権法の望ましい運用方法について、「学校図書館化」という観点から、学校図書館現場からの疑問・回答を手掛かりとして、展示・広報・複写サービスを中心に考察、提案する。(pp.27-33)
60	2017年3月23日	沖縄問題と「図書館の自由」―沖縄戦関係資料の取り扱いに注目して	『日本語日本文学研究』第21巻2号(沖縄国際大学)	沖縄の図書館における、沖縄戦関係資料の取り扱いついて、図書館現場へのアンケートを通して、近年の変化を明らかにする。沖縄戦の被害をリアルに伝える写真資料への提供制限要請が学校図書館を中心に広がりつつあることを指摘。(pp.1-17)
61	2017年9月29日	司書課程との連携によるレポートライティングサポート(文献検索支援)の試行―受講生へのアンケート調査をもとに―	『日本語日本文学研究』第22巻1号(沖縄国際大学)	筆者が勤務する大学で、司書課程との連携により実施しているレポートライティングサポート(文献検索支援パートについての、これまでの取り組みと課題を、受講生へのアンケート調査をもとにまとめた研究ノート。(pp.107-125)
62	2018年5月1日	社会と図書館　まちづくり・社会的包摂	『図書館界』Vol.70, No.1	「社会と図書館」をテーマとした、2010年代の図書館関係文献のレビュー。まちづくり、社会的包摂、子どもの居場所、ホームレス、といったキーワードから、2010年代を中心とした図書館界の研究動向をまとめる。(pp.11-21)
63	2019年3月27日	小中学校図書館における性的マイノリティ支援　性別情報の管理・利活用をめぐって	『日本語日本文学研究』第23巻2号(沖縄国際大学)	沖縄の小中学校図書館担当者(学校司書)を対象に実施たアンケート調査をもとに、最近話題になっている性的マイノリティ(LGBT)の子どもたちへの配慮が、図書館サービスの面でなされているか、を分析したもの。(pp.1-18)
64	2019年3月29日	学内生産資料はどこに行った？　個人情報保護法施行による影響とその後を考える	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第22号	勤務大学の図書館にかつて所蔵されていた、学部学生の卒業論文集、調査研究報告書等の所在について、個人情報保護法施行による、閲覧制限措置の決定後の状況を調査し、管理上の問題点を考察したもの。(pp.15-19)
65	2020年1月30日	研究ノート　図書館職員の研修参加実態とその課題―沖縄県内の公立公共図書館職員を対象としたアンケート調査より―	『日本語日本文学研究』第24巻1号(沖縄国際大学)	沖縄県内で公共図書館に勤務する職員立場どのような意識で図書館員向けの公的研修に参加しているのか、その参加動機と課題を雇用身分別に分析した研究ノート。(pp.41-53)
66	2021年1月30日	コロナ禍の公共図書館における来館記録の収集をめぐる課題―「図書館の自由」の観点から	『日本語日本文学研究』第25巻1号(沖縄国際大学)	コロナ禍での図書館の対応を「図書館の自由」の観点から分析、特に来館記録の収集の是非やその方法にみる問題点を指摘し、今後も起こりうる感染症対策としての来館記録の収集にみる課題を示した。(pp.1-19)
67	2021年12月15日	コロナ禍でのホームレスの公共図書館利用に関する私的レポート―支援ボランティアとしての交流をもとに	『図書館評論』no.62	学外研修制度を利用し、1年間の東京生活の中で、ボランティアとしてのホームレスの人たちとの交流の中から、図書館や読書、情報環境に関するニーズを見つめたレポート。図書館問題研究会第47回研究集会での報告を原稿化したもの。(pp.17-28)
68	2022年6月29日	学校図書館テキストにおける「図書館の自由」の位置づけ—「利用者の秘密を守る」の妥当性をめぐって—	『山本順一先生古稀記念集』(PUBFUN)	学校図書館専門職に関するテキスト(司書教諭、学校司書)における、「図書館の自由」の取り扱いについて、特に「利用者の秘密を守る」にかかわる宣言解説書との同一性を分析したもの。(pp.303-318)
69	2023年5月25日	第2章　学校図書館活動論	『塩見昇の学校図書館論　インタビューと論考』(日本図書館研究会)	学校図書館について根源提起な問いを追求し、その充実のための労を惜しまない研究者・塩見昇氏へのインタビュー記録をまとめ、研究グループによるその特徴を分析した論考を掲載。山口は「第2章　学校図書館活動論」の中の、学校図書館と図書館の自由をテーマとする部分を執筆。(pp.455-471)
70	2023年6月25日	総論・社会問題と図書館−「図書館の自由」と基本的人権との接点	『専門図書館』No.313	「特集　社会問題と図書館」の総論として、社会問題を人権問題ととらえ直し、基本的人権の保障と深く結びつく「図書館の自由」の観点から、図書館と人権問題との関わりを論じたもの。（pp.2-8）
71	2024年1月1日	戦争の当事者性は「図書館の自由」とどのように対立するのか？−「いま作り出すべきコンセンサス」とは何か？	『図書館界』Vol.75, No.5	誌上対話「地域社会において公共図書館が担うべき役割と責任」に寄せたもの。ロシア・ウクライナ戦争で表面化した戦時下の図書館・出版流通の諸問題について、日本社会が当事者となった場合に備えてどのようなコンセンサスが必要かを論じる。(pp.301-307)
72	2024年3月1日	研究ノート　「資料収集・提供の自由」に関する図書館員の意識――「町政を批判する資料」「旧統一教会関連団体からの寄贈資料」「拉致問題関連資料」の取り扱いをめぐって	『日本語日本文学研究』第28巻1号	2022年〜2023年にかけて図書館での資料収集・提供をめぐって起こった3つの出来事を取り上げ、アンケート調査結果をもとに、「図書館の自由」に対する図書館員の意識をリポートしたもの。(pp.61-71)

　

(2)　テキスト、学会発表・講演記録、エッセイなど

　

NO.	発表 年月日	タイトル	発表機関誌名等	内容
1	2000年2月10日	いろいろな図書館がある	『新・生活のなかの図書館』 (学文社)	図書館の種類と目的、それぞれの利用方法についてわかりやすく解説し、公共図書館、学校図書館、大学図書館、国立図書館、専門図書館における今後の図書館サービスの課題を論じる。
2	2001年4月1日	図書館を利用しよう	『でいご』2001年(沖縄国際大学図書館)	大学図書館の使い方。新入生向けのエッセイ。
3	2002年5月15日	司書教諭の役割	『学校経営と学校図書館』 (学文社)	平成15年より始まる司書教諭の設置義務化を前に、今後の学校図書館における司書教諭の役割について考察したもの。
4	2003年4月1日	大学図書館の使い方	『でいご』2003年(沖縄国際大学図書館)	大学図書館の使い方。新入生向けのエッセイ。
5	2003年11月8日	共同研究者所見	沖縄県高教祖第36次教育研究集会	沖縄県高教祖第36次教育研究集会における共同研究者としての所見。高校における朝の読書の取り組み、先進的な利用指導のレポートに対する意見を述べる。
6	2004年3月1日	放送が禁止された歌−沖縄県内放送メディアにおける歌謡曲自主規制の現状と課題−	『文化情報学研究』第2号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	沖縄県内における歌謡曲の自主規制の現状を調査、その問題点を指摘したレポート(共著)。
7	2005年3月1日	東京・山谷地区における図書館活動−その歴史と課題(1)	『文化情報学研究』第3号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	東京台東区と荒川区にまたがる「山谷地区」における公共図書館活動の歴史と現状を調査。寄せ場労働者への図書館サービスの課題を考察する。図書館情報大学修士論文を一部改めて掲載。
8	2005年3月31日	東京・山谷地区における図書館活動−その歴史と課題(2)	『文化情報学研究』第4号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	大阪「釜ヶ崎地区」、横浜「寿地区」での図書館活動との比較を通じて、「山谷地区」における公共図書館活動の課題を考察。図書館情報大学修士論文を一部改めて掲載。
9	2005年4月1日	大学図書館を活用しよう	『でいご』2005年(沖縄国際大学図書館)	大学図書館の使い方。新入生向けのエッセイ。
10	2005年10月22日	学校図書館における読書記録の管理方法に関する調査−貸出記録の消去をめぐる問題を中心に−	『日本図書館情報学会，三田図書館・情報学会合同研究大会発表要綱』2005	図書館が管理する貸出記録は、資料の返却後、速やかに消去するべきであると考えられている。学校図書館員は貸出記録の管理方法についてどのように考えるのか？ 上記学会の発表要綱。
11	2005年12月13日	大学図書館における個人情報・プライバシー保護−2005年度私立大学図書館協会西地区部会総会講演報告−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第9号	西地区(愛知県以西)の私立大学図書館に対するアンケート調査をもとに 、2005年4月より本格施行された個人情報保護法と私立大学図書館の関わりについて、特に貸出記録の取り扱いに関する現状を明らかにすると共に、今後の課題を考察したもの。講演内容をまとめるとともに、県内大学図書館の課題について、若干の考察を加えている。
12	2005年12月13日	座談会・非正規職員からみた沖縄県の学校図書館	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第9号	沖縄県の非正規学校司書は、近年の学校図書館雇用問題をどのように考えているのか。座談会形式で報告。司会と記録を担当。
13	2005年12月13日	座談会・非正規職員からみた沖縄県の公共図書館	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第9号	沖縄県の公共図書館で働く非正規司書は、近年の図書館行政をどのように考えているのか。座談会形式で報告。司会と記録を担当。
14	2006年3月1日	沖縄県学校図書館における雇用問題−司書教諭配置義務化後の変化と今後の望ましい職員配置について−	『文化情報学研究』第5号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第9号と『日本語日本文学研究』第10巻第1号に掲載した学校図書館の雇用問題調査論文を1つにまとめ、加筆、修正したもの。
15	2006年11月1日	学校図書館における貸出記録の消去について	『学図研ニュース』2006年11月1日号	学校図書館問題研究会に入会した理由。学校図書館において貸出記録が保有されている状態について問題提起。
16	2006年12月13日	座談会・正規職員からみた沖縄県学校図書館の雇用問題	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第10号	沖縄県の正規学校司書(小中学校)は、近年の学校図書館雇用問題をどのように考えているのか。座談会形式で報告。司会と記録を担当。
17	2006年12月13日	公共図書館におけるレファレンスサービスの課題−「レファレンスサービス演習」の取り組みから−	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第10号	課題解決型図書館においてますますその充実が期待されているレファレンスサービス。司書課程受講生はレファレンスサービスについてどのような魅力を感じているか？、また現場のサービスをどのように評価しているか？、授業での取り組みを報告するとともに、現代の沖縄県公共図書館サービスの課題を探る。
18	2007年3月1日	非正規規職員がみた指定管理者制度−沖縄県公共図書館における雇用問題	『文化情報学研究』第6号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	指定管理者制度の是非を論じるためには、図書館現場の非正規職員、有資格者がどのようにこの問題を受け止めているか、ということを把握する必要があるだろう。沖縄県内の図書館非正規職員へのインタビュー調査結果について中間報告を行い、今後の調査の方向性、方法について検討する。(共著P125−148)
19	2007年4月2日	大学図書館を活用しよう	『でいご』2005年(沖縄国際大学図書館)	大学図書館の使い方。新入生向けのエッセイ。(p.7)
20	2007年4月30日	学校図書館における個人情報・プライバシー保護-「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件」の再検討-	『学校図書館問題研究会第5回研究集会「図書館の自由」を考えよう！記録』	2007年2月に東京にて開催された学校図書館問題研究会研究集会での発表内容を記録としてまとめたもの。質疑応答、参加者による討論記録も掲載。(P34-P72)
21	2007年10月30日	学校図書館と「読書の自由」―貸出記録の教育的利用問題を中心に―	『第93回全国図書館大会東京大会要綱』	2007年10月に東京にて開催された全国図書館大会学校図書館分科会での発表要旨をまとめたもの。(P59-P62)
22	2007年12月25日	学校図書館と「読書の自由」―貸出記録の教育的利用問題を中心に―	『学校図書館部会報』(日本図書館協会学校図書館部会)No.27	学校図書館が管理する貸出記録を教育的に利用することの是非について、｢読書の自由｣というフィールドにおいてどのように議論されてきたのかを整理するとともにその問題点を分析し､今後の課題を明らかにしたもの。全国図書館大会の記録。質疑応答も掲載。(P13−23)
23	2008年3月1日	学校図書館と個人情報保護条例−神奈川県立高等学校図書館を対象として	『文化情報学研究』第7号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	個人情報保護に先進的に取り組んできた神奈川県立高校図書館関係者が、学校図書館における個人情報保護のあり方についてどのように考えるのかを明らかにするために、アンケート調査を実施し、神奈川県個人情報保護条例の解釈にみる疑問点を考察したもの。(P89-114)
24	2008年3月1日	公共図書館サービスと著作権法−著作権保護からみた図書館司書の専門性	『文化情報学研究』第8号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	公共図書館における様々な活動と著作権法がどのように関わっていくべきなのか、という問題意識の下で、沖縄県公共図書館連絡協議会資料部会の協力を得て、図書館現場が抱える諸問題を、筆者への「質問」という形で募り、それらの質問への回答を作成することで、公共図書館における著作権保護の望ましいあり方について考察したもの。(P37−56)
25	2008年3月31日	地域文化情報の収集と整理−県内図書館への民話絵本の寄贈の試み−	『ゆいベース・エル年報』第5号	沖縄に伝わる民話、昔話を子ども向けの内容にアレンジし、絵本として編集して県内の公共図書館、学校図書館に寄贈するという授業での取り組みを報告したもの。(P1-28)
26	2008年7月1日	漫画作品にみる図書館員のイメージ―図書館員の職業観と人物像	『学図研ニュース』第264号　2008/7/1号	1960年代〜2000年代までの1897作品を対象として、漫画作品にみる図書館員のイメージについて、職業観と人物像を中心に紹介したもの。
27	2008年8月1日	「司書教諭に期待される活動・果たすべき役割」	『学校経営と学校図書館』第2版(学文社)	第7章 (第1節、第2節担当)　司書教諭の役割について、学習指導との関わりから、全般的にまとめたもの。
28	2008年9月1日	改訂版「貸出五条件」の解説―新しい五つの条件と逐条解説改訂案の報告―	『学図研ニュース』第266号　2008/9/1号	学校図書館問題研究会兵庫支部との共著。貸出五条件の改訂案を検討資料としてまとめたもの。
29	2008年9月1日	沖縄県の学校司書配置状況とその課題	『学図研ニュース』第266号　2008/9/1号	沖縄県内の小学校、中学校、高校の司書採用状況を紹介し、今後の課題を簡単にまとめたもの。
30	2009年3月1日	｢自由宣言｣にみる読書指導と プライバシー保護の関係−沖縄県中部学校図書館協議会総会・講演記録−	『文化情報学研究』第9号(沖縄国際大学文化情報学研究室)	沖縄県中部学校図書館協議会総会での講演記録をまとめたもの。学校図書館におけるプライバシー保護の在り方について、日本図書館協会図書館の自由委員会の見解を記した『「図書館の自由に関する宣言1979年改訂」解説』の内容を紹介するとともに、その見解に対する学校司書の理解度と問題意識を確認。
	2009年4月1日	沖縄国際大学図書館講演会のご案内　 大城善盛先生「学校図書館と読書指導」のご紹介	『でいご　沖縄国際大学図書館報』第43号(2009年)	沖縄国際大学図書館が年に数回実施ている講演会の紹介。2008年夏に実施した大城善盛先生の講演会の内容を報告したもの。(p.6)
31	2009年9月1日	書評　占領下日本の学校図書館改革 : アメリカの学校図書館の受容	『図書館界』2009年9月号（61巻3号）	中村百合子氏の『占領下日本の学校図書館改革―アメリカの学校図書館の受容』についての書評。
32	2009年11月30日	学校図書館とプライバシー保護　―貸出記録は読書指導の資料として活用してもよいのか？―	『府立高校学校図書館勉強会ニュース』2009年11月号	学校図書館における貸出記録の取り扱いについて、読書指導との関わりを中心に、望ましい在り方を提案したもの。貸出記録は生徒のプライバシーに属するものであり、読書指導の資料としては十分ではないことを問題提起。
33	2010年1月31日	『プライバシー保護』の問題をもう一度真剣に議論を！	『府立高校学校図書館勉強会ニュース』2010年1月号	11月号での問題提起を受けて報告された事例をふまえて、学校図書館におけるプライバシー保護を実現するには、専任の司書の配置が必須であることを述べる。
34	2010年6月20日	学校図書館問題第7回研究大会「学校図書館に必要な職員像と制度を考える−学校司書の実践を通して−」報告	『ぱっちわーく』No.205	学校図書館問題第7回研究大会として開催された、学校図書館に求められる職員像を考えるための研究集会の議論内容と今後の課題をレポートしたもの。田村修氏との共著。
35	2010年9月1日	沖縄県の学校司書配置・採用状況	『学図研ニュース』第295号　2010/9/1号	沖縄県内の小学校、中学校、高校の司書採用状況を紹介し、今後の課題を簡単にまとめたもの。
36	2010年8月20日	日本の民主教育―教育研究全国集会2009報告集	大月書店	第23分科会「文化と創造」の分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.255-263)
37	2010年12月13日	学校図書館・学校司書の可能性-日本図書館研究会九州ブロックセミナー座談会報告	『沖縄県図書館協会誌』第14号	2010年9月6日に開催された、日本図書館研究会九州ブロックセミナーでパネルディスカッションを再構成したもの。元朝暘第一小学校司書五十嵐絹子氏と沖縄県内の学校図書館司書との座談会をレポート。呉屋美奈子氏との共同構成。
38	2010年12月13日	菜の花文庫に行ってきました〜主催者・山川喜美子さんに聞く〜	『沖縄県図書館協会誌』第14号	大宜味村にオープンした家庭文庫を紹介した記事。沖縄県内の地域文庫活動の意義について考える。
39	2010年12月13日	琉米文化会館のこどもの本（沖縄県立図書館所蔵）から考える図書館のあり方	『沖縄県図書館協会誌』第14号	2010年9月に開された「「琉米文化会館の子どもの本が語るもの」(沖縄地域児童文庫連絡協議会20周年記念行事)を報告。子どもの文化と図書館政策の関係を考える。
40	2010年12月27日	ナイターH「職員問題を考えるプロジェクトチーム」と考えよう　記録	『がくと』Vol.26	学校図書館問題研究会第26回大会でのナイターHの記録をまとめたもの。(pp106-107)
41	2011年1月1日	九州ブロックセミナー報告「学校図書館・学校司書の可能性」	『図書館界』2011年1月号	沖縄にて初めて開催された、九州ブロックセミナー「学校図書館・学校司書の可能性」の報告。（p.369)
42	2011年1月1日	連載・図書館ノート1 図書館と貧困	『みんなの図書館』2011年1月号	公共図書館におけるホームレス問題を取りあげた漫画作品を紹介し、1990年代末に実施した東京都の調査を振り返る。ワーキングプアが図書館界にも押し寄せる中で、過去の認識が変化しているのではないかと指摘。(pp.38-40)
43	2011年2月1日	貸出記録を活用した新しいサービスの可能性について	『学図研ニュース』第300号　2011/2/1号	図書館の自由と学校図書館に関する特集の1つとして、システム研究者・當山仁健氏へのインタビューをまとめたもの。貸出記録を活用した図書館システムの可能性について考える。(pp.2-5)
44	2011年2月1日	連載・図書館ノート2 授業でこんな本を紹介してよいのでしょうか	『みんなの図書館』2011年2月号	「図書館の自由」を説明する授業での「自殺マニュアル」などの「悪書」のとりあげ方について、学生の心理状態に配慮する視点が必要であることを考える。(pp.65-67)
45	2011年3月1日	連載・図書館ノート3 図書館を連想する着メロは何がいい？	『みんなの図書館』2011年3月号	「図書館」というキーワードが登場する歌謡曲(歌詞)の調査結果を紹介。図書館の本質的な機能が描かれている作品がある一方で、ブックカードがロマンスのアイテムとして使われた作品があることにも触れる。(pp.39-42)
46	2011年4月1日	連載・図書館ノート4 図書館の自由、わかったつもり	『みんなの図書館』2011年4月号	「図書館の自由に関する宣言」の解説書にみる、学校図書館での貸出記録の取り扱いについて、特に教育的利用についての見解が読み取りづらいことを指摘。(pp.52-56)
	2011年4月1日	なぜ図書館司書になりたいのですか？	『でいご　沖縄国際大学図書館報』第45号(2011年)	新入生に向けた図書館活用法の紹介。司書志望の学生に向けた本の紹介として、図書館の仕事を取り上げたマンガ、戯曲も紹介。(p.5)
47	2011年5月1日	連載・図書館ノート5 「信頼関係」というマジックワード	『みんなの図書館』2011年5月号	前号に続いて、「図書館の自由に関する宣言」の解説書の問題点を考察。解説書の版を比較して、できるだけ手を加えずに論旨を転換したことが分かりづらさの原因であることを指摘する。(pp43-47)
48	2011年5月1日	パンフレット案解説 ※パンフレット「学びが広がる学校図書館」はこちら	『学図研ニュース』第303号　2011/5/1号	学校図書館問題研究会職員問題を考えるプロジェクトチームが検討してきた、職員配置をアピールするためのパンフレットの原案をまとめたもの。(pp.19−24)
49	2011年6月1日	連載・図書館ノート6 あなたはなぜ司書になりたいのですか？	『みんなの図書館』2011年6月号	大学のAO入試での面接や司書資格課程の授業で聞いた、志望動機にみる社会性の欠如を指摘。そうした意識は図書館員として勤務した後も続いており、司書の専門性が認められないことの原因になっているのではないかと指摘。(pp.27-30)
50	2011年6月1日	書評　マンガはなぜ規制されるのか　「有害」をめぐる半世紀の攻防	『図書館雑誌』2011年6月号	長岡義幸著『マンガはなぜ規制されるのか　「有害」をめぐる半世紀の攻防』を取りあげた書評。本書の問題提起を手がかりに、最近の図書館界における資料収集規制との関わりについて考える。(p.309)
51	2011年6月20日	日本の民主教育―教育研究全国集会2010報告集	大月書店	第23分科会「文化創造と教育」での学校図書館活動に関すレポートのまとめを担当。(pp.278-280)
52	2011年7月1日	書評　図書館利用者と知的自由：管轄領域、方針、事件、歴史	『図書館界』2009年7月号（62巻2号）	根本彰、高鍬裕樹共著『図書館利用者と知的自由：管轄領域、方針、事件、歴史』を取りあげた書評。アメリカでの過去の問題と現代の日本の図書館と関わりについても触れる。(pp.204-205)
53	2011年8月1日	連載・図書館ノート7 沖縄の高校生が『図書館戦争』を読んだら	『みんなの図書館』2011年8月号	AO入試・推薦入試合格者に対して課している入学前課題感想文をもとに、沖縄の高校生が『図書館戦争』という作品を、特に「戦争」という部分にどのように反応して(注目して)読んだかを紹介。(pp.54-57)
54	2011年9月1日	連載・図書館ノート8 「NO」と言わない図書館(1)　著作権・トラブル・クレーマー？	『みんなの図書館』2011年9月号	図書館サービスの1つであるコピーサービスの中で、著作権法の解釈を巡るトラブルが急増していることに触れ、トラブル対応のロールプレイを取り入れた司書課程の授業の様子を紹介。(pp.46-50)
54	2011年9月1日	沖縄県の学校司書配置・採用状況	『学図研ニュース』第307号　2011/9/1号	沖縄県内の小学校、中学校、高校の司書採用状況を紹介し、今後の課題をまとめたもの。県の高校での採用再開の経緯を紹介。(pp.3-4)
55	2011年10月1日	連載・図書館ノート9 「NO」と言わない図書館(2)　トラブルの背景・サービスの分断	『みんなの図書館』2011年10月号	前号に続いて、著作権トラブルに対応するためのサービス演習の様子を紹介。トラブルの背景に、コピーサービスを図書館サービスの一部としてではなく、単独でしか捉えられない業務態勢があることを指摘。(pp.55-58)
56	2011年12月13日	座談会　学校図書館法改正・司書教諭配置義務化（2003年）以降の学校図書館―沖縄の図書館はどうかわったか？	『沖縄県図書館協会誌』第15号(沖縄県図書館協会)	沖縄県において司書教諭が配置されて10年近くが経過。その間の学校図書館の変化について、学校司書と司書教諭、それぞれの立場から意見交換したもの。構成を担当。(pp39-47)
57	2011年12月27日	ナイターA「職員問題を考えるプロジェクトチーム」と考えよう　PART2 　記録	『がくと』Vol.27	学校図書館問題研究会第26回大会でのナイターHの記録をまとめたもの。(pp.100-101)
58	2011年12月28日	日本の民主教育―教育研究全国集会2011報告集	大月書店	第23分科会「文化と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp277-280)
59	2011年12月1日	連載・図書館ノート10 「コクリコ坂から」の学校図書館　ブックカードにあの人の名前	『みんなの図書館』2011年12月号	スタジオジブリの最新作「ココリコ坂から」の原作漫画を参考に、漫画の中でよくあるパターンとして、学校図書館でのブックカードの後追い読書が描かれている作品を紹介。(pp.39-43)
60	2012年1月1日	連載・図書館ノート11 やっぱりブックカードが好き　あの人と同じ本を読みたい！	『みんなの図書館』2012年1月号	学校図書館を舞台とする漫画作品では、ブックカードをきっかけとするロマンスが多く描かれている。その理由として、子どもたちが、プライバシーの保護よりも、出会いを求めているのではないか、ということを指摘。(pp.50-54)
61	2012年2月1日	連載・図書館ノート12 未来の世界の図書館　もしも「宇宙完全大百科」があったら？	『みんなの図書館』2012年2月号	国民的キャラクター「ドラえもん」の「生誕100年前」イヤーを記念して、原作1300話の中から、読書・図書館に関わるエピソードを漫画カットとともに紹介。未来の世界を描く物語ではあるが、未来の図書館はほとんど描かれていないことを指摘。(pp.42-46)
62	2012年3月1日	連載・図書館ノート13 夜明けの図書館　レファレンスサービスは夜明け前？	『みんなの図書館』2012年3月号	公共図書館のサービスとして注目されている「レファレンスサービス」が図書館現場でどの程度実施されているか、学生のレポートからその問題点を紹介したもの。(pp.53-57)
63	2012年4月1日	連載・図書館ノート14 夜明けの図書館(2) レファレンスはオーバースペック？	『みんなの図書館』2012年4月号	公共図書館でのレファレンスサービスの現状を学生のレポートをもとに評価。検索能力が低い、レファレンスサービスを知らない、といった問題点の背後に「オーバースペック」という認識があるのではないかと指摘。(pp.63-67)
64	2012年5月1日	連載・図書館ノート15 全国OPAC分布考 オーパックなのか？　オパックなのか？	『みんなの図書館』2012年5月号	図書館のオンライン目録であるOPACに「オパック」と「オーパック」という2つの呼び方があることについて、2つの呼び方が生まれた背景、原因を探る。方言説、短縮語の法測説などを紹介。(pp.56-60)
65	2012年6月1日	連載・図書館ノート16 貸出記録は読書指導の資料になりうるか？　ふぞろいな司書教諭テキストたち	『みんなの図書館』2012年6月号	学校図書館にける貸出記録の保護について、読書指導との関わりから考えたもの。司書教諭関係のテキストにおける記述がふぞろいであることを指摘。(pp.63-69)
66	2012年8月1日	連載・図書館ノート17 本を借りたら1ポイント?―量目的化する読書指導	『みんなの図書館』2012年8月号	武雄市立図書館が導入を進めている「本を借りたらTポイント」というサービスが量目的化をあおることを指摘、一方で、図書館界でも同様のサービスが行われてきたことを指摘。(pp.40-44)
67	2012年9月1日	連載・図書館ノート18 沖縄のことを書いてください―『大きな輪』と「アメリカのおかげ」	『みんなの図書館』2012年9月号	沖縄で図書館関係の仕事をする中で感じることを、平和・戦争・基地というキーワードから紹介。プロパガンダ雑誌『大きな輪』の公共図書館での取り扱い、学校図書館への司書配置と占領下政策との関係性などに触れる。(pp.36-40)
68	2012年10月1日	連載・図書館ノート19 図書館員はどう呼ばれてきたか？―おねえさん・オバちゃん⇒司書⇒国家資格	『みんなの図書館』2012年10月号	漫画コミックの中で図書館員がどのように呼ばれてきたか、その呼称から、司書という資格を必要とする職業であるかどうかというイメージの変遷を調べたもの。主に公共図書館と学校図書館を対象として分析。(pp.53-59)
69	2012年10月1日	「図書館の自由」と学校図書館	『学校図書館を考える全国連絡会 講演録』平成24年度	記念講演の記録。難しい問題が多いとされる学校図書館での「図書館の自由」の実践の在り方について、「利用者の秘密を守る」という項目を中心に、「図書館の自由に関する宣言」の解釈、司書教諭関係のテキストにみる記述のあいまいさなどを紹介。（pp.3−27）
70	2012年10月10日	沖縄の図書館・図書館学事情―基地問題との関わりから	『北の図書館』2012年10月号	沖縄に図書館司書課程の教員として赴任して感じたこと、考えたことをまとめたエッセイ。普天間基地がある宜野湾市の図書館事情、基地という政治的問題を背景として図書館学を教えることの意味を考える。(pp.2-4)
71	2012年10月20日	沖縄で図書館学を教えるということ・司書を育てるということ	『子どもと読書』2012年11・12月号	沖縄における図書館学教育のあり方を、基地問題との関わりから論じたエッセイ。県内図書館における基地関係資料の収集に対する課題を述べる。(pp.11-14)
72	2012年11月1日	沖縄の学校図書館の現状と問題点	『学図研ニュース』第321号　2012/11/1号	沖縄県内の小学校、中学校、高校の司書採用状況を紹介し、今後の課題をまとめたもの。小中学校での正規職員の比率が減少していること、非正規職員の雇用条件が悪化していることを報告。(p.22)
73	2012年12月1日	連載・図書館ノート20　 図書館の自由、あれこれ―家族構成・団体情報・領土認識批判	『みんなの図書館』2012年12月号(教育史料出版会）	図書館の自由をめぐる最新の事例を紹介、問題点を整理したもの。利用者のプライバシーとして家族構成(保護者名)を知ることに配慮は不要か？、団体の貸出利用実績を公表することで問題は生じないか、『国旗の絵本』問題をどう捉えるか、などの問題を取り上げる。(pp.40-45)
74	2012年12月13日	座談会　学校図書館と読書教育―読書に何を求めるか？・学力向上、司書評価、養護学校の現状	『沖縄県図書館協会誌』第16号(沖縄県図書館協会)	読書関連法の施行により、学校図書館の読書教育に注目が集まっている、沖縄県の小中学校、養護学校でどのような読書教育が行われているのか、求められているのか。県内の学校司書4名による対談。構成を担当。
75	2012年12月27日	分科会７「職員問題を考えるプロジェクトチーム」と学校図書館職員像を考える　記録	『がくと』Vol.28(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会第27回大会での第7分科会の記録をまとめたもの。学校図書館法改正を前に、司書の専門性とは何かを議論。
76	2012年12月28日	日本の民主教育―教育研究全国集会2012報告集	大月書店	第23分科会「文化と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。
77	2013年1月1日	連載・図書館ノート21　 「部落地名総鑑」を探してほしい―『大江戸今昔マップ』、『週刊朝日』報道	『みんなの図書館』2013年1月号(教育史料出版会）	図書館の自由の理念の１つである資料提供の自由を制限する事例として想定されている「部落地名総監」関係の資料の取り扱いについて、最近立て続けに起こっている3つの事例を紹介。(pp.56-61)
78	2013年2月1日	連載・図書館ノート22　 領土と歴史、国家と個人−『こっきのえほん』と『20年間の水曜日』の共通点	『みんなの図書館』2013年2月号(教育史料出版会）	国家の領土認識、歴史認識と異なる2冊の本を日本図書館協会が選定図書としたことへの「攻撃」が広がっていることを受けて、制度的な問題だけでなく、「図書館の自由」の観点から、この問題を考えることの必要性を訴える。(pp.56-61)
79	2013年3月1日	連載・図書館ノート23　 バラエティ番組と「図書館の自由」−プライバシー・レコメンド、怒り心頭？	『みんなの図書館』2013年3月号(教育史料出版会）	バラエティ番組の中で取り上げられた「図書館の自由」を考えさせられる事例を紹介。読書とプライバシーの関係、さらにレコメンド機能の是非について論じる。(pp.67-71)
	2013年4月1日	『23分間の奇跡』 と図書館　図書館司書をめざすあなたに読んでほしい1冊	『でいご　沖縄国際大学図書館報』第47号(2013年)	新入生に向けた図書館活用法の紹介、司書を目指す学生へのメッセージも。(p.6)
80	2013年4月1日	連載・図書館ノート24　 「ポルノ」を「知る自由」(1)　堺市立図書館・BL本排除騒動をめぐって	『みんなの図書館』2013年4月号(教育史料出版会）	堺市立図書館BL本問題について授業で取り上げた際の学生の反応を紹介。「自由宣言」の説明後も、「BLだけを区別するのはセクシャルマイノリティへの差別」と反対しつつも、「ポルノを理由として提供を制限することは問題ない」とする意見が多いことを指摘。(pp.64-70)
81	2013年5月1日	連載・図書館ノート25 「ポルノ」を「知る自由」(2)　BL本騒動を司書課程でどう教えたか？	『みんなの図書館』2013年5月号(教育史料出版会）	堺市立図書館BL本問題について、授業での学生の反応にたいしてどのように説明したか、を紹介した記事。ポルノを知る自由は、「図書館の自由」と無関係と割り切ってよいのか、これまでの図書館の自由の議論をふまえて考察。(pp.56-61)
82	2013年7月1日	連載・ 図書館ノート26 『ドラえもん』で考える「自主規制」 　クスリ・おねしょ・お肉はアウト?	『みんなの図書館』2013年7月号(教育史料出版会）	テレビアニメの自主規制基準の変化を考察。「ドラえもん」の同一エピソードを取り上げ、原作マンガと、1980年代初め版と2005年以降のリニューアル版を比較、薬系の道具が飲み物になっていたり、おねしょをギャグにしないような配慮がなされている、といった変化が起こっていることを紹介。(pp.51-58)
83	2013年8月1日	連載・図書館ノート27 The Children’s Story･･･ but not just for children　『23分間の奇跡』と図書館	『みんなの図書館』2013年8月号(教育史料出版会）	司書課程で学ぶ大学1年生におすすめの1冊として紹介した、『23分間の奇跡』を、「図書館の自由」にからめて紹介したもの。子どもの心を教育を通してコントロールすることの簡単さ、だからこそ多様な視点を与える図書館が重要と指摘。(pp.71-75)
84	2013年9月1日	連載・ 図書館ノート28 「人権侵害に直結する資料」の解釈　『大江戸今昔マップ』問題のその後を追って	『みんなの図書館』2013年9月号(教育史料出版会）	2012年に問題になった『大江戸今昔マップ』の被差別部落地区特定問題のその後の、各図書館での対応を調査。自由宣言解説書の解釈に揺らぎがあることを指摘。(pp.49-54)
85	2013年9月1日	沖縄の学校図書館職員（学校司書）の採用状況と課題	『学図研ニュース』第331号　2013/9/1号(学校図書館問題研究会)	沖縄県の学校図書館で起こったこの1年間の変化を、特に採用状況に注目して報告したもの。(pp.2-3)
86	2013年11月1日	連載・図書館ノート29 誰だゲンにいちゃもんつけるのは　その時、沖縄の学校図書館では…	『みんなの図書館』2013年11月号(教育史料出版会）	島根県松江市の学校図書館で起こった、『はだしのゲン』の閲覧制限問題を取り上げる。学校図書館での禁書問題を取り上げたYA本、『誰だハックにいちゃもんつけるのは』の内容を紹介し沖縄の学校図書館で扱う、沖縄戦の被害を紹介した写真集などの扱いもからめて問題点を考察。(pp.48-52)
87	2013年11月1日	「はだしのゲン」と「学校図書館の自由」	『月刊女性＆運動』2013年11月号	島根県松江市の学校図書館で起こった、『はだしのゲン』の閲覧制限問題を取り上げ、「自由宣言」を紹介しつつ、どの様な対応が望ましいかを考察したもの。(pp.32-33)
88	2013年11月1日	沖縄の図書館と「図書館の自由」	『図書館九条の会　図書館九条の会十周年記念号』No.10	沖縄の図書館の歴史・発展を、「基地問題」という視点からとらえて報告。騒音被害による設置場所の限定、合併のむずかしさなど、図書館への影響は小さくないことを指摘。(pp.16-19)
89	2013年11月21日	特別報告　学校図書館における貸出履歴の取り扱いをめぐる論点整理　「読書指導」という名のレコメンドをどう捉えるか？	『第99回　全国図書館大会福岡大会要綱』（日本図書館協会）	全国図書館大会での報告内容をまとめたもの。サービス向上のため、貸出記録の利活用が求める動きがある一方で、返却後の記録消去をうたってきた「図書館の自由」の理念との対立が起こっている。学校図書館では貸出記録の利活用はどのように考えられてきたかを紹介。(pp.87-89) ※大会当日の資料はこちら。
90	2013年12月1日	連載・図書館ノート30 可視化する格差　武雄・スタバ・コーヒー・300円	『みんなの図書館』2013年12月号(教育史料出版会）	武雄市図書館を訪問した際に感じたことをレポートしたもの。コーヒーを飲むことができる利用者とできない利用者の「格差」が、公共の空間である図書館で可視化されることへの違和感を述べる。(pp.66-69)
91	2013年12月13日	キャリアアップに使える図書館の条件　教員免許＋司書教諭資格取得奮戦記のようなもの	『沖縄県図書館協会誌』第17号(沖縄県図書館協会)	「使える!図書館」という特集テーマに合わせて、自身の図書館体験をまとめたもの。社会人になってから通信課程で教員免許を取得した際に、図書館機能を活用したことを振り返る。(pp.30-34)
92	2013年12月13日	「デジタル時代を生き抜く！　情報リテラシーの育成」が語りかけるもの	『沖縄県図書館協会誌』第17号(沖縄県図書館協会)	沖縄県図書館協会調査研究部会としても協力した講演会のレポート。呉屋美奈子氏との共著(pp.40-42)
93	2013年12月25日	司書課程における学校図書館担当者養成の可能性と課題	『がくと』Vol.29(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会第29回島根大会分科会での発表をまとめたもの。司書資格課程において、学校担当者(学校司書)を養成する場合、どのような方法があるか(司書教諭課程との連動)、さらにどのような科目が不足しているか、を報告。
94	2013年12月26日	日本の民主教育―教育研究全国集会2013報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.272-273)
95	2014年1月1日	連載・図書館ノート31 レコメンドは何を目指すのか？　楽曲レコメンドビジネスはじまる	『みんなの図書館』2014年1月号(教育史料出版会）	図書館でのレコメンドサービスに先駆けて、エイベックスが開始した音楽レコメンドサービスを紹介。図書館での実現性と、問題点を考えたもの。書店のレコメンドと同じ機能を実現するべきか、あらゆる立場の本を幅広く紹介する図書館の書架機能とレコメンドとの根本的な違いを考える。(pp.67-71)
96	2014年2月1日	連載・図書館ノート32　 ホテルに聖書がある理由　学校図書館に『はだしのゲン』しかない理由	『みんなの図書館』2014年2月号(教育史料出版会）	学校図書館での過去の禁書問題の事例を、国内の文献から紹介。「図書館の自由」の考えでは両方の立場の本を提供するとなっているが、思想的に「子どもは何も知らなくてよい」とする立場もあり、そもそも子ども向けの資料がないという現実の問題もあることを指摘。(pp54-57)
97	2014年2月28日	特別報告　学校図書館における貸出履歴の取り扱いをめぐる論点整理　「読書指導」という名のレコメンドをどう捉えるか？	『第99回　全国図書館大会福岡大会記録』（日本図書館協会）	全国図書館大会での報告内容をまとめたもの。サービス向上のため、貸出記録の利活用が求める動きがある一方で、返却後の記録消去をうたってきた「図書館の自由」の理念との対立が起こっている。学校図書館では貸出記録の利活用はどのように考えられてきたかを紹介。(pp.104-106) ※大会当日の資料はこちら。
98	2014年3月1日	連載・図書館ノート33　 葬儀に茶色い靴　40年間、誰も使わなかった百科事典	『みんなの図書館』2014年3月号	グーグルVS図書館、という対立構造がよく指摘されるが、インターネットがなかった頃と今では圧倒的に「調べる」ことへ興味を持つ人が増えているという説を紹介。(pp.65-68)
99	2014年4月1日	連載・図書館ノート34　 大学生はなぜ本を探せないのか？　へんなキーワード、NDCの存在、図書館員の不在	『みんなの図書館』2014年4月号(教育史料出版会）	大学生へのOPACの使い方を授業で取り上げる中で感じた、学生の検索能力の低さを紹介。アンケート結果をもとに、OPACを「○○とは？」「○○について」など、Googleと同じように、フレーズで検索する学生が一部存在することを指摘。(pp.75-79)
100	2014年5月1日	心に残る図書館マンガ・いま読みたい図書館マンガ	『みんなの図書館』2014年5月号(教育史料出版会）	図書館・司書が出てくるマンガとして、『夜明けの図書館』『図書館の主』『草子ブックガイド』など、最近の作品を紹介。(pp25-31)
101	2014年5月18日	これからの学校図書館担当職員に求められる役割・職務及びその資質能力の向上方策等について（報告）を読む」	『ぱっちわーく』2015年5月18日号	学校司書法制化を前に有識者会議にて作成された報告書の内容についての感想をレポートしたもの。学校司書の教育的な働きについて評価できる部分と、課題と感じる点を述べる。　(pp.14-16)
102	2014年6月1日	連載・図書館ノート35　 佐村河内騒動が問いかけるもの　ウソ本のなかのプライバシー・同僚性	『みんなの図書館』2014年6月号(教育史料出版会）	「図書館の自由」の考えでは、利用者の秘密は守るが、本の中のプライバシーは守られていない。佐村河内騒動で問題となった児童書について、図書館はどう考えるべきか、問題提起したもの。(pp.59-63)
103	2014年8月1日	連載・図書館ノート36　 『アンネの日記』破損事件は「図書館の自由」を試している	『みんなの図書館』2014年8月号(教育史料出版会）	2014年初頭におこった、『アンネの日記』破損騒動での図書館界の対応について、「図書館の自由」という立場がないがしろにされたのではないか、と指摘。『アンネの日記』が「素晴らしい内容だから破損してはならない」という論調は、「素晴らしくない物は破損してよい」という論調と一体なのではないか、と投げかける。(pp.77-81)
104	2014年8月1日	各地のたより 第5回 九州地区図書館非正規職員交流会in鹿児島 レポート : 鹿児島発	『みんなの図書館』2014年8月号(教育史料出版会）	2014年5月に開催された、「きゅうひこう」の集いをレポートしたもの。非正規職員問題に取り組んでいる福岡市、鹿児島市の様子を紹介。(pp82-84)
105	2014年9月1日	沖縄の学校図書館と学校司書の状況	『学図研ニュース』第343号　2014/9/1号(学校図書館問題研究会)	沖縄県の学校図書館で起こったこの1年間の変化を、特に採用状況に注目して報告したもの。(pp.24-25)
106	2014年9月1日	連載・図書館ノート37　 図書館をめぐる意外なこと　プライバシーと悪魔の証明	『みんなの図書館』2014年9月号(教育史料出版会）	大学の司書課程の授業で「図書館の自由」を最初に取り上げるときに学生が意外に感じる点を紹介。「司書になってよい本を利用者にすすめたい」「貸出記録はプライバシーだから守る」という考え方について、「図書館の自由」からみた問題点を指摘。(pp.69-73)
107	2014年10月1日	連載・図書館ノート38　 本が人を殺すとき　佐世保・バトルロワイアル・人体解剖図	『みんなの図書館』2014年10月号(教育史料出版会）	2014年7月に起こった、長崎県佐世保市での高校生による同級生殺害事件の背景に本の存在があったことを指摘。さらに、同市での過去の事件を振り返りつつ、子どもに悪影響を与えるとされる本を学校図書館がどう扱うべきか、授業での学生との議論を紹介。(pp.56-61)
108	2014年12月1日	連載・図書館ノート39　 セクシュアルマイノリティと図書館　岐阜・同性愛関係資料盗難事件から考えたこと	『みんなの図書館』2014年12月号(教育史料出版会）	セクシュアルマイノリティの人たちが、図書館利用において抱えている問題点を、当事者のエッセイなどから取り上げる。プライバシーを守るために図書館ができることはないかを考察。(pp.49-54)
109	2014年12月1日	学校図書館法改正(学校司書の法制化)が養成課程に及ぼす影響―沖縄の大学で考えたこと	『学図研ニュース』第346号　2014/12/1号(学校図書館問題研究会)	学校司書法制化を受けてこれから検討されていくことになっている、学校司書養成課程について、地方大学からみた懸念、要望をまとめたもの。
110	2014年12月13日	沖縄国際大学図書館でのレポートライティング支援事業の課題　「九州大学附属図書館による自律的学習支援体制の構築」に学ぶ	『沖縄県図書館協会誌』第18号(沖縄県図書館協会)	勤務大学でスタートしたレポートライティングサポート事業の現状と問題点を報告。九州大学附属図書館での実践を取材し、課題を検討したもの。糸数日菜子氏との共著。(pp.70-76)
111	2014年12月13日	講演記録　インフォプロと図書館の新たな役割・米国図書館協会の取り組み〜Libraries Change Lives	『沖縄県図書館協会誌』第18号(沖縄県図書館協会)	平成 26 年 7 月 に、浦添市男女共同参画推進ハーモニーセンターにて行われた、米国図書館協会(ALA)前会長、バーバラ・K・ストリプリング博士の講演会をレポート、沖縄の図書館の課題を考察したもの。(pp77-79)
112	2014年12月13日	宜野湾市立中央公民館図書室に期待すること　図書室 司書・上原千佳さんに聞く	『沖縄県図書館協会誌』第18号(沖縄県図書館協会)	沖縄県宜野湾市の中央部にある公民館図書室のレポート。小規模施設ながらも市民に愛されていること、公共図書館とのネットワーク化などの課題を紹介。(pp.98-103)
113	2014年12月28日	ナイターF「人」 の配置に関する情報交換　記録	『がくと』Vol.30(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会全国大会でのナイターの記録をまとめたもの。学校司書法制化を受けて、各地で起こっているいろいろな動きを紹介。(pp.107-108)
114	2014年12月28日	日本の民主教育―教育研究全国集会2014報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。
115	2015年1月1日	連載・図書館ノート40　 セクシュアルマイノリティと図書館�A　異常性欲・性的倒錯・ホモの見分け方	『みんなの図書館』2015年1月号(教育史料出版会）	前号に続いて、セクシュアルマイノリティと図書館との関わりを考察。プライバシーを守ること＝セクシュアルマイノリティの存在が恥ずかしいことというメッセージを与えないように、図書館が何をするべきか、を考える。家族へのサポート、セクシュアルマイノリティに理科る職業として司書はどう映っているか、などを考える。(pp.51-56)
116	2015年2月1日	連載・図書館ノート41　 本にはさまっているもの 忘れものをめぐるいくつかのエピソード	『みんなの図書館』2015年2月号(教育史料出版会）	本の中に挟み忘れられるいろいろなアイテムを紹介。お札、ハガキ、レシート・・・など。司書を目指す学生から「図書館の本は汚くて触れない」という相談があったことも紹介。(pp.50-53)
117	2015年3月1日	連載・図書館ノート42　 嫌韓本、どうしてますか？　学生選書フェアでの出来事	『みんなの図書館』2015年3月号(教育史料出版会）	昨年から問題になっている嫌韓本、ヘイト本の図書館での取り扱いについて、勤務大学でのエピソードも交えて考察。(pp.52-55)
118	2015年4月1日	連載・図書館ノート43　 大学入試をめぐるエピソード　司書課程教員の仕事	『みんなの図書館』2015年4月号(教育史料出版会）	非正規化が進む図書館。格差が広がる社会。司書を目指して膨大な借金を抱えて入学する大学生を前に、司書課程の教員は何を感じているのか、問いかける。(pp.50-53)
119	2015年4月1日	図書館の自由からみた学校図書館法改正	『図書館雑誌』2015年5月号	2015年4月から施行された、改正学校図書館法の問題点を「図書館の自由」の観点から述べたもの。選書を含めた、学司書の自由な教育活動が「掌る」職であることによって支えられることを指摘。(p.207)
120	2015年4月2日	［論壇］学校司書　正職員配置を／図書館教育充実へ必要条件	『沖縄タイムス』2015年4月2日朝刊	2015年4月1日からの改正学校図書館法施行を受けて、県内の学校図書館の現状と課題を指摘したもの。
121	2015年5月1日	連載・図書館ノート44 オミットされる「図書館の自由」　教育再生のなかの学校司書法制	『みんなの図書館』2015年5月号(教育史料出版会）	学校司書法制化をめぐって、安部教育再生の一環という位置づけをどう考えるか。教育再生の中で否定される、教育の多様性、寛容さと、図書館の自由は相容れるのか。今後検討される学校司書法制化においても「図書館の自由」がオミットされることを懸念。(pp.54-59)
122	2015年6月1日	図書館ノート45　沖縄の高校生が『図書館戦争』を読んだら・2015	『みんなの図書館』2015年6月号(教育史料出版会）	小説『図書館戦争』を読んだ沖縄の高校生の感想から、沖縄、戦争、図書館との関わりに注目した作文を紹介したもの。沖縄の高校生らしい図書館の役割への発見がみられることを指摘。(pp.47-51.)
123	2015年8月1日	図書館ノート46　図書館と「依存症」−本を読まないようにする方法	『みんなの図書館』2015年8月号(教育史料出版会）	「本ばっかり読んで心配」「本を読ませないようにするにはどうすればいい？、というある母親からの相談にどう答えることができるか。公共図書館にも広がりつつある「多読賞」との関わりから論じる。(pp56-60)
124	2015年8月1日	沖縄の学校図書館と学校司書の状況	『学図研ニュース』第354号　2015/8/1号(学校図書館問題研究会)	沖縄県の学校図書館で起こったこの1年間の変化を、特に採用状況に注目して報告したもの。(p.2)
125	2015年9月1日	図書館ノート47　「健全な教養」と「不健全な教養」　寺門ジモン的図書館用語	『みんなの図書館』2015年9月号(教育史料出版会）	「蔵書を所蔵」、「図書館司書」などなど、図書館の専門用語にみる、「重言」を紹介。学校図書館と「図書館の自由」の関わりにおいてネックとされる、学校図書館法の「健全な教養の育成」の意味を、図書館法との関わりから再検討する。
126	2015年10月1日	図書館ノート48　本を隠すだけの簡単なお仕事？　『絶歌』と「子どもへの悪影響」	『みんなの図書館』2015年10月号(教育史料出版会）	全国的に収集制限、提供制限が問題になっている、神戸連続児童殺傷事件の加害者手記について「子どもへの悪影響論」の是非に注目して、図書館での取り扱いを考える。(pp.50-54)
127	2015年11月1日	図書館ノート49　沖縄の新聞は「つぶさなあかん」？　公正中立の本当の意味	『みんなの図書館』2015年10月号(教育史料出版会）	資料収集、提供の自由の中の「公正・中立」というスタンスをどうとらえるべきか。沖縄の新聞は公正、中立ではないのか。百田尚樹氏の発言をもとに考える。(pp.58-62)
128	2015年12月1日	学校図書館と「図書館の自由」の親和性　資料収集・資料提供の自由を実践するために	『学校図書館が図書館である意味を考える　日常の活動から　第44回夏季研究集会群馬大会報告集』(日本図書館協会学校図書館部会)	日本図書館協会・学校図書館部会の夏季集会の講演記録。学校図書館における「図書館の自由」の実践について、特に資料収集・提供の自由が意味することを読み解きながら、実践を妨げる「誤解」の存在について考えていく。(pp.11-26)
129	2015年12月13日	ビブリオバトルを沖縄の図書館活動・読書推進にどう生かすか？―平成 27 年度沖縄県立図書館「図書館セミナー」の報告	『沖縄県図書館協会誌』第19号(沖縄県図書館協会)	2015 年 10 月 31 日(土)に沖縄県立図書館にて開催された「図書館まつり」内のイベント「図書館セミナー」のにて取り組んだ大学生によるビブリオバトルの様子と、沖縄の図書館への導入方法について論じたもの。望月道浩氏・山内久江と氏の共著。(pp.63-78)
130	2015年12月13日	宜野湾市立公民館図書室をアクティブに―学生によるプレゼンテーションの報告	『沖縄県図書館協会誌』第19号(沖縄県図書館協会)	司書課程受講生による宜野湾市立公民館図書室への提案をまとめたもの。(pp.79-90)
131	2015年12月15日	学校図書館への司書教諭の設置	『ガイドブック教育法』新訂版(三省堂)	教育関係法を学ぶ人向けのテキスト。学校図書館への司書教諭の配置、学校司書法制化と司書教諭との関係などを解説。(pp.276-277)
132	2015年12月25日	日本の民主教育―教育研究全国集会2015報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.275-276)
133	2015年12月25日	分科会9「学校司書の資格・養成について」記録	『がくと』Vol.31(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会全国大会での分科会の記録をまとめたもの。学校図書館法改正を受けて、議論が進む学校司書の資格養成課程の在り方を議論する前提として、学校司書の専門性について話し合った議論をまとめる。(pp.94-98)
134	2016年1月1日	図書館ノート50　A先生と赤川次郎の思い出　読書はなぜ大切なのか？	『みんなの図書館』2016年1月号(教育史料出版会）	仕事がらよく質問を受ける、読書の大切・意義について、中学校時代に出会った先生との思い出を通して考えてみる。(pp.59-63)
135	2016年2月1日	図書館ノート51　ガンになった父を図書館に連れていく　教科書的にはいかない医療健康情報サービス	『みんなの図書館』2016年2月号(教育史料出版会）	多くの公共図書館で取り組まれている医療健康情報サービスについて、個人的な体験をもとにその意義を考える。(pp.61-64)
136	2016年3月1日	図書館ノート52 本の値段がどんどん上がる　『亞書』と文庫本をめぐるミステリー？	『みんなの図書館』2016年3月号(教育史料出版会）	連載最終回。国立国会図書館で起こった『亞書』騒動を題材に、本の値段の不思議について考察。文庫本とハードカバーの値段がどんどん接近していることなどを指摘。(pp.45-49)
137	2016年4月30日	『図書館の自由を求めて 「図書館の自由に関する宣言」採択50周年座談会・60周年記念講演会記録集』	日本図書館協会	2004に開催した自由宣言採択50周年座談会「自由宣言50年−その歴史と評価」及び2015年に開催した自由宣言60周年記念講演会「図書館と表現の自由−法学者からみた図書館の自由宣言」の記録をあわせて刊行。山口は全体の編集とあとがきを担当。
138	2016年12月13日	沖縄国際大学図書館における レポートライティングサポートの現状と課題―司書課程教員の立場から、文献検索支援に注目して	『沖縄県図書館協会誌』第20号(沖縄県図書館協会)	筆者が司書課程担当者として協力している、大学図書館でのレポートライティングサポートの取り組みを紹介。利用状況、利用者の感想、課題などを分析。(pp.79-84)
139	2016年12月13日	宜野湾市立公民館図書室をアクティブに―司書課程受講生による企画展示の報告	『沖縄県図書館協会誌』第20号(沖縄県図書館協会)	沖縄国際大学司書課程受講生が取り組むプロジェクト型演習の報告。市立公民館図書室との協働による活性化ワークショップの報告。山口はまとめを担当。（pp.65-71）
140	2016年12月13日	企画展示「LGBT〜あなたの色をみつけてみよう」−沖縄国際大学での司書課程受講生による展示活動	『沖縄県図書館協会誌』第20号(沖縄県図書館協会)	沖縄国際大学司書課程受講生が取り組むプロジェクト型演習の報告。大学図書館でのLGBTをテーマとする企画展示の取り組み、利用者の反応などを紹介。山口はまとめを担当。(pp.73-77)
141	2016年12月13日	書評　奥野宣之著『図書館超活用術』＋図書館まつり講演会報告	『沖縄県図書館協会誌』第20号(沖縄県図書館協会)	沖縄県立図書館で開催された奥野氏による講演会のレポートと、著書の紹介。一般利用者向けの講演から新たな視点を学ぶ。(pp.91-92)
142	2016年12月18日	「学校司書のモデルカリキュラム」に関するノート　地方(沖縄の)私立大学・司書課程担当者の立場から	『ぱっちわーく』2016年12月号	文科省協力者会議による報告書「これからの学校図書館の整備充実について」に示されたモデルカリキュラムに対する意見をまとめたもの。学校司書の資格制度の扱い方についての疑問点に言及する。　(pp.12-14)
143	2016年12月25日	日本の民主教育―教育研究全国集会2016報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.284-286)
144	2016年12月25日	分科会9「学校司書の資格・養成について」記録	『がくと』Vol.32(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会全国大会での分科会の記録をまとめたもの。学校図書館法改正をや文科省協力者会議の審議を受けて、議論が進む学校司書の資格養成の在り方を議論する前提として、学校司書の専門性について話し合った議論をまとめる。山口の報告も含む。( pp.85-59)
145	2017年1月6日	図書館スケッチ�@「どの本も平等という公平さ」	『しんぶん赤旗』2017年1月6日朝刊	「図書館」と「図書館の自由」をテーマとした連載の1回目。資料収集・提供の自由を身近な話題にからめて説明する。
146	2017年1月13日	図書館スケッチ�A「哲学書もアイドル雑誌もある」	『しんぶん赤旗』2017年1月13日朝刊	「図書館」と「図書館の自由」をテーマとした連載の2回目。資料収集・提供の自由を身近な話題にからめて説明する。
147	2017年1月20日	図書館スケッチ�B「恥ずかしさとプライバシー」	『しんぶん赤旗』2017年1月20日朝刊	「図書館」と「図書館の自由」をテーマとした連載の3回目。「利用者の秘密を守る」の意味を考える。
148	2017年1月27日	図書館スケッチ�C「戦争の反対語、自由宣言」	『しんぶん赤旗』2017年1月27日朝刊	「図書館」と「図書館の自由」をテーマとした連載の4回目。戦争と図書館、沖縄問題との関わりを取り上げる。
149	2017年3月31日	自著を語る―『図書館ノート　沖縄から図書館の自由を考える』	『橘会会報』第21号(通号27号)	自著を語る連載エッセイ。出版後の反響、書き残したことなどを取り上げる。(p.3)
150	2017年3月31日	「図書館の自由」と高校教育−18歳選挙権・アクティブ・ラーニングとの関わりから「資料収集の自由」の意味を考える−	『がっし　夏季連報告集』2016年	2016年8月に開催された、東京都立高校司書を対象とする講演会の概要をまとめたもの。高校図書館を取り巻く環境の変化と「図書館の自由」との関わりを考える。(pp.51-58)
151	2017年5月1日	「政治的中立性」と「図書館の自由」は対立するか？	『図書館雑誌』』(日本図書館協会)2017年4月号	「こらむ図書館の自由」の一編。学校図書館と政治的中立性とのかかわりについて、18歳選挙権スタートとの関連から考える。(p.215)
152	2017年5月1日	ボランティアと「図書館の自由」−沖縄から考える	『子どもと読書』2017年5・6月号	ボランティア活動における「図書館の自由」からみた諸問題を取り上げる。プライバシー保護、資料紹介における注意点や課題について言及。(pp.6-8)
153	2017年6月1日	第43回　研究集会in沖縄「沖縄から図書館を考える」報告	『みんなの図書館』2017年6月号(教育史料出版会）	2017年2月19日、20日に開催された、図問研研究集会のレポート。2日間の研究発表と、前後に行われた図書館見学ツアーを紹介。呉屋美奈子氏、大谷周平氏との共著。(p. 63-65)
154	2017年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』(学校図書館問題研究会)No.378	沖縄の学校図書館をめぐる状況について、雇用状況を中心に紹介したレポート。(p,23)
155	2017年11月1日	沖縄から「図書館の自由」を考える―沖縄問題との接点に注目して―	『図書館九条の会　会員通信』2017年11月1日号(NO.14)	図書館の自由と沖縄問題との関係に注目して、ここ数年の沖縄の図書館の状況をふまえた、図書館の自由の疑問点、特に資料収集・提供の自由のあり方について問題提起。「政治的中立性」のとらえ方について考える。図書館九条の会・第13回学習会の講演記録。(pp.1-19)
156	2017年12月13日	企画展示「○○が嫌になったら図書館へ！」　沖縄国際大学司書課程受講生による企画展示レポート	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第21号	司書課程受講生が、「大学生の課題解決」をテーマとして、大学図書館と連携して取り組んだ企画展示のレポート。監修を担当。(pp.61-66)
157	2017年12月13日	企画展示「沖国生必見!! 節約術・本当はあなたも貧困？」　沖縄国際大学司書課程受講生による企画展示レポート	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第21号	司書課程受講生が、「大学生の課題解決」をテーマとして、大学図書館と連携して取り組んだ企画展示のレポート。監修を担当。(pp.67-70)
158	2017年12月23日	「学校司書」の配置に関する情報交換	『がくと』Vol.33(学校図書館問題研究会)	職員問題を考えるプロジェクトチームが担当した、学図研全国集会のナイターの記録。学校司書配置状況アンケートの調査用紙について検討した経過を報告。(pp.107-109)
159	2017年12月23日	レポート・「プライバシー・ガイドライン(案)」は どのように受け止められたか？ ―沖縄の小中学校・高校司書の意識調査を手がかりに」	『がくと』Vol.33(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会長野支部が検討中の「プライバシーガイドライン」について検討するため、沖縄県の学校司書(小中高校)、約250名へのアンケート調査結果を報告。ガイドラインに対する現場での受け止め方を紹介したレポート発表の記録。(pp.83-84)
160	2018年1月15日	日本の民主教育―教育研究全国集会2017報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.287-289)
161	2018年4月1日	新しい生活、どうしようと思ったら大学図書館へ	『図書館雑誌』』(日本図書館協会)2018年4月号	「こらむ図書館の自由」の一編。大学図書館と選書のかかわりについて、「新しい生活、どうしようと思ったら映画館へ」という映画賞受賞式スピーチをもとに考える。(p.215)
162	2018年4月10日	学校がつらいあなたへ	『ぶどう』No.100	山梨不登校の子どもをもつ親たちの会「ぶどう」の会報100号を記念しての特集号への寄稿。不登校体験者として図書館の役割を語る。(p.37)
163	2018年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』No.390	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。採用試験実施状況を紹介。(p.23)
164	2018年8月1日	図書館の自由をめぐって	『図書館年鑑』(日本図書館協会)2018	日本図書館協会が1年に1回発行するデータブック。「図書館の自由」に関する2017年の出来事をトピックごとに紹介したもの。マイナンバーカードの図書館利用、プライバシーガイドライン、読書記録を容易に開示するテレビドラマ、市民からのリクエスト拒否問題、戦争関係文書の誤廃棄、学校記念誌の切り取り被害、議会からのライトノベル批判などを取り上げる。(pp.96−98)
165	2018年12月20日	「学校図書館とプライバシー　「図書館の自由に関する宣言」を手がかりに考えてみよう」	『がくと』Vol.34(学校図書館問題研究会)	学校図書館問題研究会全国大会での分科会記録をまとめたもの。山口は講演を担当。「図書館の自由に関する宣言」を手がかりに、学校図書館におけるプライバシー保護のあり方について見落としやすい3つのポイントを解説。質疑応答の様子も掲載。(pp.65-69)
166	2018年12月20日	「学校司書」の配置に関する情報交換	『がくと』Vol.34(学校図書館問題研究会)	職員問題を考えるプロジェクトチームが担当した、学図研全国集会のナイターの記録。各地で大きな問題になっている会計年度任用職員制度についての討議などをまとめる。(pp.90-91)
167	2018年12月31日	病院図書館と公共図書館の連携 病院図書館関係者に知ってほしい3つのキーワード −知る権利・医療健康情報コーナー・アウトリーチ−	『沖縄メディカルライブラリー研究会　20周年記念誌』(沖縄メディカルライブラリー研究会)	病院図書館の一部である患者図書館サービスを、病院で広げていくためにはどのような方法があるのか、また課題があるのか、患者の知る権利、インフォームドコンセント、アウトリーチサービス、といったキーワードをもとに紹介。講演会の記録をまとめたもの。(pp.10-20)
168	2019年1月15日	日本の民主教育―教育研究全国集会2018報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.246-249)
169	2019年1月20日	図書館員の本棚『検閲という空気　自由を奪うNG社会』	『図書館雑誌』(日本図書館協会)2019年1月号	アライ＝ヒロユキ著『検閲という空気　自由を奪うNG社会』の書評。「図書館の自由」との接点から本書の内容を紹介したもの。(p.49)
170	2019年3月29日	図書館の自由委員会委員長・西河内靖泰氏に聞く―『図書館ノート　「沖縄から「図書館の自由」を考える」』その後	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第22号	日本図書館協会、図書館の自由委員会委員長・西河内靖泰氏へのインタビューをまとめたもの。知る自由の保障対象としての、すべての基本的人権にかかわる知る自由(権利)の意味等について、沖縄県での図書館の自由に関わる事例を手がかりに、西河内氏の見解を聞く。(pp48-52)
171	2019年3月29日	企画展示「ぶらりらいぶらりー」　沖縄国際大学司書課程受講生による企画展示レポート	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第22号	沖縄国際大学図書館を実習の場として、司書課程受講生が取り組んだ、大学生の課題解決をテーマとする企画展示のレポート。アンケートの調査結果をまとめ、展示の主旨や効果を測定した。(pp.53-55)
172	2019年3月29日	「世界のおはなし会」にチャレンジしました！　JICA沖縄国際センター図書資料室にて	『沖縄県図書館協会誌』(沖縄県図書館協会)第22号	沖縄国際大学司書課程受講生が、浦添市にあるJICA沖縄国際センター図書資料室と連携して取り組んだ、世界のおはなし会の企画・運営レポート。(pp.85-87)
173	2019年7月1日	改訂版「貸出五条件」と兵庫支部と私	『学校図書館問題研究会兵庫支部30年史』(学校図書館問題研究会兵庫支部)	学校図書館問題研究会兵庫支部の活動スタート30年の記録をまとめた冊子への寄稿文。貸出5条件の提案時の兵庫支部の皆さんとの交流を振り返ったもの。(p.76)
174	2019年7月1日	巻頭言・俯瞰　言論の不自由時代の「図書館の自由」とそれを支えるもの	『労働科学』Vol74,No.7	「図書館へ行こう！　図書館のちから」と題する特集号の巻頭言。SNSに象徴される言論の不自由さの中での図書館における政治的言論の取り扱いのあり方を問い、「権力からの自由」という価値を実現する上での雇用のあり方にも言及。(p.1)
175	2019年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』No.402	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。県内各自治体での司書採用試験実施状況、特に昨年度10名の新採用があった県立高校司書採用試験の状況を紹介。(p.17)
176	2019年8月1日	図書館の自由をめぐって	『図書館年鑑』(日本図書館協会)2019	日本図書館協会が1年に1回発行するデータブック。「図書館の自由」に関する2017年の出来事をトピックごとに紹介したもの。(pp.96−98)
177	2019年8月1日	「図書館の自由」をおびやかす「組織」ってなんだろう？	『図書館雑誌』2019年8月号	日本図書館協会図書館の自由委員会の連載コラム。「自由宣言」解説書の複数個所に出てくる、「個人・組織・団体」からの圧力のなかの「組織」とは何か、団体とどう違うのか、を問いかける。(p.491)
178	2019年10月4日	ぞっとしたこと	『琉球新報』2019年10月4日朝刊	リレーコラム「未来へいっぽにほ」の1回目。学校でのLGBT教育の在り方と、当事者も含まれうる子どもたちへの新聞の取材のあり方について「ぞっとしたこと」をまとめる。
179	2019年11月1日	学校図書館での「図書館の自由」とは購入希望にこたえること？	『図書館界』Vol.71,No.4, 2019年11月号	自衛隊車や戦闘機、潜水艦等が掲載されて話題になった『はじめてのはたらくくるま』。学校図書館へリクエストがあったらどう対応するか、沖縄で過去に合った同様の事例をもとに、学校図書館での「図書館の自由」のあり方を考える。
180	2019年11月1日	まちがいさがし	『琉球新報』2019年11月1日朝刊	学校にある本のある場所を「図書館」と呼ぶか、「図書室」と呼ぶか。子どもの読書をどうとらえるべきか、によって考え方が異なってくる。子どもの読む権利と、暴力・性を描く本の与え方について考える。
181	2019年11月10日	図書館ノート�U-1 私は本が好き　でも好きな作家はいません	『みんなの図書館』2019年12月号	連載再開1回目。最近の若い世代の読書の楽しみ方が、タイトルごとで、作家ごとではないことを指摘。著者順に棚に資料を並べる図書館の従来の排架法が古くなっているのでは？、と指摘する。(pp.54-57)
182	2019年11月29日	プロを育てるといういこと	『琉球新報』2019年11月29日朝刊	卒業した教え子との交流の1コマを描く。この春から図書館現場でプロとして働いている卒業生から「自信を無くした」という相談を受けた時にどのようにこたえたか、というエピソードを通して、プロを育てるとはどのようなことかを問いかける。
183	2019年12月1日	貸出記録はなぜ守らないといけないのか？--子どものプライバシーをめぐるあれこれ	『学図研ニュース』No.406	特集「貸出記録もプライバシーですよ」に寄せた一遍。軽んじられやすい子どもの読書のプライバシーについて、秘密ではなくても守る、価値がないからこそ守る、悪いことを考えることは悪い事ではない、と言ったキーワードをもとに解説。(pp.5-6)
184	2019年12月27日	願いは同時には叶わない	『琉球新報』2019年12月27日朝刊	連載エッセイの4回目。沖縄県内の司書採用試験の状況と、試験にチャレンジする在学生、卒業生との交流を「願いは同時には叶わない」というポップスの歌詞を引きながら紹介。
185	2020年1月10日	図書館ノート�U-2 図書館カードの青いシール　ジェンダー・性別情報・最優秀女優賞	『みんなの図書館』2020年2月号	押し入れから見つかった図書館の貸出カードの裏面に貼り付けられていた青いシール。その意味を探りながら、図書館での利用登録時に性別情報を集めることの意味、必要性と、図書館サービスにジェンダーバイアスを持ち込むことの問題点とのバランスを考える。(pp.62-65)
186	2020年1月15日	日本の民主教育―教育研究全国集会2019報告集	大月書店	第23分科会「文化活動と図書館」での分科会2(学校図書館)のまとめを担当。(pp.296-300)
187	2020年1月31日	「平和さんが気の毒」	『琉球新報』2020年1月31日朝刊	連載エッセイの5回目。絵本作家・浜田桂子さんの「平和さんが気の毒」という言葉をキーワードに、勤務大学の大学祭で学生たちがコスプレをして楽しんだり、花火が上がったりする風景をみて感じたを述べる。
188	2020年2月28日	「最初の授業、最後の授業」	『琉球新報』2020年2月28日朝刊	連載エッセイの最終回。司書を目指す受験生との交流、彼らが最初に受ける授業で伝えていること、そして卒業前に、司書になると決めた学生たちに伝えていることを紹介。
189	2020年3月10日	図書館ノート�U-3 平和さんが気の毒−「自由」に範囲はあるのか？	『みんなの図書館』2020年4月号	「図書館の自由に関する宣言」の解釈をめぐって、すべての基本的人権を保障する前提となる知る自由・知る権利とはどのようなものか、そこに範囲はあるのか、を考える。(pp.63-67)
190	2020年3月25日	「社会と図書館　まちづくり・社会的包摂」	『図書館・図書館情報学の発展　2010年代を中心に』（日本図書館研究会）	『図書館界』Vol.70, No.1掲載論文「社会と図書館」をテーマとした、2010年代の図書館関係文献のレビュー「社会と図書館　まちづくり・社会的包摂」を一部修正のうえ再録したもの。まちづくり、社会的包摂、子どもの居場所、ホームレス、といったキーワードから、2010年代を中心とした図書館界の研究動向をまとめる。(pp.17-27)
191	2020年3月31日	病院患者図書室に本を届けるー沖縄赤十字病院患者図書室と沖縄県立図書館広域サービス支援室との連携	『沖縄県図書館協会誌』第23号	沖縄国際大学司書課程受講生の4年生たちが4年間の資格課程での学びを地域社会に役立てるという観点から実践したプロジェクト実習の記録。沖縄赤十字病院患者図書室との連携により、患者への読書ニーズのアンケート、県立図書館の一括貸出本の選定、寄贈本の受付、利用状況の分析などを行い、アウトリーチサービスの課題を考える。山口は全体の記録・構成を担当。(pp.19-26)
192	2020年3月31日	「図書館基礎講座in九州(沖縄)」開催レポートーアンケート調査結果からみる沖縄県の図書館研修の課題	『沖縄県図書館協会誌』第23号	日本図書館協会が地域ごとに毎年開催している「図書館基礎講座in九州」の開催レポート。開催までの県内での準備状況や、当日の様子、さらに終了後に実施したアンケート結果をもとに、沖縄県内での図書館研修の課題を考察する。(pp.47-52)
193	2020年5月10日	図書館ノート�U-4　監視と虐待−学校の中の本がたくさんある場所をどう呼びますか？	『みんなの図書館』2020年6月号	新型コロナウイルス感染症拡大により全国の小中高校への休講要請を受けて考えたこと。子どもに1人で留守番をさせることを虐待と考える時代に、子どもの自由な読書をどこまで認めることができるのかを考える。(pp.56-59)
194	2020年6月24日	こんな夢を見た	『びよんどネットおたより』2020年6月　第32号	2020年5月から、緊急事態宣言下の東京で参加している路上生活者への支援活動で感じたことを報告。(p.5)
195	2020年7月10日	図書館ノート�U-5　図書館が火事になったらどうしますか？　私だったら真っ先に逃げます。ごめんなさい	『みんなの図書館』2020年8月号	新型コロナウイルス感染症の拡大、緊急事態宣言下全国各地の図書館が閉館したことを受けて、開館を求めるのは簡単だけど、感染拡大地域では誰が危険を冒して窓口対応をするのか、雇用状況の悪化が続く公共図書館ではその多くが厳しい雇用条件で働く非正規職員であることを指摘し、コロナ禍でサービスの維持を考えることは、雇用問題と切り離してはいけないのではいか、と問題提起。(pp.59-63)
196	2020年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』No.414	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。県内各自治体での司書採用試験実施状況、特に昨年度6名の新採用があった県立高校司書採用試験や2年ぶりに実施された那覇市採用試験の結果を紹介。(p24)
197	2020年8月1日	図書館の自由をめぐって	『図書館年鑑』(日本図書館協会)2020	日本図書館協会が1年に1回発行するデータブック。「図書館の自由」に関する2017年の出来事をトピックごとに紹介したもの。(pp.98-100)
198	2020年9月10日	図書館ノート�U-6　食べられなかったおにぎり−「たとえ寝る場所がないとしても、あなたには価値がある」	『みんなの図書館』2020年10月号	ホームレス支援のボランティアを通して感じた、図書館と彼らとの関わりを紹介。ホームレスの人たちの中には読書を楽しんでいる人が多いことや、カナダでの図書館でのホームレス支援の在り方にも触れながら、日本の公共図書館でのホームレス支援の課題を考える。(pp.65−69)
199	2020年10月10日	「パブリック　図書館の奇跡」の楽しみ方	『びよんどネットおたより』2020年10月　第33号	2020年夏に公開され、図書館界でも話題になった映画「パブリック」に、ホームレス支援ボランティアの立場から感じたことを紹介。(p.5)
200	2020年11月10日	図書館ノート�U-7　拝啓南野陽子さま―来館記録はなぜプライバシーなのか？	『みんなの図書館』2020年12月号	コロナ禍での感染拡大防止策として広がりつつある公共図書館での入館時の来館記録の収集について、その問題点を自身の図書館体験をふりかえりながら整理する。(pp.54−57)
201	2021年1月10日	図書館ノート�U‐8　私はLGBTの人とも友達になれます―資料提供は一方通行で	『みんなの図書館』2021年2月号	新聞記事でよく見かける、小中学校でのLGBT関係の講演会後の子どもたちへのインタビュー記事に見る問題点をもとに、公共図書館で増えてきたLGBT関係の展示や講演会にみる課題を整理。(pp.64-67)
202	2021年2月1日	コロナとホームレスと公共図書館	『図書館雑誌』2021年2月号	こらむ・図書館の自由の一編。コロナ禍で図書館にホームレスの人たちが求めることを、1年間の東京でのホームレス支援団体のボランティアとしての交流を通して報告。(p.63)
203	2021年2月20日	緊急事態宣言下、図書館ができることを考える	『びよんどネット』第34号・最終号(2020年2月)	ボランティアスタッフとしてホームレス支援に関わりながら、図書館ができることを考えた1年ンを振り返るエッセイ。地域の一員として路上で暮らす人たちの権利を考える。(pp.5-6)
204	2021年3月10日	「資料提供サービス・情報サービス」 「利用環境の整備（１）：図書館資料の整備」 「学校図書館サービスと著作権」	『学校司書のための学校図書館サービス論』（樹村房）	〈学校司書のモデルカリキュラム〉における科目「学校図書館サービス論」のテキスト。山口は「資料提供サービス・情報サービス」「利用環境の整備（１）：図書館資料の整備」（共著）「学校図書館サービスと著作権」の3章と全体の編集も担当した。
205	2021年3月10日	図書館ノート�U‐9　新年に「ニューイヤー星調査行」を思い出す―ホームレスの人たちが図書館に求めること	『みんなの図書館』2021年4月号	ホームレス支援ボランティアとして当事者との交流の中から見えたきた、コロナ禍での図書館へのニーズや課題をまとめたもの。支援者という立場から、当事者のニーズを率直に聞き出すことの難しさを考える。(pp. - )
206	2021年3月10日	新型コロナウイルス感染症と図書館の対応−「図書館の自由」の観点から−	『第106回全国図書館大会和歌山大会（オンライン大会）記録』(日本図書館協会)	第106回全国図書館大会和歌山大会（オンライン大会）　第7分科会・図書館の自由での報告をまとめた記録集。(pp.108-111)
207	2021年3月31日	コロナ禍における生活困窮層の公共図書館の利用と支援情報の発信のあり方を考えるー東京での研修レポートより	『沖縄県図書館協会誌』第24号	2020年4月から1年間、東京での学外研修期間を通して、ホームレス支援のボランティアを通して、生活困窮者への図書館による情報提供サービスの課題について、都内の図書館の取り組みをレポートしつつ、沖縄の公共図書館の課題にも言及する。(pp.10-18)
208	2021年3月31日	少年院におけるビブリオバトル・デモンストレーションを通した司書養成の取り組みー沖縄少年院で受講生は何を学んだか？	『沖縄県図書館協会誌』第24号	2018年〜2019年にかけて実施した、司書を目指す学生たちとのアドバンス授業での、沖縄少年院の慰問と、ビブリオバトルのデモンストレーションの様子をレポートしたもの。(pp.67-74)
209	2021年3月31日	コロナ禍での「りっかりっかとしょかん」の取り組み 沖縄県図書館協会調査研究部会ー2020 年度の活動報告と今後のこと	『沖縄県図書館協会誌』第24号	過去3年間、沖縄県図書館協会機関誌部会と調査研究部会で実施してきた図書館記念日普及活動のレポート。沖縄県図書館協会調査研究部会としての報告、山口は構成を担当。(pp.75-81)
210	2021年3月1日	図書館ノート�U‐10　四半世紀、ホームレスと図書館はどう変わったか？　続・西河内さんに聞いてみよう！	『みんなの図書館』2021年6月号	東京都の公立図書館職員時代からホームレス問題を長く追い続けている、西河内靖泰氏へのインタビューをまとめたもの。公共図書館におけるホームレス問題の変化とその背景にある社会制度や図書館の変化を考える。(pp64-70)
211	2021年7月10日	図書館ノート�U‐12　戦争は自由を奪う―沖縄戦と学校図書館	『みんなの図書館』2021年8月号	沖縄県の小中高校図書館で、慰霊の日(6月23日)前後に開催されている沖縄戦のパネル資料展をめぐって、授業の中での学生との意見交換の様子を紹介。(pp73-77)
212	2021年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』No.426	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。県内各自治体での司書採用試験実施状況、県立高校司書採用試験、うるま市、南風原町での採用試験の結果と学校図書館への人の配置状況を紹介。(p23)
213	2021年9月1日	図書館の自由をめぐって	『図書館年鑑2021』(日本図書館協会)	日本図書館協会が1年に1回発行するデータブック。「図書館の自由」に関する2020年の出来事をトピックごとに紹介したもの。(pp.94-95)
214	2021年9月10日	沖縄の図書館　特集にあたって	『みんなの図書館』2021年10月号	沖縄県図書館協会調査研究部会として編集にたずさわった「沖縄の図書館」の特集に寄せての序文を担当。(pp.3)
215	2021年10月10日	図書館ノート�U‐12　リモート授業あれこれ―低下する学習意欲と権利意識	『みんなの図書館』2021年11月号	コロナ禍での大学の司書課程での授業の様子をレポート。図書館の利用制限が続く中で、学生たちの学習意欲だけでなく、権利意識も低下していることを指摘。(pp.58-62)
216	2021年11月1日	「学会」ではない「研究会」　日図研とブロックセミナーと私	『図書館界』vol.73,No.4, 2021年11月号	日本図書館研究会創立７５周年記念特集に寄せたエッセイ。九州地区の評議員として、理事としてブロックセミナーを担当した思い出をつづる。(p.305)
217	2022年1月1日	日本図書館研究会75周年記念若手座談会報告(第2回)	『図書館界』vol.73,No.5, 2022年1月号	日本図書館研究会創立７５周年記念企画として開催された若手会員による座談会の司会進行の1人を理事(当時)として務める。記録も担当した。(pp.461-471)
218	2022年1月21日	日本の民主教育―教育研究全国集会20２１報告集	大月書店	2年ぶりに開催された教育研究全国集会第23分科会「文化活動と図書館」での分科会(学校図書館関係の発表)のまとめを担当。(pp.257-260)
219	2022年3月24日	沖縄県立図書館・空とぶ図書館体験in 粟国島―青山学院大学「地域実習G2」報告	『沖縄県図書館協会誌』第25号	沖縄県立図書館の協力により実施された、青山学院大学の地域実習の様子を学生たちのレポートをもとに紹介したもの。粟国島での移動図書館の体験の様子を紹介している。山口はまとめを担当。(pp.19-27)
220	2022年3月24日	大学院生がみたコロナ禍のレファレンスサービス―沖縄関係資料を求めて	『沖縄県図書館協会誌』第25号	沖縄をテーマとする研究を行う大学院生が県内各地の図書館でのレファレンスサービスを体験することで感じたこと、考えたことをレポートしたもの。コロナ禍での利用制限のことなどにも触れている。山口はまとめを担当。(pp.28-36)
221	2022年3月24日	学校司書モデルカリキュラム、はじめました―コロナ禍での取り組み・成果と課題	『沖縄県図書館協会誌』第25号	2021年度から本格的にスタートした学校司書のモデルカリキュラムでの授業「学校図書館サービス論」「学校図書館情報サービス論」の取り組みを紹介したもの。モデルカリキュラム導入の経緯も紹介。(pp.37-47)
222	2022年3月24日	『みんなの図書館』に特集が掲載されました―「特集◆沖縄の図書館」の紹介	『沖縄県図書館協会誌』第25号	図書館問題研究会が発行する月刊専門誌『みんなの図書館』2021 年10 月号に掲載された特集「沖縄の図書館」の各記事の読みどころなどを紹介したもの。(pp.65-70)
223	2022年4月1日	よい司書(図書館員)ってどんな人？	『でいご　沖縄国際大学図書館報』第56号	新図書館長としてのご挨拶。司書課程で学生から寄せられた「よい司書ってどんな人ですか？」という質問にどうこたえたかを紹介。(pp.4)
224	2022年5月1日	コロナ禍が問う「図書館の自由」――ホームレス・女性・非正規雇用という視点から	『住民と自治』NO.709	連載「新型コロナ」から日本の社会を考える、第23回。長引くコロナ禍での図書館の状況を「図書館の自由」という視点からみることで照射される課題を取り上げる。(pp.6-9)
225	2022年5月30日	「図書館の自由に関する宣言　1979年改訂」解説　第3版	日本図書館協会	図書館の自由委員の1人として編集に参加。「知る自由」と基本的人権との関わり、学校図書館をめぐるプライバシー保護の在り方、宣言の実行主体である「われわれ」の意味などの改訂を担当。
256	2022年7月1日	塩見昇氏の学校図書館論を探る	『図書館界』Vol.74,No.4	日本図書館研究会の研究グループとしての63回大会での報告内容を基にした論考。山口は第2章「学校図書館活動論−学校のなかの「図書館」の第2節「知的自由に裏打ちされた「図書館活動」と「図書館教育」部分を担当。(p.118)
257	2022年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』No.438	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。県内各自治体での司書採用試験実施状況、県立高校司書採用試験での採用試験の結果や採用試験の年齢上限の変更などを報告。(p.23)
258	2022年8月10日	図書館の自由をめぐって	『図書館年鑑2022』(日本図書館協会)	日本図書館協会が1年に1回発行するデータブック。「図書館の自由」に関する2021年に起こった出来事を、「新型コロナウイルス」「プライバシー保護」「検閲・表現の自由」などのトピックごとに紹介したもの。(pp.96-98)
259	2022年10月1日	図書館員の倫理とインフォームドアセント	『図書館雑誌』2022年10月号	図書館の自由委員として持ち回りで担当している連載エッセイの一遍。電子図書館サービスの広がりとともに、子どもたちにも配慮した個人情報の取り扱いの必要性を「インフォームドアセント」という考え方をもとに解説。(p.587)
260	2022年12月1日	教育を豊かにする学校図書館と学校司書	『クレスコ』2022年12月号	「豊かさを育む学校図書館」特集の1編。学校司書モデルカリキュラムの授業での学生とのやり取りを通して、学校司書・学校図書館の役割を考える。(pp.14-19)
261	2023年1月20日	日本の民主教育―教育研究全国集会2022報告集	大月書店	3年ぶりに対面形式で開催された教育研究全国集会第23分科会「文化活動と図書館」での分科会(学校図書館関係の発表)のまとめを担当。　(pp.287-294)
262	2023年2月8日	旧統一教会問題で注目の文科省が全国の図書館におこなった「異例の依頼」の中身とは？	FRIDAY　DIGITAL	2022年8月、公立図書館や学校図書館に対して拉致問題に関する蔵書や展示を充実させるよう求める文書を文科省が送った問題についてインタビューにこたえたもの。
263	2023年3月24 日	コロナ禍での図書館サービス 沖縄県の公共図書館を対象とするアンケート調査より	『沖縄県図書館協会誌』第26号	2020年2月からのコロナ禍での図書館活動を振り返り、評価するために県内の公共図書館へのアンケート調査の結果を分析し、報告したもの。 宮良辰信氏との共著。(pp.46-51)
264	2023年3月31日	「学会」ではない「研究会」　日図研とブロックセミナーと私	『日本図書館研究会の75年　日本図書館研究会のあゆみ1996-2021』	日本図書館研究会創立７５周年記念特集に寄せたエッセイ。九州地区の評議員として、理事としてブロックセミナーを担当した思い出をつづる。(『図書館界』vol.73,No.4, 2021年11月号に掲載されたものを再掲)
265	2023年4月1日	読書をしましょうとは言いませんが…	『でいご　沖縄国際大学図書館報』第57号	図書館長から新入生へ向けたコラム。読書が苦手な人にとっても図書館は役立つことを説明。 (p.4)
266	2023年6月30日	文献紹介『塩見昇の学校図書館論　インタビューと論考』	『図書館の自由』120号	山口も編集・執筆者の1人として発行にかかわった編著書『塩見昇の学校図書館論』の読みどころについて、「図書館の自由」を中心に紹介。(p.22-23)
267	2023年7月30日	「図書館戦争」「耳をすませば」	『図書館情報学事典』(丸善)	図書館情報学会が編集する専門辞典。山口は「図書館をテーマとする文学」の中の「図書館戦争」と、「図書館をテーマとする映像作品」の中の「耳をすませば」の2記事を執筆。(p.674、679)
268	2023年８月１日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』No.450	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。県内各自治体での司書採用試験実施状況、県立高校司書採用試験での採用試験の結果、名護市での会計年度任用職員の雇用条件の改善などを報告。(p.27)
269	2023年8月10日	図書館の自由をめぐって	『図書館年鑑2023』(日本図書館協会)	日本図書館協会が1年に1回発行するデータブック。「図書館の自由」に関する2021年に起こった出来事を、「資料収集・提供の自由」「プライバシー保護」「検閲・表現の自由」などのトピックごとに紹介したもの。(pp.100-102)
270	2023年9月8日	司書課程におけるSDGsへの取り組みと大学図書館への還元―ジェンダー平等・教育機会の保障・貧困格差の解消をテーマとする活動から	『私立大学図書館協会会報』160号	司書課程のアドバンスド科目と連携して取り組んだ学外での様々なかつどうを「SDGｓ」という視点から再構成したもの。LGBTQ支援をテーマとして大学図書館を舞台とする展示などの実践を紹介。(pp.132-137)
271	2023年9月24日	未来の司書を育てるビブリオバトルで賞―沖縄国際大学日本文化学科	『ビブリオバトルハンドブック』(ルール改訂版, 子どもの未来社)	2022年度ビブリオバトルオブザイヤーの特別賞を受賞した、沖縄国際大学司書課程での取り組みをリポートしたもの。主に、沖縄少年院での活動を紹介。(pp.100-101)
272	2023年11月1日	基調報告「図書館の自由・この一年」	『図書館の自由』121号	11月に開催された岩手県での全国図書館大会分科会の報告内容をまとめたもの。(pp.2-5)
273	2024年2月1日	改めて個人情報」について考えてみませんか？----行政機関匿名加工情報に関する提案募集をめぐって	『図書館雑誌』Vol.118,No.2	改正個人情報保護法の下で新たにスタートした「行政機関匿名加工情報に関する提案募集」について、図書館界の動向とその問題点を取り上げたコラム。(p.67)
274	2024年2月10日	図書館法第3条7号を読む――2023年12月、沖縄で	『みんなの図書館』2023年3月号	特集「図書館法第3条第7号を活かす――時事問題と図書館」の中の一編。岐阜県御嵩町図書館での寄贈本をめぐる事例を手がかりに、時事問題、政治的な課題と公共図書館との関わり方について論じる。(pp,4-9)
275	2024年3月1日	基調報告　図書館の自由・この1年	『第109回全国図書館大会岩手大会記録』(日本図書館協会)	11月に岩手県にて開催された全国図書館大会第7分科会の記録。山口が担当した「図書館の自由・この1年」の内容と、分科会当日、会場から多数寄せられた質疑への応答記録も掲載。(pp.124-127)
276	2024年3月12日	認知症の方にやさしい文庫づくりレポート―高齢社会における図書館と読書の役割を考える	『沖縄県図書館協会誌』第26号	神奈川県にある高齢者施設での回想法に基づく「認知症の方にやさしい文庫づくり」のレポート。認知症の進行抑制に役立ちそうな資料の選定、プレゼン、文庫づくりに取り組んだ学生たちの感想などの経過を紹介。(pp49-56)
277	2024年4月25日	読書は認知症の進行を抑制できるか？：司書課程での取り組み	カレントアウェアネス-E No.478 2024.04.25	神奈川県にある認知症対応型共同生活介護施設「のんびりーす等々力」を実習先として、入居者とその家族の役に立つ資料を揃えた文庫をつくるプロジェクト型の学習「認知症の方にやさしい文庫づくり」について、文庫設置後、どのような効果があったのか、アンケート等の検証結果を紹介したもの。
288	2024年8月1日	各地の活動及び状況報告(沖縄県)	『学図研ニュース』 No.462	沖縄県内の学校図書館の職員配置状況についてのレポート。県内各自治体での司書採用試験実施状況、県立高校司書採用試験での採用試験の結果、学校司書の実践レポートなどを報告。(p.22)

(3)　学会発表・研究報告・講演・社会活動など

　

NO.	発表 年月日	タイトル	発表機関誌名等	内容
1	1997年5月？日	山谷地区ホームレスに対する公共図書館サービスの現実と課題	1997年度日本図書館学会春季研究集会	東京台東区と荒川区にまたがる「山谷地区」における公共図書館活動の歴史と現状を調査、各図書館における「ホームレス」への対応を報告。
2	2001年8月10日	図書館員のイメージと「図書館の自由」−学校図書館を中心に	平成13年度沖縄県学校事務職員研修会	学校図書館、または学校司書(司書教諭)はマンガ作品の中でどのように描かれているのか。学校図書館員のイメージ、プライバシー保護の問題について触れる。
3	2001年10月13日	情報教育の課題−有害情報問題をめぐって−	沖縄国際大学公開講座11「沖縄における教育の課題」	インターネットを活用した授業の開始にともない表面化してきた有害情報問題について、これまでの事例を手がかりに今後の学校教育における課題を考察。
4	2002年8月16日	学校図書館と著作権	平成14年度学校事務職員研修会	学校図書館における著作物の取り扱いについて、著作権保護の立場から留意点、問題点を述べる。
5	2002年11月6日	漫画作品にみる大学図書館員のイメージ−「図書館の自由」を中心にー	平成14年度沖縄県大学図書館協議会	大学図書館はマンガ作品の中でどのように描かれているのか。図書館員のイメージ、プライバシー保護の問題について触れる。講演時に配布した資料とアンケート。
6	2004年11月13日	読書記録の目的外利用問題についての報告(共同研究者報告)	沖縄県高教祖第37次教育研究集会	高校図書館における読書指導目的での貸出記録の利用について、問題点を報告。沖縄県高教祖第36次教育研究集会における共同研究者としての所見。
7	2004年12月4日	沖縄県学校図書館におけるプライバシー保護の現状に関する調査	西日本図書館学会秋期研究発表会	沖縄県の学校図書館関係者(68名)に対する聞き取り調査をもとに、貸出記録の目的外使用問題の現状を報告。
8	2005年2月26日	石垣島における学校図書館活動−読書の自由と個人情報・プライバシー保護をめぐって	南島文化研究所石垣島調査報告会	2004年8月に実施した石垣島の学校図書館関係者への聞き取り調査をもとにした研究発表。石垣島と本島の学校図書館における貸出記録の管理と利用方法について比較、検討する。
9	2005年6月17日	大学図書館における個人情報・プライバシー保護−貸出記録の管理方法と消去の必要性を中心に−	2005年度私立大学図書館協会西地区部会総会講演	私立大学図書館協会西地区部会に加盟する各大学図書館(241館)へのアンケート調査結果をもとに、大学図書館における読書記録、特に貸出記録の保護の重要性を再確認するとともに、大学図書館における望ましい貸出記録の管理方法について、考察、提案する。
10	2005年7月28日	著作権保護からみる学校司書の資質向上	第24回沖縄県小中学校司書研究大会	沖縄県内の学校図書館員から、日常的な図書館サービスの中で著作権法との関わりにおいて疑問に感じていることを質問として事前に受け付け、それぞれの質問に回答する形で、著作権法の内容と、学校図書館サービスとの関わりを説明。
11	2005年10月23日	学校図書館における読書記録の管理方法に関する調査−貸出記録の消去をめぐる問題を中心に−	日本図書館情報学会，三田図書館・情報学会合同研究大会	図書館が管理する貸出記録は、資料の返却後、速やかに消去するべきであると考えられている。学校図書館員は貸出記録の管理方法についてどのように考えるのか？
12	2005年11月12日	貸出システムにおける個人別冊数カウント機能の導入に関する問題点について(共同研究者報告)	沖縄県高教祖第38次教育研究集会	沖縄県立高校図書館システムに個人ごとに1ヶ月単位で貸出冊数を抽出することができるシステムを導入することについて、プライバシー保護、個人情報保護の観点から問題点を報告。
13	2005年12月8日	学校図書館と個人情報保護	平成17年度那覇地区司書研修会	人的に貧弱な環境にある本土と比較して、沖縄県には、ほとんどの小中学校に専任の図書館員(学校司書)が配置されており、著作権保護に基づく学校図書館サービスを実践することは不可能ではない。今回の講演では、「著作権保護からみる学校司書の資質向上」をテーマとして、沖縄県の学校図書館員の皆様とともに著作権法への理解を深めていきたい。
14	2005年12月24日	沖縄県学校図書館における雇用問題	西日本図書館学担当大学教員連絡協議会第12回総会・研究発表会	沖縄県の公立学校(小中高校)に勤務する学校図書館員(学校司書)を対象として実施したアンケート調査を手がかりとして、�@2003年の司書教諭配置義務化以降の学校司書の雇用状況の変化と、�A今後の望ましい雇用体制に関する学校司書の意見を明らかにする。以上の調査、分析を通じて、沖縄県学校図書館の雇用問題に関する今後の課題を明らかにする。
15	2006年5月27日	学校図書館における読書記録の管理方法に関する調査−延滞督促と個人カードの取り扱いにみるプライバシー侵害・個人情報漏洩問題を中心に−	日本図書館情報学会2006年度春季研究集会	沖縄県の学校図書館員(140名) を対象とするインタビュー調査結果をもとに、延滞督促方法と貸出用の個人カードの取り扱いにおける、読書記録の管理状況を、個人情報、プライバシー保護という観点から考察､さらに、学校図書館員が参加する研修会 にて改善策を提案した上で実施したアンケート調査を実施し、提案の実現性と今後の課題を考察。
16	2006年6月16日	学校図書館と沖縄県図書館協議会−雇用状況調査結果の報告−	平成18年度沖縄県高等学校図書館協議会総会研修会	沖縄県図書館協会調査研究部会において2005年度から取り組んでいる「今後の望ましい学校図書館の運営方法(職員配置)の考察」をテーマとするアンケート調査とインタビュー調査の結果を代表者として紹介。二職種併置をめぐる高校正規司書とその他の司書の意見の異なりとその原因を探る。
17	2006年7月6日	望ましい学校図書館の運営とは−小中学校における司書教諭と学校司書の協同関係を考えるために−	平成18年度沖縄市学校図書館研修会	学校図書館と司書教諭の役割をふまえて、学校司書との協同関係をめぐるそれぞれの意見を紹介し、望ましい学校図書館運営のあり方について、議論していくための基礎資料を提供する。
18	2006年8月11日	個人情報保護条例と学校図書館−個人情報保護条例に基づく図書館業務の再検討	平成18年度沖縄県高等学校図書館協議会司書研修会	公立高校を対象とする個人情報保護条例の内容をふまえて、学校図書館と個人情報保護との関わりを整理するとともに、学校図書館現場での事例を題材として、学校図書館における望ましい読書記録の取り扱いについて理解を深める。
19	2006年8月14日	学校図書館における個人情報保護−公立小中学校図書館における図書館業務の再検討−	うるま市学校司書研究会	公立小中学校を対象とする個人情報保護条例の内容をふまえて、学校図書館と個人情報保護との関わりを整理するとともに、学校図書館現場での事例を題材として、学校図書館における望ましい読書記録の取り扱いについて理解を深める。
20	2006年8月27日	大学・学校図書館と個人情報保護 −個人情報が記載された学内生産資料の取り扱いをめぐって−	沖縄県図書館協会調査研究部会研究会	学校図書館や大学図書館の職員は、図書館員であると同時に、学校職員、大学職員として、児童生徒・学生の個人情報を守らなければならない法的な義務も負っている。学内生産資料の収集、提供については、「図書館の自由」と「個人情報保護」のバランスを考慮した、新たなガイドライン作りが必要になるのではないか。
21	2006年9月16日	学校図書館における読書記録の管理方法に関する調査 − 「図書館の自由」と貸出記録の消去をめぐる問題を中心に−	神奈川県立高等学校司書情報交換会	学校図書館現場において、貸出記録は返却時には消去できないと考えられている理由の1つに、「消去すると何か問題が起こるのではないか」という不安がある。彼らの疑問を検証するためには、実際に貸出記録を消去している学校図書館での状況を探ることがヒントになると考えられる。1990年代にブラウン式を導入した神奈川県の学校司書へ現状を報告し、意見を募る。
22	2006年11月13日	司書教諭との協働関係に関する報告(共同研究者報告)	沖縄県高教祖第38次教育研究集会	「今後の望ましい学校図書館の運営方法(職員配置)の考察」をテーマとして実施した、アンケート調査結果の分析をさらに進めるとともに、追加調査として、インタビューを実施。調査結果を報告し、高校司書との意見交換を行う。
23	2006年12月8日	公共図書館と著作権保護 ―著作権保護と司書の専門性―	沖縄県公共図書館連絡協議会研修会	著作権法の構造は複雑であり、図書館での事例に当てはめて考える上で、解釈が難しい部分も少なくない。公共図書館現場が抱える問題を事前に募り、その質問に対する回答するという形で、公共図書館における著作権保護の望ましいあり方について考察する。
24	2006年12月17日	非正規職員が見た指定管理者制度	沖縄県図書館協会調査研究部会定例研究会	指定管理者制度の是非を論じるためには、図書館現場の非正規職員、有資格者がどのようにこの問題を受け止めているか、ということを把握する必要があるだろう。沖縄県内の図書館非正規職員へのインタビュー調査結果について中間報告を行い、今後の調査の方向性、方法について検討する。(共同発表)
25	2007年2月11日	学校図書館における個人情報・プライバシー保護-「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件」の再検討- ※ パネル資料 ※ 講演録	学校図書館問題研究会第5回研究集会	学校図書館において「読書の自由」を保障するためには、貸出履歴がプライバシーとして保護されていなければならない。学校図書館問題研究会では、早くから貸出記録の管理方法についてのガイドラインが示されてきたが、コンピュータ式への移行にともない、形骸化しつつあるようにも思われる。プライバシー、個人情報の第三者への流出の危険性がないコンピュータ式の貸出方式においても、貸出記録は返却時に消去されるべきなのだろうか。沖縄県での調査結果をもとに、貸出記録の返却時消去という理念についての再検討を行う。
26	2007年2月18日	沖縄県図書館協会司書認定制度(仮)についての検討	沖縄県図書館協会調査研究部会定例研究会	那覇市立中央図書館の宮良恵次氏が提案された研修・認定制度をもとに、県図書館協会を中心とするプログラムを作成。検討事項をまとめる。※大谷周平氏との協同発表。
27	2007年2月26日	公共図書館と個人情報・プライバシー保護−個人情報保護条例に基づく図書館業務の再検討−	ゆいベース・エル中級図書館講座	那覇市の職員を対象とする「那覇市個人情報保護条例」の内容をふまえて、公共図書館と個人情報保護との関わりを整理するとともに、図書館現場での事例を題材として、参加者の皆様と共に、望ましい個人情報の取り扱いについて理解を深めていきたい。
28	2007年3月21日	図書館員スキルアップ研修の実施について ※アンケート分析結果	ゆいベース・エル主催・沖縄県図書館協会後援シンポジウム「図書館の未来」	これまでの沖縄県図書館協会のノウハウを生かすとともに、関連団体と協力して、それらの研修を体系化、継続化、専門化、市民化し、より効果的に図書館員のスキル、専門性を高め、広めていくことで、優秀な人材と市民支持者(サポーター)を育成し、県内の公共図書館サービスを発展させるための制度として、「沖縄県図書館協会図書館員ステップアップ研修」の実施を提案。※調査研究部会代表として発表。
29	2007年3月23日	沖縄県の司書・司書教諭養成の現状と課題−沖縄国際大学司書教諭課程を中心に−	同志社大学学校図書館研究会沖縄：石垣への図書館視察ツア−	沖縄県は、全国に先駆けて1970年代から(復帰前後から)学校図書館に専任司書を配置してきた「学校図書館先進地域」として知られており、学校図書館員の養成に対する期待が大きい。今回の報告では、沖縄国際大学における司書・司書教諭課程の運営方法(履修指導)の見直しを中心に、現状と課題を分析するとともに、参加者の皆様にご指導、ご助言を頂き、沖縄県における学校図書館員養成のあり方について考えてみたい。
30	2007年5月27日	「読書の自由と学校図書館−「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件(5.返却後、個人の記録が残らない)」の再検討」 ※例会報告（文責　鈴木啓子氏）	学校図書館問題研究会兵庫支部5月例会	報告者が兵庫県支部と協力して取り組んでいるアンケート調査と、沖縄県でのインタビュー調査の結果を手がかりに、学図研のガイドラインの認知度と理解度を明らかにするとともに、調査から見えてきた問題点、疑問点について、皆様とともに議論し、「返却後、個人の記録が残らない」という理念の妥当性について改めて検証してみたい。
31	2007年7月22日	図書館員の役割・専門性	ゆいベース・エル初級図書館講座	図書館員の役割について、「知る自由・読書の自由の保障」をテーマに、初任者向けに解説。
32	2007年8月2日	「貸出記録の取り扱いに関する調査 −「のぞましい貸出方式が備えるべき五つの条件」 (返却後、個人の記録が残らない)と逐条解説の再検討−	全国学校図書館問題研究会大会(第5分科会)	学図研が1990年に作成した「貸出5条件」逐条解説について、特に「返却後、個人の記録が残らない」という理念の理解度、実践状況について、8府県を対象とするアンケート調査を実施。調査結果の報告を行うと共に、「5.返却後、個人の記録が残らない」という条項を中心に、問題点、疑問点を検証。(※代表者として発表)
33	2007年8月7日	学校図書館と個人情報・ プライバシー保護−神奈川県の高校図書館を事例として−	平成19年度神奈川県立学校 学校司書等研修講座	神奈川県個人情報保護条例と県立学校図書館との関わりを確認するとともに、アンケート調査結果を参考に、貸出記録の管理、利用状況を紹介し、調査から見えてきた問題点について、参加者の皆様と共に考察。
34	2007年8月26日	個人情報保護条例における「貸出記録」の位置付け−沖縄県内の公共図書館・学校図書館を対象として−	沖縄県図書館協会調査研究部会第13回定例研究会	図書館界では、貸出記録を、個人の思想や信条、主義主張に関わる情報であると考えてきたが、自治体の個人情報保護制度では、個人情報とは認められていない。沖縄県内の自治体を対象とする調査結果をもとに、個人情報保護制度におけるのぞましい貸出記録の位置付けを考察する。
35	2007年10月30日	学校図書館と「読書の自由」―貸出記録の教育的利用問題を中心に―	第93回全国図書館大学校図書館分科会	貸出記録を教育指導資料として活用して良いか､という問題について､日本図書館協会図書館の自由委員会は｢図書館の自由に関する宣言｣の解説書の中でその見解を公表している｡自由委員会の見解をもとに教育的利用問題が｢読書の自由｣というフィールドにおいてどのように議論されてきたのかを整理するとともにその問題点を分析し､今後の課題を明らかにする。
36	2007年11月10日	県内大学における学校図書館員養成の現状と課題―沖縄国際大学司書教諭課程を中心に― ※共同研究者所見	沖縄県高教祖第39次教育研究集会	県内大学における司書・司書教諭課程の運営方法(履修指導)の見直しを中心に、現状と課題を分析するとともに、参加者の皆様に指導、助言を頂き、沖縄県における学校図書館員養成のあり方について検討する。(琉球大学教育学部望月道浩先生との共同発表)
37	2007年11月11日	子ども向け図書館利用指導研究−しつけ絵本を使った図書館員による公衆道徳指導− ※山口試作品	ゆいベース・エル上級図書館講座	図書館利用マナー指導用しつけ絵本の効果を紹介するとともに、�A公共図書館における利用マナー問題の現状と対策にみる問題点を話し合い、参加者とともに、利用マナー問題を解決するための「しつけ絵本」の作成に取り組む。(全3回の研修会)
38	2007年11月18日
39	2007年12月9日
40	2007年12月14日	学校図書館と著作権法−著作権保護と学校司書の専門性−	平成18年度沖縄県高等学校図書館協議会司書研修会	学校図書館に関わる具体的な事例を紹介しながら、学校図書館サービスと複製権との関わりを中心に、著作権法への理解を深める。
41	2008年1月26日	沖縄県内の学校図書館における雇用問題−兼任司書教諭と司書教諭資格取得希望者の専門職意識に関する調査−	沖縄県図書館協会調査研究部会第17回定例研究会	現職司書教諭9名と、将来、司書教諭になる可能性のある教員28名を対象とするインタビュー調査とアンケート調査の結果を報告し、沖縄県の学校図書館における望ましい司書教諭制度について議論する。(共同発表)
42	2008年5月25日	デジタル民話紙芝居の上映	読谷村立図書館子ども読書フェスティバル	文化情報学研究室として、授業で制作したデジタル民話紙芝居を上映。
43	2008年6月17日	国語教育と学校図書館―「調べ学習」における学校図書館の活用法と問題点	沖縄県高校国語教育研究会平成20年度総会	国語教育と、学校図書館を活用した調べ学習との関わりを考察。国語科が、調べ学習と学校図書館を結びつける、潜在的な力を持っていること、国語が目指しているところと、図書館学の分野で言われている、調べ学習の支援機能はかなり近いことをふまえて、国語教育分野と学校図書館教育分野の協力が必要であると提案。
44	2008年6月28日	沖縄県における学校図書館の活用状況に関する調査−調査目的・アンケート案の検討	沖縄県図書館協会調査研究部会第19回定例研究会	沖縄県の学校図書館における、全県的な「学校司書」の専任、正規、専門配置という雇用態勢を想定した、独自の職務区分、学校図書館教育モデルを作成することを目的として実施を計画しているアンケート調査の目的、実施方法の検討を現場の学校図書館担当者(学校司書)と共に行う。
45	2008年7月7日	学校図書館司書として、今、考えたいこと—プライバシーの保護と読書指導	沖縄県中部学校図書館協議会平成20年度総会・講演会	貸出記録を読書指導資料として活用してよいかどうか、という問題を、「図書館の自由に関する宣言」の解説書をベースに解説。解説書では触れられていない新しい問題点を紹介し、現場の学校図書館担当者と共に意見交換を行う。
46	2008年7月26日	沖縄県における学校図書館の活用状況に関する調査−アンケート案・実施方法の検討	沖縄県図書館協会調査研究部会第20回定例研究会	沖縄県の学校図書館における、全県的な「学校司書」の専任、正規、専門配置という雇用態勢を想定した、独自の職務区分、学校図書館教育モデルを作成することを目的として実施を計画しているアンケート調査の目的、実施方法の検討を現場の学校図書館担当者(学校司書)と共に行う。
47	2008年8月4日	改訂版「貸出五条件」の解説―新しい五つの条件と逐条解説改訂案の報告	全国学校図書館問題研究会大会第24回山陰大会	学校図書館問題研究会兵庫支部会員とともに作成した改訂版貸出五条件の内容と、改訂のポイントを報告。Web2.0時代の図書館システムの是非と貸出記録の教育利用問題を考える上での指針として貸出五条件を位置づけ、その内容についての検討を行う。
48	2008年9月11日	学校図書館と著作権法―読書活動・学習活動との関わりを中心に	平成20年度那覇地区司書研修会	学校図書館と著作権法との関わりについて、様々な事例を上げて解説。学校司書の専門性を検討する。
49	2008年11月21日	司書教諭の役割−調べ学習にみる問題点と司書教諭による支援の必要性を中心に−	平成20年度沖縄県高等学校司書教諭等研修会	県立高等学校の司書教諭の役割、期待される職務について、調べ学習との関わりを中心に解説。学習指導要領の改訂により、調べ学習支援という司書教諭の役割はどのように変化するのか、学校司書との連携はどのように行えばよいのか、調べ学習の展開のための具体的な支援業務とは何か、などのテーマを取りあげる。
50	2008年12月6日	改訂版「貸出五条件」の解説−読書の自由との関わりを中心に	学校図書館問題研究会近畿ブロック集会	学校図書館問題研究会にて検討を進めている改訂版貸出五条件について、改訂案の内容を説明。貸出を伸ばすための貸出五条件から、読書の自由を保障するための貸出五条件へと改訂する経緯と背景、理由を説明し、参加者と共に意見交換を行う。
51	2009年2月14日	デジタル民話紙芝居の上映	読谷村まなびフェスタ	読谷村に伝わる民話を題材として、大学生とともに制作したデジタル民話紙芝居を上映。上映作品は「はえとすずめ」「十二支のおはなし」「かめのおんがえし」「さるのマブヤー」。
52	2009年6月27日	個人情報保護制度における「貸出記録」の位置付け −貸出記録の取り扱いは「思想信条の収集」に当たるか？− 要項集原稿 スライド資料	西日本図書館学会平成21年度春季研究集会	各地方自治体の個人情報保護条例には、個人情報取扱事務制度が設けられている。この制度は「図書館の自由」という理念に法令上の根拠を与えるものと考えられるが、図書館界での認識は低い。中国、九州、沖縄地区の26自治体における、図書館サービスの登録状況について、貸出サービスを中心に、その問題点を調査、報告。
53	2009年8月6日	調べ学習の展開における学校司書の役割―学校図書館担当教員(司書教諭等)へのアンケート調査を手がかりとして	沖縄県県立高等学校事務職員研修(学校司書)	新学習指導要領における調べ学習の位置づけを明確にし、県内の公立高校で勤務する司書教諭へのアンケート結果をもとに、調べ学習の展開における学校司書の役割について報告する。
54	2009年8月14日	学校教育と個人情報保護	2009年度沖縄国際大学教員免許更新制講座	学校教育と個人情報保護との関係について、具体的な事例をもとに説明。沖縄県で2009年5月に報道された「指導・支援カルテ」に対する個人情報保護制度上の問題点についても報告する。
55	2009年8月26日	学校教育と著作権−学校教職員のための著作権講座	恩納村立喜瀬武原幼小中学校校内研修会	幼稚園・小学校・中学校における著作権法について学ぶことにより、学校運営上の情報の取り扱い方を再検討し、学校職員の資質向上を図る。
56	2009年9月5日	調べ学習への関わりにみる学校図書館の類型化とその分析--沖縄県内公立小中学校の学校司書を対象とした調査から	平成21年度日本学校図書館学会研究発表大会研究発表	沖縄県内の公立小・中学校の学校司書を対象として、学校図書館を中心とした調べ学習の展開において、どのような属性を持つ担当者のいる学校図書館が調べ学習との関わりが深くなるのか、調査結果をもとに類型化による分析を試みる。(琉球大学望月道浩氏との共同発表)
57	2010年2月21日	個人情報の保護と図書館の自由：学校図書館を中心に。公共図書館、大学図書館に及ぶ	日本図書館研究会平成21年度研究大会	図書館の自由と個人情報保護の関係について、特に貸出記録を返却後も保有することの違法性を考察。各自治体の個人情報保護条例の「思想信条の収集制限」を手がかりに、学校図書館、公共図書館、大学図書館での貸出記録の管理方法について言及。シンポジストとしても参加。
58	2010年6月21日	レファレンス--その業務内容と図書館員の役割	沖縄県公共図書館連絡協議会2010年度第2回研修会	公共図書館の新任職員向けの研修。レファレンスサービスの定義、方法、注意点を説明。
59	2010年6月22日	著作権--著作権保護からみる図書館員の専門性	沖縄県公共図書館連絡協議会2010年度第2回研修会	公共図書館の新任職員向けの研修。著作権法と利用者サービスの関係について、特に複製権との関わりを中心に説明し、図書館員の専門性について考える。
60	2011年2月5日	「学校図書館に「専任・専門・正規」の職員がいたらこんなことができる」パンフレット原案説明	学校図書館問題研究会第8回研究集会	学校図書館問題研究会職員問題を考えるプロジェクトチームが検討してきた、職員配置をアピールするためのパンフレットの原案を発表。
61	2011年10月22日	沖縄県内のレファレンスサービスにみる問題点　 ―司書資格課程受講生のレポートから―	大学図書館問題研究会福岡支部10月例会	司書課程受講生のレポートからの発表。実際に各大学・公共図書館のレファレンス・サービスを利用させ、その際の図書館職員の回答・態度等を観察した結果を報告。
62	2012年6月16日	「図書館の自由」と学校図書館	平成24年度　学校図書館を考える全国連絡会	記念講演。難しい問題が多いとされる学校図書館での「図書館の自由」の実践の在り方について、「利用者の秘密を守る」という項目を中心に、「図書館の自由に関する宣言」の解釈、司書教諭関係のテキストにみる記述のあいまいさなどを紹介。
63	2012年8月2日	漫画に見る学校図書館員のイメージ	全国学校図書館問題研究会大会第27回	ナイターでの報告。漫画作品にみる図書館員のイメージについて、公共図書館との比較や、他のメディア(映画やテレビドラマ)での先行研究との比較を通して紹介。
64	2012年8月14日	学校教育と著作権法	2012年度沖縄国際大学教員免許更新制講座	学校現場における著作物の取り扱いに関するルールについて、受講生からの事前質問をふまえて解説。著作権法35条を中心に、教材作成のための複製はどこまで許されるか、調べ学習での引用教育、文化祭等での上演・演奏に関するルール、さらに著作者への許諾の取り方などを説明。
65	2012年9月24日	図書館の自由--いまなぜ図書館の自由なのか？	2012年度日本図書館協会図書館基礎講座	現職図書館員を対象とする、日本図書館協会による九州地区基礎講座の1コマを担当。図書館の自由の理念と事例紹介、望ましい対応などを解説。
66	2012年10月20日	学校図書館と著作権法−著作権保護からみる学校司書の専門性	第59次那覇支部教育研究集会図書館分科会	著作権法と学校図書館との関わりについて解説。著作権法の基礎知識をふまえて、学校内でのコピー、BGM、読み聞かせ、絵本の拡大、禁無断複製の効果などに触れる。
66	2013年4月6日	司書課程における学校図書館担当者養成の可能性と課題	学校図書館問題研究会拡大全国委員会	司書資格課程において、学校担当者(学校司書)を養成する場合、どのような方法があるか(司書教諭課程との連動)、さらにどのような科目が不足しているか、を報告。
67	2013年6月17日	私がみた沖縄―沖縄で図書館学を教えていて感じることー	図書館問題研究会第60回指宿大会	テーマ別交流会「図書館九条の会」にて報告。沖縄県の図書館活動が基地問題とどのように関わっているかをレポート。
68	2013年7月7日	図書館利用者の文献検索行動に関する調査	第30回医学情報サービス研究大会（2013年沖縄大会）	発表・企画内容の概要 = 情報リテラシーを学ぶ初年次学生向けの授業の一部を使って、図書館機能を活用した文献検索テクニックのレクチャーを行なっている。大学生の文献検索行動にはパターン化されたミスが多く、それは館種を問わず、利用者が学術情報を入手しようとする場合にも広く共通すると思われる。アンケート結果をもとに、文献ガイダンス・情報サービスの課題を考えてみたい。
69	2013年8月5日	司書課程における学校図書館職員養成の可能性と課題	学校図書館問題研究会第29回島根大会分科会	学校図書館問題研究会第29回島根大会分科会での発表をまとめたもの。司書資格課程において、学校担当者(学校司書)を養成する場合、どのような方法があるか(司書教諭課程との連動)、さらにどのような科目が不足しているか、を報告。
70	2013年8月8日	「図書館の自由」から考える学校司書の専門性 ―資料収集・提供をめぐる問題をどう考えるか？	平成25年度沖縄県立学校事務職員（図書館担当）研修会	県立高校司書を対象とする講演会。学校図書館での選書の在り方について、「図書館の自由」という観点からどのような指針をもてばいいか、事例をあげて紹介。
71	2013年9月25日	大学図書館と著作権 著作権法をもとに考える図書館員の専門性	平成25年度沖縄県大学図書館協議会	大学図書館と著作権との関わりについて、著作権法の基礎とコピーサービスの在り方を説明。さらに、司書が著作権の専門家として法律で認められていることを紹介し、大学図書館に専門職の配置が必要であることにも触れる。
72	2013年11月10日	「図書館の自由」から考える学校図書館の役割 ―はだしのゲン問題をどう考えるか？ 子どもの読書の秘密をどう守るか？	日本図書館協会・学校図書館基礎講座	長崎県佐世保市で開催された日本図書館協会基礎講座の講師として、学校図書館関係者を対象として、図書館の自由と学校図書館との関わりを説明。ないがしろにされやすい利用者のプライバシー保護の取り組みや、『はだしのゲン』騒動を通して考える資料収集・提供の在り方などを取り上げる。
73	2013年11月11日	「図書館の自由」の理念と現実 −いまなぜ図書館の自由なのか？	長崎県立図書館　平成25年度第3回　図書館実務研修会実施要項	長崎県立図書館で開催された図書館関係者への実務者研修の講師として、図書館の自由に関する宣言の概要を説明。午後の研修では、はだしのゲン騒動やレコメンドサービスの是非などを取り上げたディスカッションも実施した。
74	2013年11月22日	学校図書館における 貸出履歴の取り扱い をめぐる論点整理 −『読書指導』という名のレコメンドをどう捉えるか？	第99回全国図書館大会　第7分科会	全国図書館大会での報告内容をまとめたもの。サービス向上のため、貸出記録の利活用が求める動きがある一方で、返却後の記録消去をうたってきた「図書館の自由」の理念との対立が起こっている。学校図書館では貸出記録の利活用はどのように考えられてきたかを紹介。
75	2013年11月25日	「図書館の自由」から考える学校図書館の役割 ―『はだしのゲン』騒動をどう考えるか？	うるま市学校司書研修会	沖縄県うるま市の小中学校の司書を対象とした研修会。学校図書館での資料収集・提供の在り方について、「図書館の自由」との関わりに注目して説明。「はだしのゲン」問題を手がかりとして、残酷な表現が含まれる資料をどうとらえるか、参加者によるディスカッションも行う。
76	2014年4月19日	「これからの学校図書館担当職員に求められる役割・職務及びその資質能力の向上方策等について（報告）」を読む	沖縄県図書館協会調査研究部会　第2回学習会	文部科学省の有識者会議によって示された報告書の内容について、評価できる部分、課題と感じる部分を報告。県内学校関係者(研究者、学校司書)とディスカッションを行った。
77	2015年2月1日	選書をめぐる問題と学校図書館・学校司書の役割 ―こんなリクエスト、蔵書への批判が あったらどうしますか？―	図書館教育全県研究会(長野県)	長野県内の学校図書館関係者向けの研修会の講師として、「図書館の自由」との関わりから、幅広い事例を紹介。性表現が含まれるBL本・ライトノベル、長崎佐世保市の同級生殺害事件に影響を与えた本など、学校図書館で扱いづらい資料についてどのように考えればよいか、グループワークも取り入れた研修。
78	2015年2月9日	第3講「図書館の自由」 図書館の自由の基礎知識--資料収集と提供の自由を中心に	日本図書館協会図書館基礎講座	日本図書館協会基礎講座の講師として、「図書館の自由に関する宣言」の概要を紹介。近年、多くの問題が起こっている「資料収集、提供の自由」をピックアプし、様々な事例を紹介した上で、参加者にも「こんなときどうする？」を考え、発表してもらう。
79	2015年5月16日	沖縄の図書館事情と地域課題	図書館総合展2015in恩納村	「クロストーク:地方創生! 沖縄の図書館振興とまちづくり支援・課題解決支援」のパネラーの1人として、沖縄県の図書館事情を、公立図書館を中心に報告。戦前、占領下、戦後の県内図書館の歴史を振り返りつつ、課題解決支援に取り組む県立図書館、名護市立図書館、沖縄市立図書館などの取り組みを紹介。
80	2015年5月23日	「図書館の自由」から考える 学校図書館・学校司書の役割 ―プライバシー・個人情報の保護を中心に―	学校図書館問題研究会・九州ブロック集会in熊本	学校図書館と「図書館の自由」とのかかわりについて、「利用者の秘密を守る」ことを中心に説明。秘密を守ることと漏らさないことの違い、図書委員による貸出の法令上の問題点、貸出冊数とプライバシーの関係など、事例を挙げて紹介。
81	2015年6月18日	ネット時代のレファレンス サービスと司書の専門性 利用者は何を求めている？ 何を感じている？	豊見城市立中央図書館研修	インターネット時代、調べたいことは自分で調べられる、という利用者が増える中で出てきているレファレンスサービス不要論、過剰論に、図書館・司書はどうこたえるべきか、利用者の情報行動の特徴、レファレンスの先進的な取り組みを紹介しつつ、その可能性を考える。
82	2015年7月24日	学校図書館と著作権法 ー著作権法の専門家として学校司書が 果たすべき役割とは？(小中学校編)ー	第34回　沖縄県小中学校司書研究大会分科会	学校図書館と著作権法のかかわりについて、事前に頂いた質問に回答する形で解説。小中学校独自の問題として、ブックカバーの切り抜きなどを利用した展示物の作成問題などを取り上げる。
83	2015年7月27日	図書館の自由とその弱点―最近の事例紹介と職員問題との関わりに注目して	第6回　九州地区図書館非正規職員交流会	「図書館の自由」をめぐる最新の問題として、『日経WOMAN』、『『絶歌』、『大嫌韓流』の3タイトルを紹介。基本的な考え方と、各図書館での対応、さらに、「図書館の自由」を実践する上での、雇用のあり方について触れる。
84	2015年7月30日	学校図書館と著作権法 ー著作権法の専門家として学校司書が 果たすべき役割とは？(高校編)ー	沖縄県高等学校図書館協議会司書部研修会	学校図書館と著作権法のかかわりについて、事前に頂いた質問に回答する形で解説。高校図書館で悩ましい事例として、調べ学習などでの著作権指導のあり方(引用方法)について取り上げる。
85	2015年8月9日	学校図書館と「図書館の自由」の親和性 −資料収集の自由・資料提供の自由を実践するために−	日本図書館協会学校図書館部会　第44回　夏季研究集会	学校図書館法改正を受けて進む、学校司書の資格養成課程の検討において、「図書館の自由」はどのように位置づけられるべきか。「自由宣言」の「すべての図書館に基本的に妥当する」と書かれた経緯、その後の実践の深まり、、学校図書館と「図書館の自由」の親和性に懐疑的な意見の多くが、「自由宣言」への誤解に基づいているという視点から報告。
86	2015年8月20日	学校図書館における「図書館の自由」のあり方を考える −資料収集・提供の自由を中心に−	平成27年度岡山市学校司書部会8月全体研修会	学校図書館と「図書館の自由」のかかわりについて、特に資料収集の自由、資料提供の自由を取り上げて解説。リクエスト主義と誤解されやすい資料収取の自由が本来学校図書館に求めていることは？、知る自由はどこまでを対象範囲としているのか？、といった問題を、学校図書館の事例をあげながら説明。
87	2015年10月31日	ビブリオバトルを図書館活動・読書推進に どう生かすか？	平成27年度沖縄県立図書館セミナー	文部科学省による第三次子どもの読書活動の推進に関する基本計画の中で取り上げられている「ビブリオバトル」について、県内図書館関係者に紹介、大学生による実演を通して、その実施方法、課題を考える。企画、進行、講師を担当。
88	2015年11月30日	第3講「図書館の自由」 図書館の自由の基礎--資料収集と提供の自由を中心に	日本図書館協会図書館基礎講座in鹿児島	日本図書館協会基礎講座の講師として、「図書館の自由に関する宣言」の概要を紹介。「資料収集、提供の自由」をピックアプし、様々な事例を紹介。嫌韓本、ツタヤ図書館での選書、『絶歌』の問題などを取り上げる。
89	2016年2月13日	学校図書館の機能・役割を再確認し、学校司書の専門性とはなにかを考える	学校図書館問題研究会　第12回研究集会	学校図書館問題研究会内の「職員問題を考えるプロジェクトチーム」を代表して、学校図書館法改正を受けて検討が進む、学校司書の資格養成方法を議論するための土台となる、学校図書館の機能・役割、学校司書の専門性について、PTからの案を報告。
90	2016年2月17日	選書・資料提供のあり方について考える 「図書館の自由」をめぐるウソ・ホント	那覇市立図書館研修会	那覇市の図書館職員を対象とする研修会。図書館の自由について理解を深めるために、資料収集・提供の自由について最新の事例とともに解説。後半はグループワークを通して、各図書館の現状についての問題点を考える。
91	2016年2月25日	図書館の自由」を読み直す―国立国会図書館との接点・沖縄からの問題提起	国立国会図書館・職員組合共催　2015年度文化祭	図書館の自由という考え方が、国立国会図書館に何を求めているか、2015年末から問題になった『亞書』騒動などを手掛かりとして考える。
92	2016年3月5日	図書館と貧困―「図書館の自由」との接点・釜ヶ崎からのリポート	びよんどネット学習会	図書館におけるホームレス問題をテーマとする学習会にて、東京・山谷地区周辺の図書館での取材と、大阪・釜ヶ崎地区の文庫活動のリポートをもとに報告、問題提起。指定管理者制度の広がり、非正規職員の増加といった図書館界の変化がホームレス問題にどう影響するか、にも言及。
93	2016年6月27日	➊ これからの学校図書館担当者の役割・職務 ―学習センター・情報センター機能に注目して/❷読書推進におけるビブリオバトルの可能性・課題	平成28年度 宮古地区司書教諭・図書館主任・図書館司書研修会	沖縄県の宮古島市と周辺離島の学校図書館担当者への研修として、学校図書館のこれからの役割として、アクティブ・ラーニングとの関わりを説明。後半は、沖縄県でも広がりを見せつつあるビブリオバトルのルールや課題を説明。
94	2016年8月8日	学図研の考える「学校司書の専門性(専門的職務)」を支える「知識・技能」について	学校図書館問題研究会全国大会(岐阜大会)第9分科会	学校図書館問題研究会内の人プロのメンバーとして、学校図書館法改正を受けて検討が進められている学校司書の資格・養成を検討するための基盤となる、学校司書の知識・技能について考察し、報告。
95	2016年8月18日	「図書館の自由」と高校教育 −18歳選挙権・アクティブ・ラーニングとの関わりから 「資料収集の自由」の意味を考える	東京都立高等学校学校司書会夏季連続講座	東京都立高校の学校司書を対象とする講座内での講演。最近の高校教育の変化として、アクティブ・ラーニングの導入と18歳選挙権のスタートを取り上げ、「図書館の自由」という観点から、学校図書館がなすべきこと、学校司書の役割を伝える。
96	2016年8月22日	ビブリオバトルを 図書館活動・読書推進に どう生かすか？	平成28年度 八重山地区司書教諭・図書館主任等研修会	石垣島とその周辺離島の学校図書館担当者を対象とする研修会。ビブリオバトルのルールを説明したうえで、参加者とともにビブリオバトルを体験し、学校教育に取り入れていく上での問題点、課題、方法などを考える。
97	2016年8月29日	学校図書館と「図書館の自由」 ―資料収集の「自由」とは？、利用者の秘密を「守る」とは？	箕面市学校司書研修	小中学校の学校司書を対象とした研修。図書館の自由に関する宣言の中の「資料収集の自由」が意味する「自由」とは何か、「利用者の秘密を守る」の「守る」とは何か、最新の事例を紹介しつつ、解説する。
98	2016年9月26日	著作権と読書活動ボランティア　−Q&Aで学ぶ著作権法の基礎	沖縄県子ども読書指導員養成講座	沖縄県が子ども読書推進のために開催する「子ども読書指導員養成講座」の中の1講座を担当。ボランティア活動と著作権法との関わりについて、学校現場、図書館でのお話し会、ブックトークを取り上げ、Q&A形式で解説。
99	2016年11月4日	ビブリオバトルセミナー　ビブリオバトルを体験しよう	沖縄県立図書館第6回　図書館まつり	前年に続いて、沖縄県立図書館が図書館関係者向けに開催するセミナーにて、ビブリオバトルの方法・課題などを紹介。参加者によるワークショップ型での体験のコーディネートも務める。
100	2016年11月21日	沖縄から「図書館の自由」を考えよう―選書(資料収集)・資料提供を中心として	沖縄県公共図書館連絡協議会第3回研修会	沖縄県名護市立中央図書館で開催された県内公共図書館、学校図書館関係者向けの講演会。沖縄問題と図書館の自由との関わりに注目し、選書のあり方、資料提供のあり方を紹介し、沖縄の図書館だからこそ実感できる「図書館の自由」の価値について考える。
101	2016年11月23日	ビブリオバトル・ミニ	宜野湾市民図書館ぎのわん教育の日特別企画	沖縄国際大学図書館情報学ゼミと宜野湾市民図書館との協働企画。県内学校図書館関係者や利用者にビブリオバトルについて知ってもらうためのセミナー型イベントを開催。司会・解説を担当。
102	2016年12月21日	公共図書館と著作権− 「著作権の専門家」としての司書の専門性とは？	H28那覇市立図書館第2回研修会	著作権法の改正動向をふまえつつ、クイズ形式で著作権法と図書館サービスとの関わりを考える。後半は、著作権法を理解した上での司書の専門性を考えるためのグループワークを実施。
103	2017年1月30日	講座３「図書館の自由」 ―資料収集・提供の「自由」とは？　 利用者の「秘密」を「守る」とは？	日本図書館協会図書館基礎講座in熊本	熊本県で開催された図書館基礎講座の1コマを担当。資料収集・提供の自由と、利用者の秘密を守る、に関する最新事例を紹介、グループワークで図書館のあるべき姿を考える。
104	2017年2月20日	図書館事情から「沖縄」を考える―公共図書館を中心に	図書館問題研究会第43回研究集会in沖縄	特別報告として、沖縄の図書館事情を現地事務局を代表して報告。沖縄戦の影響により、公共図書館の復興・設置が遅れたことで他府とは異なる展開を見せていることに注目。
105	2017年3月12日	沖縄から「図書館の自由」を考える―沖縄問題との接点に注目して	図書館9条の会第13回学習会	図書館の自由と沖縄問題との関係に注目して、ここ数年の沖縄の図書館の状況をふまえた、図書館の自由の疑問点、特に資料収集・提供の自由のあり方について問題提起。「政治的中立性」のとらえ方について参加者とともに考える。
106	2017年3月13日	図書館で本を選ぶということ―「図書館の自由」の視点から	NPO法人げんきな図書館研修会	公共図書館での資料の選択と、その前提となる資料提供について、図書館員の専門職性を支える「図書館の自由」との関わりから解説。図書館の自由について理解を深めることが、専門職としての選書の実践につながることを、事例学習を通して学ぶ。
107	2017年4月19日	大学生はなぜ本を探せないのか？　探さないのか？ ―司書課程教員の立場から図書館利用教育に 関わって見えてきたこと―	私立大学図書館協会西地区部会　九州地区協議会	授業で取り組んでいる初年次学生向けの文献検索ガイダンスから見えてきた課題と、図書館と協働して行っている司書課程学生による文献検索支援事業を報告。
108	2017年7月27日	学校図書館とプライバシー 〜プライバシーガイドラインを考えてみよう	平成29年度県立学校事務職員(図書館担当)研修会	学校図書館におけるプライバシー保護の課題について、「図書館の自由」という観点から説明。後半は、貸出記録の消去、図書委員の貸出の是非をめぐるグループワークを実施。プライバシーガイドラインを策定するための基礎的な検討を行う。
109	2017年8月4日	学校図書館から「図書館の自由」を考える 　〜選書(資料収集)とプライバシー保護に注目して	第36回沖縄県小中学校司書研究大会全体研修	図書館の自由と学校図書館の関係について、選書とプライバシー保護に注目して説明。最近のライトノベルの選書問題、高校での貸出記録漏洩事件などを手がかりに、図書館の自由に対するよくある誤解、学校図書館で実践する上での注意点などを解説。
110	2017年8月7日	「プライバシー・ガイドライン(案)」は どのように受け止められたか？ ――沖縄の小中学校・高校司書の意識調査を手がかりに	学校図書館問題研究会第33回全国大会(岡山大会)第7分科会	学校図書館問題研究会長野支部が検討中の「プライバシーガイドライン」について検討するため、沖縄県の学校司書(小中高校)、約250名へのアンケート調査結果を報告。ガイドラインへに対する現場での受け止め方を紹介。
111	2017年8月21日	学校図書館から「図書館の自由」を考える 　〜「図書館の自由」の視点を収集方針に取り入れるには？	箕面市学校司書研修会	昨年度に引き続き、小中学校図書館と図書館の自由との関係について、事前に寄せていただいた質問に回答する形で解説。検討中の資料収集方針に図書館の自由の視点をどう生かすか、参加者とともに考える。
112	2017年8月28日	講座２「図書館の自由」 ―守っていますか？「利用者の秘密」　 こんな時どうしますか？「資料収集・提供の自由」	図書館基礎講座2017in宮崎	公共図書館と図書館の自由との関わりを、最新の事例を手がかりに紹介。利用者のプライバシーとして、性別情報・氏名情報の収集の是非、資料収集・提供の自由に関しては、政府言論・反政府言論のバランスについて解説。
113	2017年9月9日	沖縄の図書館で起こっていること・ 沖縄で考えたこと	図書館見学＆交流会懇親会	大阪を拠点に活動している「図書館見学＆交流会」の特別講座として講師を担当。「沖縄」というフィールドから図書館、図書館の自由をみた時に感じることを問題提起。
114	2017年9月25日	著作権と 読書活動ボランティア ―クイズで楽しく学ぶ著作権法の基礎―	沖縄県子ども読書指導員養成講座	沖縄県が主催する、読書活動ボランティア指導員の養成講座の1コマを担当。読み聞かせやブックトークなどの読書活動において、ボランティアが気を付けるべき著作権法のルールをQ&A形式で学習。法律を越えて著作物を利用する場合の方法も実践的に解説。
115	2017年10月13日	病院図書館と公共図書館の連携 病院図書館関係者に知ってほしい3つのキーワード −知る権利・医療健康情報コーナー・アウトリーチ−	沖縄メディカルライブラリー研究会20周年記念研修会	病院図書館の一部である患者図書館サービスを、病院で広げていくためにはどのような方法があるのか、また課題があるのか、患者の知る権利、インフォームドコンセント、アウトリーチサービス、といったキーワードをもとに紹介する。
116	2017年11月4日	ビブリオバトルセミナー　ビブリオバトルを体験しよう！	沖縄県立図書館第7回　図書館まつり	前年に続いて、沖縄県立図書館が図書館関係者向けに開催するセミナーにて、ビブリオバトルの方法・課題などを紹介。参加者によるワークショップ型・イベント型でのビブリオバトル体験のコーディネートも務める。
117	2017年11月25日	ビブリオバトルセミナー　ビブリオバトルを体験しよう！	宜野湾市民図書館・ぎのわん教育の日関連イベント	宜野湾市の学校司書、公共図書館司書と、司書を目指す学生が参加するビブリオバトルセミナーの講師を務める。ビブリオバトルの方法、課題などを説明したのち、参加者によるワークショップ型・イベント型でのビブリオバトル体験のコーディネートも務める。
118	2017年12月1日	学校図書館における「図書館の自由」 〜高校図書館でのプライバシー保護・選書を考える	平成29年度熊本県高等学校教育研究会図書館部会・文化連盟図書専門部研究・研修大会	熊本県の県立高校司書が参加する研修会。「図書館の自由」の立場から見た、今日の学校図書館の役割について、プライバシー保護と選書の2つの側面から解説。政治的中立性を学校文化の中でどう広げるか、プライバシーを守るとは具体的にどのような役割を指すのか、参加者とともに考える。
119	2017年12月5日	学校図書館から「図書館の自由」を考える〜高校の図書館だからこそ考えておきたい2つの課題	和歌山県高等学校教職員組合司書部研修会	和歌山県の県立高校司書が参加する研修会にて、「図書館の自由」の立場から見た、今日の学校図書館の役割について、プライバシー保護と資料収集・提供の自由の2つの側面から解説。ライトノベルの収集、利用者の秘密を守る意味について、高校図書館での事例を想定して具体的にどのような役割を指すのか、参加者とともに考える。
120	2018年6月29日	学校図書館とプライバシー　プライバシーガイドラインを考えてみよう・「図書館の自由に関する宣言」を手がかりに	石垣市学校司書研修会	学校図書館におけるプライバシー保護のあり方について、小中学校を事例に紹介。「図書館の自由に関する宣言」の解説書をもとに、貸出記録を守るとはどのような意味が含まれているのか、残さない・目的外に利用しない・必要以上に集めない、という3つのキーワードをもとに説明。
121	2018年8月1日	ビブリオバトルセミナー　ビブリオバトルを体験しよう！	平成30年度浦添市立学校図書館司書研修会	浦添市立図書館が進めているYA世代へのビブリオバトルの普及を目的とした研修会。市内小中学校司書、学校図書館担当教員などにビブリオバトルを体験してもらい、学校で行う場合の留意点などを検討した。
122	2018年8月1日	こんなときどうする？　学校図書館と選書――沖縄の学校図書館だからこそ考えておきたいこと	平成30年度県立学校事務職員(図書館担当)研修会	沖縄県立高校の学校司書向けの研修を昨年に引き続いて担当。前回は、「図書館の自由に関する宣言」のなかの、プライバシー保護について取り上げたため、今回は、資料収集・選書をピックアップ。自由宣言をもとに、Q&A形式で選書への悩みを紹介し、参加者とともに望ましい対応を考える。選書の自律性を実現する上で必須となる職員の安定した身分にかかわる問題として、会計年度任用職員制度にも触れる。
123	2018年8月2日	学校図書館とプライバシー 〜「図書館の自由に関する宣言」を手がかりに考えてみよう	学校図書館問題研究会第34回全国大会(鹿児島大会)第7分科会	学校図書館におけるプライバシー保護のあり方について、「図書館の自由に関する宣言」を手がかりとして、4つの原則を紹介。最近の事例として、村上春樹氏の高校時代の貸出カード報道問題、NHKプロフェッショナル仕事の流儀での貸出カード放映問題、三郷市立小学校での貸出記録の教育的利用報道なども取り上げる。
124	2018年8月8日	著作権法の基礎の基礎――社会教育の現場で働くために	平成30年度情報教育指導者等養成講座	沖縄県内の社会教育、学校教育関係者向けの研修。著作権法の理解と、実務に役立つ著作権法の運用をテーマとして、間違いやすい著作物の定義、著作権法の目的、著作権法の保護期間などを、教育現場での著作物の利用を想定して解説した。
125	2018年9月5日	みんなでビブリオバトル―ビブリオバトルで遊んでみよう	平成30年度浦添市立図書館・仲西中学校図書委員会研修会	浦添市立図書館が12月に予定しているイベント「ビブリオバトルセミナー」の広報も兼ねて、市内中学校の図書委員会にてビブリオバトルの説明と体験を行った。
126	2018年10月27日	ビブリオバトルセミナー　ビブリオバトルをコーディネートするために	平成30年度子ども読書指導員スキルアップ講座	沖縄県が養成している子ども読書指導員の1期生、2期生を対象とするスキルアップ講座。ビブリオバトルを地域で、図書館で、学校で広げていくための方法と注意点を学び合う。
127	2018年11月10日	ビブリオバトル入門講座　「ビブリオバトル」ってなんだろう？	沖縄市立図書館・図書館セミナー	沖縄市立図書館リニューアル移転記念イベントの1つとして、ビブリオバトルを紹介するため、簡単なレクチャーの後、司書課程の大学生、沖縄市立図書館職員と、山口が参加したビブリオバトルのデモンストレーションを開催。
128	2018年12月1日	ビブリオバトル入門セミナー　「ビブリオバトル」を体験してみよう	平成30年度浦添市立図書館ビブリオバトル＆２０１８うらそえYA文芸賞表彰式	第二部のビブリオバトルセミナーの司会進行を担当。ビブリオバトルのルールを説明した後、参加者全員によるビブリオバトルのワークショップを開催。
129	2018年12月25日	ビブリオバトル入門講座　「ビブリオバトル」ってなんだろう？	沖縄少年院特別授業	沖縄少年院の特別授業として、生徒と職員を対象として、ビブリオバトルのルール・効果を説明し、進行役として、司書課程の学生によるビブリオバトルのデモンストレーションを実施。
130	2019年2月25日	こんなときどうする？「図書館の自由」　最新事例を手がかり(資料収集・提供の自由を中心に)	平成30年度熊本県内図書館職員「中・上級者」研修会(熊本県図書館連絡協議会主催)	図書館の自由を、深く理解するために、よくある疑問・誤解を手がかりにその基礎を振り返り、最新事例への望ましい対応を考えることで、中級・上級職員に必要な説明力、応用力を身に着けるための研修会。最新事例として、『開けられたパンドラの箱』をめぐる問題を取り上げる。
131	2019年3月11日	講座３「図書館の自由」 ―図書館の自由の基礎の基礎	日本図書館協会図書館基礎講座in九州(佐世保)	長崎県佐世保で開催された図書館基礎講座の1コマを担当。資料収集・提供の自由と、利用者の秘密を守る、に関する最新事例を紹介。憲法との関わりに注目し、図書館の自由の基礎の基礎にあるエッセンスを理解する。
132	2019年6月6日	著作権法の基礎の基礎 ー公共図書館で働くための基礎知識ー	令和元年度(2019年度)沖縄県公共図書館連絡協議会第2回研修会	今年度から県内の公共図書館で働き始めた初任者を対象とする講座。著作権法の基礎知識として、法律の目的は権利の種類等を説明し、複製権を中心に図書館サービスとの関わりや留意点を解説した。
133	2019年7月10日	著作権法と司書の専門性 〜法改正と最近の動向もふまえつつ〜	令和元年度(2019年度) 公共図書館第3回研修会 (スキルアップ研修)	第2回研修に続く著作権講座。今回はスキルアップ研修と位置づけ、著作権法の改正動向をふまえつつ、著作権法の知識を図書館サービスにどのように生かしていくか、という視点から解説した。
134	2019年8月26日	情報教育指導者に役立つ 著作権法の基礎知識	令和元年度情報教育指導者等養成講座	学校教員、社会教育担当者を対象とする著作権法の基礎的な理解を深めるための研修会。著作権法の基礎として、誤解しやすい法の目的、著作権の種類とその制限について解説した。
135	2019年9月16日	領域1区分C「図書館の自由」	2019年度JLA中堅職員ステップアップ研修	日本図書館協会が主催する中堅職員向けの研修の1コマを担当。「図書館の自由」をより実践的に理解するため、講義だけでなく、資料提供の自由と政治的中立性、利用者のプライバシー保護と性別情報の収集・活用をテーマとするグループディスカッションも取り入れる。
136	2019年9月18日	著作権法と図書館活動--Ｑ＆Ａで学ぶ実践的知識	2019年度沖縄県公共図書館連絡協議会第2回資料・サービス部会	図書館職員向けの研修会。事前に著作権と図書館活動に関する質問を受け付け、回答する形式で、著作権法の実践的な理解を深める。地図や写真を掲載した資料のコピーサービスはどこまで可能か？、出版者から著作権侵害を理由に閲覧制限の申し出があったらどうするか？、などを取り上げる。
137	2019年10月10日	みんなでビブリオバトル---ビブリオバトルってどんなもの？	浦添市立浦添中学校図書委員会 研修会	浦添市立図書館の共催による、YA世代への読書普及イベント。図書委員会にてビブリオバトルを紹介し、学校長、学校司書、図書館主任の先生によるデモンストレーションを実施、その後、全員で本の紹介文を考えて2人1組で練習した後、希望者によるミニビブリオバトル大会を開催
138	2019年12月8日	YA限定ビブリオバトル入門セミナー	2019年度浦添市立図書館ビブリオバトル＆2019うらそえYA文芸賞表彰式	昨年に続いて第二部のビブリオバトルセミナーの司会進行を担当。今回はYA世代に限定したセミナーを開催。ビブリオバトルのルールを説明した後、参加者全員によるビブリオバトルのワークショップを開催。
139	2020年1月26日	塩見昇氏へのインタビューをはじめて−その学校図書館理論を探る（中間報告）	日本図書館研究会第355回研究例会	日本図書館研究会学校図書館史研究グループの一員として報告を担当。塩見昇氏の半生をインタビューを通して聞き取り，その学校図書館論がどのように形成されてきたのかを検討。これまでに実施してきた計7回のインタビューの中間報告を行い，分析手法（インタビューのまとめ方）や成果の公開方法などの検討課題について参加者とともに議論した。
140	2020年1月30日	こんなことで困っていませんか？　――図書館の自由を学び直す	令和元年度図書館地区別研修(近畿地区)	文部科学省と京都府教育委員会主催の図書館現職者向けの研修会。「図書館の自由」について、現場から寄せられる質問や最新の事例をもとに、図書館の自由という理念が何を求めているのか、基本的人権・憲法との関わりを通して説明。
141	2020年10月20日	学校図書館とプライバシー　 ―「図書館の自由」の観点から日常業務を見直してみよう！	大阪私立中学校・高等学校図書館研究会2020年度第1回研修会	学校図書館でのプライバシー保護の在り方について、私立学校を対象とする個人情報保護法や図書館の自由の考え方をもとに、なぜ・なにを・どう、という3つのテーマで、日常業務を見直すポイントを紹介。事前に録画した動画を配信し、チャットでの意見交換を行いつつ講演を行った。
142	2020年10月23日	図書館で本を選ぶということ −「図書館の自由」を手がかりに	令和2年度第1回図書館業務専門講座（鳥取県立図書館主催）	公共図書館、学校図書館での選書・資料選択の在り方について、知る自由・知る権利を保障するとはどのようなことか、憲法に定められた基本的人権との関わりを中心に説明。事前にいただいた質問にも答えた。オンライン配信。
143	2020年11月20日〜11月30日	新型コロナウイルス感染症と図書館の対応−「図書館の自由」の観点から−	第106回全国図書館大会和歌山大会（オンライン大会）　第7分科会　図書館の自由	コロナ禍での図書館の対応を「図書館の自由」の観点から分析、特に来館記録の収集の是非やその方法にみる問題点を指摘し、今後も起こりうる感染症対策としての来館記録の収集にみる課題を示した。オンライン報告。
143	2021年2月8日	第4講「図書館の自由」を基礎から学びなおそう！ −プライバシー保護と資料収集・提供の自由	図書館基礎講座(オンライン版)	全国各地の図書館員を対象とする基礎講座。「図書館の自由」の基礎を学びなおすことを目的として、資料収集・提供の自由、プライバシー保護の意義と方法を解説。
144	2021年2月21日	コロナ禍でのホームレスの 公共図書館利用に関する私的レポート ―支援ボランティアとしての交流をもとにー	図書館問題研究会第47回研究集会 in Zoom（図書館問題研究会理論研究部）	2020年4月〜2021年3月末まで、所属大学の学外研修制度を利用して、1年間、東京の多摩地区にてホームレス支援ボランティアに参加し、日常的な交流の中から、ホームレス当事者と支援スタッフの、図書館へのニーズを探り、社会的包摂という観点からその課題をレポート。
145	2021年3月8日	第4講「図書館の自由」の基礎の基礎−プライバシー保護と資料収集・提供の自由を考える	図書館基礎講座in九州(オンライン版)	九州地区の図書館員を対象とする基礎講座。「図書館の自由」の理解をテーマとして、資料収集・提供の自由、プライバシー保護の意義と方法を基礎から解説。
146	2021年6月9日配信開始	著作権法の基礎の基礎　-公共図書館で働くための基礎知識-	令和3年度沖縄県公共図書館連絡協議会初任者研修会	今年度から県内の公共図書館で働き始めた初任者を対象とする講座。著作権法の基礎知識として、法律の目的、権利の種類等を説明し、複製権を中心に図書館サービスとの関わりや留意点を解説した。
147	2021年7月30日配信開始	「図書館の自由」とプライバシー保護−プライバシーとは何か？　図書館はどう保護するべきか？	令和3年度公立図書館職員研修会(沖縄県立図書館主催)	図書館の自由の理念の1つである「プライバシーの保護」について、プライバシー概念が広がりつつあることを前提に、改めて図書館で利用者のプライバシーを保護するために具体的にどのようなことが求められるのかを解説。
148	2021年8月31日配信開始	学校教育と著作権法-著作権法の基礎-	令和3年度 情報教育指導者等養成講座	2021年から本格的にスタートした「授業目的公衆送信補償金制度」を学ぶための研修。制度の前提となる著作権法の基礎知識を解説するとともに、学校教育と著作権法との関わりを説明。
149	2021年9月8日配信開始	著作権法と司書の専門性〜最近の法改正の動向もふまえつつ〜	令和3年度沖縄県公共図書館連絡協議会第３回研修会【スキルアップ研修】	初任者研修に続くステップアップ研修。著作権法の基礎知識をふまえた上で、複製権以外の権利にも注目しながら、公共図書館サービスの中で著作権法糊化をどう生かすかを説明。31条の法改正動向も紹介。
150	2021年11月30日配信開始	学校図書館におけるプライバシーの保護―学校教育との望ましい関係とは？	令和3年度学校図書館司書研修会(沖縄県立図書館主催)	学校図書館関係者向けに、図書館の自由の原則の1つである、プライバシー保護の在り方について説明。教育的配慮と児童生徒のプライバシー保護が対立する場合にどのように対応すればよいか、「いま来た道」とも言われる、図書館の自由の過去の実践をもとに望ましい在り方を解説した。
151	2021年12月2日	「図書館の自由」を学び直す―「知る自由」・「プライバシー」とは何か？	令和3年度関東・甲信越静地区図書館地区別研修	文部科学省と新潟県教育委員会主催の図書館現職者向けの研修会。「図書館の自由」について、よくある質問や最新の事例をもとに、図書館の自由という理念が何を求めているのか、基本的人権や憲法との関わりを通して説明。
152	2021年12月17日	「図書館の自由」を学びなおそう ― 「プライバシー」を「守る」とは?　そもそも・どう・何を保護するのか？	佐賀県公共図書館協議会研修会	「図書館の自由」の原則の一つであり、資料提供・資料収集の自由を支えるプライバシー保護の在り方について、そもそも、どう、なにをという3つの観点から、最近の出来事、プライバシー概念の変化などもふまえて解説。
153	2022年4月26日	「図書館の自由」を学びなおす―「図書館の自由に関する宣言」が図書館に求めること	令和４年度静岡県公立図書館等職員運営研修（館長研修会）	図書館員が大切にする「図書館の自由」という考え方について分かりやすく解説。自由宣言が「図書館界の憲法」と呼ばれるのはなぜか、憲法と図書館の自由はどうかかわるのか？　図書館の自由からみた公立図書館の任務を解説。
154	2022年6月13日配信開始	著作権法と公共図書館−楽しく学ぼう！　著作権法の基礎の基礎	令和4年度沖縄県公共図書館連絡協議会初任者研修会	県内の公共図書館で働き始めた初任者を対象とする講座。著作権法の基礎知識として、法律の目的や権利の種類等を説明し、複製権を中心に図書館サービスとの関わりや留意点をわかりやすく解説した。
155	2022年6月24日	司書課程におけるSDGsへの取り組みと大学図書館への還元―ジェンダー平等・教育機会の保障・貧困格差の解消をテーマとする活動から	私立大学図書館協会2022年度西地区部会研究会	「住み続けられるまちづくり」「貧困の解消」「ジェンダー平等」「つくる責任・つか責任」など、図書館と「SDGs」との関わりを意識した司書課程受講生向けの学内外での実習活動の様子をレポートするとともに、所属する大学図書館との連携を通してみえてきた職員体制(委託体制)の問題点を報告。
156	2022年6月27日	読書教育・探究学習と著作権-学校図書館担当者として知っておきたい著作権法の基礎-	令和4年度小・中学校学校図書館担当教諭・学校司書研修会 (宮古地区)	宮古地区の学校図書館担当教員(司書教諭・図書館主任)、学校司書向けの研修会。読書、学習の両方に関わる基本的なルールである著作権法について、「知識」だけでなく「技能」を習得することを目指したもの。
157	2022年7月4日	読書教育・探究学習と著作権-学校図書館担当者として知っておきたい著作権法の基礎-	令和4年度小・中学校学校図書館担当教諭・学校司書研修会 (八重山地区)	八重山地区の学校図書館担当教員(司書教諭・図書館主任)、学校司書向けの研修会。読書、学習の両方に関わる基本的なルールである著作権法について、「知識」だけでなく「技能」を習得することを目指したもの。
158	2022年8月22日	Q&Aで学ぶ授業目的公衆送信補償金制度	令和４年度 情報教育指導者等養成講座	2021年から本格的にスタートした「授業目的公衆送信補償金制度」を学ぶための研修。補償金制度の内容と、沖縄での申請状況にみる課題などを報告。
159	2022年9月4日	養成課程で『学校司書のための学校図書館サービス論』を使用してみて―授業の導入部分での活用例を中心として	学校司書のための学校図書館サービス論』活用のための学習会	樹村房より出版されている「学校図書館サービス論」向けのテキストを授業で実際に使用してみての感想、反省点、今後の可能性などをリポート。今後、学校司書モデルカリキュラムを充実させるための課題などを報告。
160	2022年9月8日	学校図書館担当者として知っておきたい著作権法の基礎―ICT教育・教育DX・GIGAスクール構想をふまえて	令和4年度小・中学校学校図書館担当教諭・学校司書研修会(国頭地区)	前半は学校司書、司書教諭として学んでおきたい著作権法の基礎知識をクイズ形式で学習、後半は、今後の教育のICT化、教育のDXの中で求められる著作権法に関する知識として、授業目的公衆送信補償金制度について解説。
161	2022年9月12日	第1講　「図書館の自由」―自由宣言が図書館に求めること（解説書・第3版を手がかりに）	図書館基礎講座in大分　(大分県立図書館)	大分県で開催された、図書館基礎講座in九州。2日間にわたって開催される4講座の1つ。宣言解説書の改訂をふまえて、「図書館の自由」が図書館に求めることを「憲法」をキーワードとして解説。
162	2022年9月26日	大学図書館とプライバシー保護― 日常業務を点検してみましょう！	沖縄国際大学図書館スタッフ研修	業務委託職員を対象とするスタッフ研修。大学図書館におけるプライバシー保護の在り方について、法律・マニュアルでは問われないが、専門職として大切な点を解説。
163	2022年9月30日	図書館でどう本を選ぶか？―「図書館の自由」の観点から選書を考える	令和４年度岡山県図書館協会セミナー（第３回）	利用者からの「困った？」リクエストをどう考えるか、「図書館の自由」の考え方をヒントに望ましい対応を学ぶ。最近起こった、特定宗教からの寄贈新聞・寄贈冊子の取り扱い、文科省からの資料展示要請などのトピックも取り上げる。
164	2022年10月12日	生活困窮者の公共図書館利用と支援―ホームレス支援ボランティアとしての体験をもとに	令和４年度　図書館セミナー（沖縄県立図書館主催）	「図書館とホームレス」をテーマとする、図書館員を対象とするセミナーでの講話。2020年4月から1年間の東京でのボランティアとしての経験をもとに、公共図書館ができるホームレス支援のあり方について伝える。
165	2022年10月27日	学校図書館で考えるインフォームドアセント― 学校司書はどのようにプライバシーを保護するべきか？	那覇学校図書館司書研究会	改正個人情報保護法の動向をふまえつつ、個人情報を利活用しようという大きな流れの中で、学校司書として、子どもたちの知る権利を保障するために、どのようにプライバシーを保護するべきかを考える。
166	2022年11月19日	学校図書館の新しい日常に「図書館の自由」を活かす― GIGAスクール構想をめぐるプライバシー保護のあり方	第33回　学校図書館講座	「GIGAスクール構想」と同時に進行している改正個人情報保護法制の動向をふまえつつ、学校司書として、今後、生徒の知る自由やプライバシーをどのように保障していけばよいのか、憲法の理念に立ち返りながら解説。
167	2022年12月6日	学校図書館担当者として知っておきたい著作権法の基礎と改正動向―教育におけるDX・GIGAスクール構想をふまえて	令和4年度学校図書館司書研修会	前半は著作権法の基礎知識をクイズ形式で復習しつつ、著作権法の改正動向を確認、後半は今後の教育のICT化、教育のDXの中で求められる著作権法に関する知識として、授業目的公衆送信補償金制度について解説。
168	2022年12月16日	図書館機能を利用したリテラシー教育−大学１年生はどのように情報を入手しているのか？−	2022年度第1回沖縄県大学図書館協議会主催研修会	1年生向けの授業に取り組んでいる図書館機能を活用した文献検索ガイダンスのプログラムをレポート。図書館長として取り組んでいるガイダンスの見直しの様子なども紹介。
169	2023年1月13日	「プライバシー保護」から考える図書館の役割― 利用者のプライバシーをなぜ保護するのか？　どう保護するのか？	令和4年度南城市図書館員向け講演会	個人情報保護法制の変革が進む中で、改めて、「プライバシー」とは何か、どう保護するべきか、を、公共図書館、学校図書館での事例をもとに考える。
170	2023年1月23日	図書館でどう本を選ぶか？――「図書館の自由」の観点から「選書」を考える	令和４年度第３回練馬区図書館専門員研修	利用者から寄せられる「困った？」リクエストにどう対応すればいいか、事前に届いた事例も取り上げながら、「図書館の自由」の考え方をヒントに望ましい対応を学ぶ。
171	2023年1月25日	「図書館の自由」を学び直す――「沖縄問題」との接点から見えてくること	令和４年度九州・沖縄図書館地区別研修	「知る自由を保障する」とはどのようなことか、国民主権の発展のための権利と、すべての基本的人権と密接にかかわる権利、という2つの観点から、その意味を解説。沖縄問題との接点からみえてくる、知る自由の意味についても考える。
172	2023年6月17日	絵解き！学校図書館サービス―学校図書館と学校司書の役割を考える	学校図書館問題研究会長野支部〈しなのがくと〉 2023年度講演会	樹村房より2023年に出版されたテキストを活用して学校司書の役割・専門性を、学校図書館で働く方々ともに考えるワークを中心とした講演会。「学校司書は○○を守る」の「○○」の部分に入るキーワードを、「図書館の自由」の視点を踏まえて考える。
173	2023年７月19日	著作権法と公共図書館−著作権法の理解をサービスにどう生かすか？	令和5年度沖縄県公共図書館 連絡協議会初任者研修会	県内の公共図書館で働き始めた初任者を対象とする講座。著作権法の基礎知識として、法律の目的や権利の種類等を説明し、複製権を中心に図書館サービスとの関わりや著作権法の理解をサービスにどう生かすか、図書館員のあり方を説明した。
174	2023年9月22日	ビブリオバトルをはじめるまえに	沖縄少年院ビブリオバトル大会	沖縄少年院で年に2回ほど定期的に開催されているビブリオバトル大会（決勝大会）に参加、ルールや楽しみ方を解説。大会後は講評を述べる。
175	2023年10月19日	みんなでビブリオバトル―ビブリオバトルってどんなもの？	浦添市立神森中学校図書委員会 研修会(浦添市立図書館主催)	浦添市立図書館が主催する市内中学生向けのビブリオバトルの体験講座。山口はビブリオバトルの説明と中学生によるミニ大会のコーディネートを担当。
176	2023年11月11日	『塩見昇の学校図書館論　：　インタビューと論考』を刊行して	第391回　日本図書館研究会研究例会	日本図書館研究会研究グループの一員として発表。山口は「知的自由に裏打ちされた「図書館活動」と「図書館教育」というテーマで、塩見昇氏の学校図書館論の特徴を報告した。
177	2023年11月17日	図書館の自由・この一年	第109回・全国図書館大会(岩手大会)図書館の自由の分科会基調報告	旧統一教会関連団体刊行物への批判、被差別部落の地名等が掲載された資料の制限、文科省からの拉致問題関連図書の充実要請など、この一年の「図書館の自由」に関する出来事をピックアップして紹介。
178	2023年11月22日	「図書館の自由」を学び直そう―資料収集・資料提供への批判が起こったらどうしますか？	2023年度第1回佐賀県公共図書館協議会研修会	2021年度の研修に続いて2回目担当。資料収集・提供の自由に注目して、「図書館の自由」を参加者とともに学び直す。
179	2024年2月19日	第４講「図書館の自由」の基礎の基礎−プライバシー保護と資料収集・提供の自由を考える	図書館基礎講座オンライン2023会主催）	日本図書館協・非正規雇用職員に関する委員会が主催する、「図書館の自由」をテーマとする研修会の講師を担当。図書館の自由の4つの原則の内、プライバシー保護、資料収集・提供の自由について取り上げた。
180	2024年3月20日	学校図書館と「図書館の自由」―沖縄で考えたこと・学んだこと	学校図書館を考える会・やまぐち　学校図書館講演会	学校図書館における図書館の自由の実践について、沖縄の学校図書館現場から寄せられた相談や質問を手がかりに、そもそも「知る自由」とはどのような権利なのか、「プライバシー」とはなにか、などを参加者とともに学び直す。
181	2024年4月4日	学校図書館サービスと著作権―著作権法の基礎と改正動向	令和6年度第1回 浦添市図書館司書研修会	学校図書館のサービスと著作権法との関わり、教育のDXを支える「授業目的公衆送信補償金制度」と学校図書館と関わり、専門職である学校司書が果たすべき役割について説明。
182	2024年6月21日	著作権法と公共図書館―著作権法の理解を日常のサービスにどう生かすか？	令和6年度沖縄県公共図書館 連絡協議会第2回研修会	県内の公共図書館で働き始めた初任者を対象とする講座。著作権法の基礎知識として、法律の目的や権利の種類等を説明し、複製権を中心に図書館サービスとの関わりや著作権法の理解をサービスにどう生かすか、図書館員のあり方を説明した。
183	2024年7月7日	出版者からの回収依頼等の事例と対応―日本図書館協会・図書館の自由委員会の基本的な考え方	図書館問題研究会・第70回全国大会【茨城大会in日立】第4分科会[図書館の自由・危機管理]	図書館の自由委員として、委員会サイト「こんなときどうする」の記事をもとに、出版者からの回収・差し替え要請、または利用制限要請があった場合にどのように考えればよいか、原則的な対応を説明。2010年以降の回収要請事例もあわせて報告した。

　

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2024年7月27日更新

(C) 沖縄国際大学・山口真也／無断転載はご遠慮ください

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