▲全日本チームによる車いすバスケット親善試合
 この程、創立30周年記念事業の一環として、学生課主管による記念スポーツ大会と講演会が開催された。先ず、5月11日には、シドニーパラリンピック・車いすバスケット競技で銅メダルを獲得した全日本・女子チームを招き、講堂兼体育館(3月竣工)のこけら落としを兼ねたスポーツ大会を実施した。今回の企画には「障害を克服してスポーツに打ち込む姿を学生に見てもらい、障害者に対する理解を深めてほしい(比嘉堅学生部長)」との願いも含まれており、大会前日には、同全日本チームの選手と人間福祉学科の在学生による意見交換会も行われた。大会当日は、全日本女子チームと県内車いすバスケットチーム「シーサークラブ」との対戦のほか、西原高校マーチングバンド及び本学吹奏楽部による演奏や学生エイサーなども行われた。会場に詰めかけた約300人の観客からは、車いすバスケットのスピーディな試合展開や選手の果敢で巧みな動きに対し、大きな拍手と歓声が送られていた。
 引き続き、5月22日には学生・教職員らによる記念体育祭(バレーボール大会)が開かれ、6月13日には、宜野座高校・野球部監督の奥濱正先生(本学・経済学科卒業生)を講師に迎えてスポーツ講演会が開催された。奥濱先生は「自立」と「自律」をキーワードに目標を持つことの大切さ、自己を高めようとする姿勢の重要性について講演し、自らの後輩となる在学生らに対し、若さという特権を生かして様々な事柄にチャレンジするよう激励した。

 

▲平恒次先生による基調講演

 国際シンポジウム「グローバリゼーションの中の沖縄」(主催:沖縄国際大学)が10月18日(土)、午後1時から本学講堂兼体育館で開催された。このシンポジウムは、本学が昨年創立30周年を迎え、また、沖縄県も昨年本土復帰30周年を迎えたこの大きな節目に沖縄が抱えている問題を世界に発信したいとの趣旨で開催された。基調講演では平恒次イリノイ大学名誉教授(米国在)が「グローバリゼーション、世界秩序、そして人権─沖縄の行方を考える─」をテーマに、各セッションでは、伊豆見元静岡県立大学国際関係学部教授が「北朝鮮の核問題と沖縄」、伊波洋一宜野湾市長が「沖縄の米軍基地の行方─普天間飛行場返還問題を通して─」、パトリック・ベイヴェール社会科学高等研究院日本研究所所長(仏国在)が「EUの視点からみた沖縄のカルチュラル・アイデンティティと自立性」、池明観 林大学日本学研究所所長(韓国在)が「東アジアの安全保障と韓国─沖縄はどう捉えられているか─」についてそれぞれ報告した。
 午後1時から6時30分までの長時間のシンポジウムにもかかわらず、一般の市民や学生約1000名が参加し、グローバリゼーションという新しい視点から沖縄問題を多角的に考察した。

 

 
   5月23日、本学7号館で平成15年度の後援会・定期総会が開催された。総会前には、本学教職員と会員相互の個別相談が実施され、我が子の学生生活や学業成績・就職指導などについて、熱心にやりとりする姿が見られた。総会では、平成14年度の収支決算や平成15年度予算案・事業計画案などが審議・承認された。加えて、今回は役員改選も行われ、副会長に儀間一由氏が新任された。総会後には、厚生会館で懇親会も行われ、琉球芸能文学研究会の学生が踊りや唄を披露するなどし、盛会に終わった。なお、10月から11月にかけて、久米島・宮古・石垣・名護を会場に各支部総会が開催される予定となっており、後援会事務局では会員の積極的な参加を呼びかけている。
 

▲野原全勝先生(左)・安仁屋政昭先生(右)
 4月23日、学長室において名誉教授の称号記授与式が行われた。今回授与対象となられたのは、商経学部・前教授の野原全勝先生と総合文化学部・前教授の安仁屋政昭先生のお二人。授与式では、波平学長より称号記が授与されるとともに、両先生の研究業績と大学への長年の功労に対し、感謝の辞が述べられた。今回の授与により、本学において同称号記を贈られた名誉教授は19名となる
  日時: 2004年2月8日(日)
芸能の夕べ
(玉城節子琉舞道場 / ひがけい子と島太鼓)
14:30(第1部) 16:45(第2部)
記念講演
(筑紫哲也氏・TBSニュースキャスター編集長)
15:00
場所: 沖縄国際大学 講堂兼体育館
問い合せ先: 沖縄国際大学 校友会 事務室 892-1111(内線8302)
 
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