早いスタートが就職戦線に勝利する決め手。10月15日から2006年の就職を目指す3年次を対象とする「就職ガイダンス」が始まりました。第1回の「就職ガイダンス」には約500名の学生が参加し、就職活動の進め方や就職課の利用の仕方について熱心に受講していました。今回のガイダンスでは、人材採用の最新動向を熟知するリンク人材センターの喜久村進氏を講師に招き、就職戦線を勝ち抜くためのノウハウが、具体的な事例をとおして紹介されました。2006年の就職戦線は、早くも動き始めています!

8月16日から18日の3日間、就職課主催の「沖縄県教員候補者第2次選考試験対策講座」が開講されました。同講座は「教員採用試験」の第1次試験合格者を対象としたもので、今回は希望者50名が受講しました。講座では2次試験で実施される各種検査や小論文試験への対策、模擬授業の実践指導、教科別の集団面接・個人面接に対する準備など多岐にわたった対策指導が行われました。例年のように数多くの本学卒業生(小中高の現職教員)が参加し、後輩達へ熱心な指導・アドバイスを与えていました。今年も日本文化学科3年次の学生が講座運営を手助けし、先輩・後輩一丸となって今年の受講生を応援して3日間の講座を盛り上げました。本学出身の平成17年度教員採用試験最終合格者は、2004年10月22日現在の判明分で51名となっています。教員を目指す皆さん、先輩の後に続き、合格を勝ち取りましょう!

就職課では、他の県内私大と合同で「就職の翼」を実施し、県外就職を希望する皆さんをサポートしています。同プログラムでは、県外での就職活動に伴う経済的負担などを軽減するため、各大学と沖縄県が協力して様々なバックアップをしています。今年の「就職の翼」は6月23日から26日の4日間、東京で実施しました。今回のプログラムでは、合同企業説明会への参加、WUB東京による就職講演会やパネルディスカッションが企画されました。また、東京を始めとする関東地区で就職した県内私大のOB・OGとの懇談会も盛り込まれ、先輩達の貴重な経験談や、現役学生が県外就職に対して抱いている不安や疑問について直接質問する事が出来るように工夫しました。県外就職に興味のある皆さん、ぜひ「就職の翼」を利用して、積極的に情報収集してみませんか?今後の実施日程など詳細については、就職課窓口までお問い合わせ下さい。

 私は、本学の3年次編入の学生でした。そのため在学中は他の学生の2倍以上の講義を受講しており、卒業後の進路を考える余裕がありませんでした。それに、勉強が得意でない私が「公務員試験」に合格するとは夢にも思っていませんでした。
 そんな私が沖縄県職員になりたいと考えるようになったのは、大学卒業後、実際に沖縄県の臨時職員として働いてからです。その時、勤めていた職場の上司の「県職員として大切なことは、県民のための仕事だということを常に心がけることだ」という言葉に強い感銘を受け、県職員を目指すきっかけになりました。
 それからの私は、朝から夕方までは仕事、夜は塾に通って勉強しました。本格的に勉強し始めて合格するまでの3年間、この生活を続けました。3年間あきらめずに勉強し続けられた根底には、「県の職員として働きたい!」という強い気持ちがありました。私にとって、この3年間は、私が想像していた以上にとても厳しく大変でした。でも、「なりたい!」という誰にも負けない強い気持ちが支えとなり、勉強を継続することができました。
 私が試験に合格できたのは、私だけの力ではありません。私の気持ちに応え、力になってくださった比嘉堅先生をはじめ、沖国大の先生方、職場の上司、友達、家族のおかげだと思います。ありがとうございました。私は、これから新たなスタートをきります。初心を忘れず信念を持って、県民のための県職員として頑張っていきたいと思います。
 最後に、これから公務員を目指す皆さんへ一言。「勉強しても本当に受かるだろうか?」と不安になることがあると思います。事実、私もそうでした。しかし、その不安に打ち勝って「なりたい!」という気持ちを持ち続け、誰よりも頑張った人が合格すると思います。また、在学中から自分の将来の職業を決めている人といない人とでは、就職する年齢も、その後の人生にも違いが出てくると思います。私の勉強方法が全ての人に合うとは思いませんが、自分なりの勉強方法で学生のうちから取り組むことが大切だと思います。頑張って下さい!
 これまで、自らの将来を具体的に考えたことのなかった私。3年次の後期、就職活動を始めようと思ったものの、どうしていいか分からず、とても悩んだ事を今でも鮮明に覚えています。小さな不安が大きな絶望に変わった事もあり、自己嫌悪に陥った事も事実です。悩めば悩むほど深みにはまっていく暗い日々を乗り越える事が出来たのは、ある先輩からのアドバイスが大きなきっかけとなりました。「悩みは我慢するのではなく自慢するもの」。悩んでも何も始まらないと言われた時、私は悩んでいるばかりで何も問題解決をしようとしていない事に気がついたのです。それ以来、共に就職活動を行っている友人達に積極的に話しかけ、情報収集をし、分からない事があれば人に聞いたり、就職課へと足を運びました。
 そして、私が内定を頂くことが出来た大きな要因は、最後まで諦めなかった事です。学生生活の中でのアルバイト経験を通してではありますが、働く事で人の役に立ちたいという強い気持ちを持っていました。この気持ちが私の原動力になったと言っても過言ではありません。行き詰まった時など、自分自身を奮い立たせる起爆剤となりました。それ故、夢や目標を持っている事は、大きなエネルギーを持ち合わせている事だと思いました。また、採用試験の倍率が高いという理由で入社を諦めるというのは絶対にしない方がいいです。採用の可否を判断するのは会社側であって、自分側ではありません。初めから諦めていたのでは、入社したい気持ちを伝えるのは困難だと感じました。
 最後に私事で恐縮ですが、就職活動を通しての失敗や緊張、心の葛藤は経験すればするほど勇気や自信へと変化していきました。必ず誰もが同じ体験をするのですから、恐れおののくことはありません。これから就職活動をスタートする皆様のご健闘を心より祈念しています。

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