平成16年度の後援会・各支部総会が、久米島支部は10月9日(土)「ホテル日航久米アイランド」にて、北部支部が10月17日(日)「沖国大・東村セミナーハウス」で、また、八重山支部が10月30日(土)「大浜信泉記念館」、更に宮古支部が10月31日(日)「ホテルニュー丸勝」で、それぞれ開催されました。総会当日は、午後3時から午後7時30分までのスケジュールで、「成績・就職相談」「支部総会」「講演」「懇親会」が実施されました。
 「成績・就職相談」では、保護者の皆さんを対象に、各学生の単位修得状況や学業成績について、また、就職活動および学生生活全般に関する個別相談が行われ、その後の「支部総会」では、決算報告や新年度予算案の審議、役員改選などが行われました。各種審議終了後には、池田光男後援会長と渡久地朝明学長が挨拶に立ち、2004年8月に起こった米軍ヘリ墜落事故について触れ、保護者の皆様に大変ご心配をおかけしたこと、大学は学生・教職員の努力により正常な状態に戻りつつあること等が報告されました。
 また、本学の学外講座の一環として、久米島では産業情報学部の前村昌健教授が「久米島町の財政と地域振興」について、北部支部では総合文化学部の宮城邦治教授が「やんばるの自然 −その保全と活用−」、八重山支部では法学部の前津榮健教授が「分権時代のまちづくり−情報の共有と協働−」、宮古支部では総合文化学部の狩俣恵一教授が「宮古島の歌と伝説」というテーマで講演なさいました。各講演とも、それぞれの地域に密着した内容であったため、一般の方々の参加も数多くみられました。

 このほど、本学の後援会と校友会から新しいマイクロバス・1台(定員29名)が大学へ寄贈され、その引渡し式が関係者出席のもと、本館前で行われました。今回の寄贈は、これまで各種行事などの際に利用されていたマイクロバスが老朽化したことに伴い、新マイクロバスの購入代金を後援会と校友会で助成したものです。新しいバスの購入に関し、大学側からの援助要請を受けた後援会と校友会が、合同役員会(2004年7月1日)を開催し審議した結果、購入代金を補助することを承認し、平成17年度予算で措置することが確認され、今回、寄贈の運びとなりました。
 引渡し式では、渡久地朝明学長から、池田光男後援会会長・岸本惠常校友会会長を始めとする関係者の皆さんに対し、感謝と御礼の言葉が贈られました。また、池田・岸本両会長は「新しいマイクロバスを積極的に活用し、学生生活や研究活動を益々活性化させてほしい」と期待の言葉を述べられました。新マイクロバスは、学生による学外ゼミや課外活動を行う際、また、大学が主催或いは共催する各種行事の移動などに利用されることになっています。マイクロバスの利用・申し込み方法の詳細については、事務局・庶務課へお問い合わせください。

 「平成16年度論文・エッセイコンテスト」の表彰式が、1月21日(金)、図書館の会議室で行われました。通算16回目となる今回のコンテストには、8点の応募がありました。審査の結果、優秀賞には、真栄城絹枝さん(日本文化学科4年次)の「社会人特別入学生として思うこと」が選ばれました。佳作には、島袋賀旭さん(日本文化学科1年次)の「受験科目から英語をなくす?! 〜一般教育としての英語と実用教育としての英語の混同〜」・柳下換さん(地域文化研究科2年次)の「真振の故郷はギリシャだったのか」・鈴木潤三さん(日本文化学科4年次)の「中学校作文教育における創作する力の指導の考察−大村はま氏の単元学習『旅の絵本』の場合−」・上原三矢子さん(英米言語文化学科1年次)の「大学生活と私」の4点が選ばれました。
 表彰式では、入賞者に稲福日出夫図書館長から賞状と副賞が贈られ、図書委員から各作品についての講評が行われました。


 図書館では、大学院生や学部生を対象とした「平成16年度 文献検索ガイダンス」を6月に9回実施しました。“本”のイメージが強い図書館にも、確実に情報化の波が押し寄せています。情報化が進んだ今では、本学図書館が所蔵する図書や視聴覚資料に加え、他の図書館に所蔵されている文献等についても、インターネットを介してあらゆる情報が入手できるようになっています。「文献検索ガイダンス」は、膨大な資料の中から必要な情報をより効率よく検索する方法を紹介し、学生の情報収集力を高めることで学習・研究を支援するものです。同ガイダンスは昨年から実施されており、今年度は173名の参加がありました。
 情報化の進展により、従来の紙媒体の資料だけでなく、インターネットやデータベース等を利用した情報収集が可能です。選択の幅が広がり、瞬時に情報が得られる反面、利用者には情報を取捨選択する眼が必要となります。効率よく文献を収集して、分析に時間をまわすことができるように情報収集の力をつけてください。

<<前のページ ホーム 次のページ>>