学生部 学生課 厚生係では、毎年6月に本学 及び 本学関係奨学生の募集を行っています。応募は募集説明会への出席が必須となります。募集説明会の開催日時は、学生課掲示板で通知します。本学及び本学関係奨学金は、学業人物ともに優秀で経済的理由により就学困難な学生に対して、学費の全額 又は 一部を奨学金として給付することにより、勉学・研究・サークル活動など学生生活をサポートすることを目的としています。
 
奨学金の種類は次のとおりです。
種  類 給 付 額
特待奨学金 授業料 及び 設備資金年額
一般奨学金 第一種=授業料相当額、
第二種=授業料半額相当額
体育奨学金 第一種=授業料相当額、
第二種=授業料半額相当額、
第三種=授業料1/4相当額
研究生奨学金 第一種=授業料相当額、
第二種=授業料半額相当額
国内協定校派遣留学奨学金 授業料半額相当額
国外協定校派遣留学奨学金 授業料 及び 施設設備資金相当額
沖縄国際大学校友会
外国人留学生奨学金
1人年額 50,000円
沖縄国際大学
外国人留学生奨学金
日本国際教育協会援助率に準じた額
沖縄国際大学
後援会奨学金
1人年額 300,000円
10 沖縄国際大学
校友会奨学金
1人年額 150,000円
11 嘉数武松外国人留学生
奨学基金
1人年額 120,000円
12 平良文太郎奨学基金 1人年額 100,000円
13 安里源秀奨学基金 1人年額 100,000円
14 高宮廣衞奨学基金 1人年額 100,000円
15 南西石油(株) 奨学基金 1人年額 100,000円
16 (株)琉球冷機 奨学基金 1人年額 100,000円
17 金秀グループ 奨学金 1人年額 100,000円
18 久高将珍 奨学金 1人年額 100,000円
19 大学院 研究奨励奨学金 授業料半額 相当額
20 長濱眞徳博士記念
大学院奨学金
1人年額 100,000円
21 平敷令治 大学院奨学金 1人年額 100,000円
22 上原清善 奨学金 1人年額 100,000円
採用は年間2人以内
※11〜16については、奨学基金の果実で運用のため、採用できない場合があります。
 平成16年度は、総数212人の奨学生が採用され、総額 68,165,000円が奨学金として給付されました。また、本学関係奨学金に加えて、日本学生支援機構奨学金(旧・日本育英会奨学金) の募集も毎年4月に行っていますので、学生の皆さんの積極的な利用を望みます。
 
平成16年度は、23名の学生が特待奨学生に選出されました。
今回の対象者の中には、3年連続、或いは2年連続(4名)で特待奨学生に選出された方々もいらっしゃいました。
ここでは、この3月に卒業なさった元永かほりさんと仲村沙和子さんに学生生活を振り返っていただきました。
 
総合文化学部 日本文化学科
元永 かほり
 これまでの4年間を振り返ってみると、色んなことがありました。楽しかったことも、辛かったこともあります。でも、とても充実した4年間でした。私は、もともと興味のあった日本文化について学びたいと思い、本学に入学しましたが、いざ講義を受けてみると、専門分野以外にも面白い講義が多く、授業がとても楽しくてたまりませんでした。また、多くの友人達にも出会うことができました。この4年間を共に過ごした友人達は、私が大学で得ることのできた大切な宝物です。
 私が本学の特待奨学金制度を意識し出したのは、別の学科の友人が特待奨学生に選ばれたことがきっかけでした。それまでは他人事のような気がしていましたが、身近な友人が選ばれたことで私も頑張ってみようと決心し、それからは一層勉学に励みました。その甲斐あって、3年次と4年次の2度、特待奨学生に選ばれることができました。これは、共に勉強に励んだ友人達、そして、様々なことを教えてくださったゼミの先生のお陰だと感謝しています。更に、特待奨学生になった事が自信に繋がり、就職活動の中でのアピールポイントにもなりました。大学生活での様々な経験や学んだことを生かして、これからは社会人として、責任ある人間になれるよう頑張っていきたいと思います。

総合文化学部 社会文化学科
仲村 沙和子
 7歳まで久米島に住んでいた私は、東京で小中高と過ごし、4年前、再び沖縄を訪れました。私は沖縄のことを「生まれた所なのに何も知らない」と感じていましたが、沖縄国際大学での生活は私にいろんな事を教えてくれました。目の前を低空飛行する軍用機・騒音・基地被害など、これまで沖縄を外から見ていた私には知らない事だらけでした。特に昨年8月の米軍ヘリ墜落という出来事はとても衝撃的で、沖縄の抱える問題について、より一層考えさせられる事件でした。また、その半面では、沖縄独自の素晴らしい自然や歴史・文化にも触れ、ゼミや実習・授業、普段の生活を通して、沖縄の良さを深く知る事ができました。考古学ゼミで夏休みに経験した2度の発掘実習はとても良い思い出となっています。
 また、3度にわたり特待奨学生に選ばれ、自分の頑張りが評価されたことを、とても嬉しく、そして大変誇りに思っています。そのお陰で、私は4年間、常に学ぶことに専念できました。教員・博物館学芸員・図書館司書という資格課程において、実習や授業を通して学んだことが自分にとって大きなプラスとなり、とても勉強になりました。
 私に様々な事を教えてくださった沖国大の先生方、そして共に学び、悩み、励ましあった友人に出会えたことは一生の宝物となりました。いろんな苦難を乗り越え、大学生活を無事に終えることが出来たのは多くの方々のお陰です。本当に感謝しています。大学で学んだ経験を生かし、これからは社会人として自分の道を歩んでいきたいです。
 
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