厳しい就職戦線を勝ち抜き、理想の仕事に就くためには「早めの準備」が大切です。しかし、多くの学生が、ゴールまでのプロセスがつかめず、就職活動のスタートを先送りしてしまい、結果的に出遅れる傾向にあります。就職課では、学生の皆さんに「就職内定」を勝ち取るまでの大きな流れを把握して有意義な就職活動を過ごしてもらうため、学外専門講師を招いての就職ガイダンスやマナー講座など、就職に役立つ実践的な講座を開講しています。また、就職試験対策講座や就職模擬試験に加え、就職相談や模擬面接も随時実施しています。学内LAN上に開設されている「Live Campus Job Hunting System(就職システム)」では、求人情報や企業情報、会社説明会の開催日程など就職に関連する最新情報を提供しています。就職活動を有利に進めるには、的確な情報収集が欠かせません。就職課を多いに活用し、就職戦線に勝利して下さい。
 
平成16年度 就職状況
就職内定状況
 本学の平成16年度(平成17年2月28日現在)の就職内定率は、前年とほぼ同じ30%でした。県内企業志向の学生が多く、約8割は県内で就職内定しています。業種別の就職内定者割合は、サービス・卸小売業が大半を占め、金融保険、運輸通信、情報処理関連業の順になっています。本学への求人数は、前年度より増加傾向にあります。学生の皆さんは、1・2年次の頃から就職を意識し「自分が何に向いているのか、どんな仕事をしたいのか」を真剣に考え、本格的なエントリー作業が始まる3年次までには、就職活動を有利にスタートさせて下さい。
 
 
平成16年度 公務員・教員採用試験合格状況
(平成17年2月28日現在)

 

 
試験名称 卒業見込 過 卒 合 計
国家公務員U種 1(0) 16(5) 17(5)
労働基準監督官 0(0) 1(0) 1(0)
入国警備官 1(0) 0(0) 1(0)
沖縄県職員上級(行政・福祉) 0(0) 3(0) 3(0)
沖縄県職員中級(学校事務) 1(1) 0(2) 1(3)
沖縄県警察官(男子A) 0(1) 0(1) 0(2)
沖縄市役所 1(0) 0(0) 1(0)
佐敷町役場 1(0) 0(0) 1(0)
小   計 5(2) 20(8) 25(10)

 
 
 
沖縄県教員候補者選考試験(中学国語) 0(0) 7(5) 7(5)
        〃         (中学英語) 2(1) 4(9) 6(10)
        〃         (中学社会) 0(0) 3(9) 3(9)
        〃         (高校国語) 0(0) 4(3) 4(3)
        〃         (高校英語) 0(0) 3(4) 3(4)
        〃         (高校地理・歴史) 0(0) 5(2) 5(2)
        〃         (高校公民) 0(0) 4(1) 4(1)
        〃         (商  業) 0(0) 3(2) 3(2)
        〃         (技  術) 0(0) 1(0) 1(0)
        〃         (共通家庭) 0(0) 0(1) 0(1)
        〃         (小学校) 0(0) 15(14) 15(14)
小   計 2(1) 49(50) 51(51)
合   計 7(3) 69(58) 76(61)
※( )内は昨年度の合格者数・昨年度は2月28日集計
※「国家公務員2種」の合格者数には大学院生を含む。
 
採用試験等 対策講座 実施予定
(全学年対象)
■ 面接試験 対策講座(4月〜6月予定)
■ 進路指導 対策講座【公務員・教員】(4月中旬予定)
■ 教員採用一次試験 対策講座(4月〜7月、2月上旬予定)
■ 一般常識・時事問題 対策講座(5月〜6月予定)
■ 就職論文・作文試験 対策講座(5月〜6月予定)
■ 教員採用二次試験 対策講座(8月上旬予定)
■ 公務員採用試験 二次対策講座(7月〜8月予定)
その他にも各種就職関連講座の開催を予定しています。
 詳しい日程は、就職課の掲示板にてお知らせします。
受講料無料
 
経済学部キャリアガイダンスを実施
 このほど、経済学部では1年次を対象に「キャリアガイダンス」を実施しました。このプログラムは、本学・経済学部と就職課、そして沖縄県キャリアセンターが連携して、学生のコミュニケーション能力・問題解決力を高めるとともに、早い時期から学生の職業意識を形成することを目的に開催されたものです。3月8日・9日の2日間、経済学科と地域環境政策学科に分かれて開催されたガイダンスには、春期休業中にも関わらず、両日とも約60名の1年次学生が参加し、専門講師のアドバイスを受けながら、グループゲームなどを通して、対人的コミュニケーションの基礎について学んでいました。
 
 
「産学連携による学生の
即戦力化プログラム」始まる!
 本学の産業情報学部では、琉球大学工学部・沖縄県立芸術大学デザイン専攻と連携して、「産学連携による学生の即戦力化プログラム」という取組を行っています。このプログラムは、学生を企業に派遣し、卒業直後にそれぞれの分野で即戦力として活躍できる人材を育てるというものですが、同プログラムは、従来のインターンシップ事業とは異なり、2年次の後学期から開始され、就職活動が始まる3年次の夏期休暇までの期間に行われます。このほど、そのスタート講座となる「情報産業論」の集中講義が、3月1日〜12日までの日程で開催されました。同集中講義では、各大学の教員はもとより、各大手情報関連企業からの技術者や経営者も教壇に立ち、企業におけるIT技術の開発事例など実践的かつ幅広い内容の講義が行われ、100名を超える参加者たちが熱心に耳を傾けました。今後、4月から7月の3年次前期には「企業研修」が行われ、ビジネスマナーや一般常識、専門的な技術や知識の習得、実務体験などが行われます。その後、3年次の夏期休暇中には、協力企業において「企業実習」を行い、実際の業務に参加することで確実に即戦力としてのスキルを身につけられるようプログラムが設定されています。
なお、同取組の詳細については、http://www.okiu.ac.jp/asato/needs.htmlでも公開しています。
 
 
夢をあきらめずに、最後まで頑張って!
就職先:日本トランスオーシャン航空(株)
商経学部 第一部商学科 玉城 真理子
 私が本格的に就職活動を始めたのは、大学3年の10月頃でした。就職課主催の就職ガイダンスを受け、リクナビなどの就職情報サイトに登録することから始めました。また、合同企業説明会や会社訪問などにも積極的に参加し、興味のある企業のホームページを見て理解を深め、気になる新聞記事をスクラップするなど地道に企業研究を行いました。
 私は就職活動を始める前、自分が金融業界に携わる仕事に就くものだと考えていました。しかし、業界を限定せずに自己分析を行うことで、私は人との出会いが楽しく、世話をする事が好きだという自分の性格に気づきました。また、旅行が好きで、幼少時からJTA(当時は南西航空)の飛行機を利用し、同社を身近に感じていたことから、客室乗務員を目指しました。
 客室乗務員になるために何か具体的に努力していたという訳ではなかったので、当初、何から手をつけていいのか分かりませんでしたが、「百聞は一見に如かず」という諺があるように、実際に客室乗務員の機内での様子をメモに取るなどし、仕事に対する理解を深めていきました。機内サービス以外に、お客様を目的地まで安全に運ぶ保安要員としての任務は大変重要かつ責任ある仕事だと分かり、赤十字救急法救急員などの資格取得にも挑みました。それ以外に、普段から人との接し方や言葉遣い・身だしなみ・立ち振る舞いなどにも気をつけるよう心がけました。
 今回、JTAから内定を頂けたのも就職課の方々の協力があったからだと思います。今は感謝の気持ちで一杯です。エントリーシートの添削や面接の練習をして下さったり、企業資料に加え、筆記試験対策の本など豊富な参考資料を十二分に揃えていただいたお陰です。本当にありがとうございました。就職活動中は、精神的にも辛く大変だとは思いますが、多くの方が、夢をあきらめずに最後まで頑張って欲しいと思います。

就職活動で自分のやりたいことを見つけよう!
就職先: 沖縄県中小企業家同友会事務局
商経学部 第一部商学科 宮城 道伸
 最近、就職活動を終えてみて「就職活動で1番大事なことって何だろう?」と考えるようになりました。その中で見つけた1つの答えは「本当に自分のやりたいことを見つける」ということです。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、この考えを持ち続けて就職活動をすることは、結構難しいことだと思います。私が就職活動を始めた頃に思っていたことは、「とにかく早く内定が欲しい!」「ちょっとは有名な企業に入れたら」ということでした。もちろん好きなことを仕事にできればベストだとは思っていたのですが、「やりたいことなんて分からない」「そもそも仕事はきついもの」「安定している企業のほうが安心」という思いのほうが強く、自分がやりたいことにあまり目を向けていませんでした。 しかし、就職活動を通じ、友人や企業の方とお話していく中で、その考えが間違いだということに気づかされました。話を聞いて感銘を受けた方々に共通していたことは、明確な目標や夢を持っているという点です。話をしていても、本当に「かっこいい生き方をしている!」と、とても感心させられました。その頃から、私の就職活動の方向性は「とにかく内定を取る」という考えから「自分のやりたいことを見つける」という方向に変わっていきました。
 最も影響を受けたのがインターン活動です。「ジコピー」という就職支援セミナーの運営を学生主体で行うという内容なのですが、本当に楽しみながら、いろいろなことが学べました。 セミナーの企画から運営まで面倒な仕事も多いのですが、参加者の満足した顔を見ると、その苦労も吹き飛んでしまうくらいの喜びがあります。「こういう仕事を自分はしたいのかな?」とぼんやりと思うようになり、集中的に活動に取り組んだ結果、最終的には、自信を持って「このインターン活動での経験が活かせる仕事がしたい!」と言えるまでに考えが深まりました。
 自分のやりたい事を見つけることができたお陰で、自分に合う企業とも出会うことができたのだと思います。私の場合、インターン活動にのめりこみ過ぎて、就職活動を疎かにしていた時期もあったのですが、結果的に自分のやりたい事が見つかったので、むしろ良かったと考えています。「内定をたくさん貰った」「内定を早く取った」「有名企業の内定を貰った」という人はもちろん凄いのですが、内定がもらえなくても、焦らず、回り道をしてでも「自分のやりたいことを探す!」ということを大切に考えてほしいと思います。
 
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