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この取組の有効性は次の通りです。 |
(1)教員免許取得希望者の精選と練成 |
ある科目を受講できるための前提科目を置く目的は、必ずしも教職課程受講者数を減らすためではありません。教育課程の積み上げを可能にし、教育上の効果を上げるためのものです。 |
また、自らの適性や進路を主体的に考え、選び取りながら学生を学ばせることを可能にし、真に教員になる意欲があり、教員にふさわしい資質と能力を備えた学生を育てることができます。 |
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(2)盛んな、自主的な正課外教育 |
少人数・通年・同一教員による教科教育法科目の一貫指導により、ゼミ合宿、ゼミ学習会、ゼミ対抗スポーツ大会など正課外教育が教員・学生の自主的活動として盛んに実施されています。これらの活動は教科外教育の指導力量の形成と教員の資質(リーダーシップ、集団掌握力、協調性)、さらには人間的な豊かさの形成にも結びついています。 |
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(3)高い、教育実習校での評価 |
教育実習校現場では、おかげさまで他大学出身の学生と比べて本学実習生の評価には高いものがあります。実習生としての態度のみならず授業指導と生徒指導の能力においてです。 |
そのため、高等学校では生徒の進学先として本学を高校教諭が勧め、本学がそれら優秀な生徒を獲得でき、彼らがまた教職課程学生となり、再び優秀な実習生として教壇に立つという、好循環が生まれています。 |
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(4)高い、学生の満足度 |
教育実習終了後の「教科別反省会」での教育実習報告やそこでのアンケートにより、本取組の満足度を知ることができます。 |
教育実習校で他大学出身の実習生より高い評価を得たことで、本学での4年間での自らの成長を確信することができているようです。 |
受講者精選システムや模擬授業はハードな内容であったがそれだけに教育実習において非常に有効であったと評価する声が殆どであります。教科教育法ゼミでの濃密な人間関係の中での学習等を通して、単に教職志望者としてでなく人間としての成長を感じる者も多くいます。 |
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(5)沖縄県教員候補者選考試験合格者の3割以上を占める |
沖縄県教員候補者選考試験において本学出身者が取得可能な免許教科のすべてで合格者の3〜4割を恒常的に占めています。 |
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(6)生徒指導・生活指導のできる教員の輩出 |
これまで900名近い卒業生が実際に教員として採用されています。学校長の評価によると、素直であり、生徒指導・生活指導ができるということです。「生徒指導主任」、「生徒相談係」、「中途退学対策係」といった、心のケアや子どもの自立の過程に寄り添う職務にたずさわっている教員が多いようであります。 |
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今後、次のような事業によってこの取組を発展させます。 |
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(1)マルチメディア授業やeラーニング対応の「模擬授業教室」の設置 |
中学校と高校の教室を模した、「模擬授業教室」を設置します。来年度から2ヵ年かけて、無線LAN・バッテリー駆動のノート型パソコンを各部屋に30台ずつ入れ、マルチメディア授業やeラーニング対応も可能な教室として整備します。 |
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(2)“教員養成の「沖国方式」”の国内外への発信 |
「教育実習事前・事中・事後指導の1年」「模擬授業風景」等を映像(英字スーパー付)に収録することや、関連した出版事業により、この取組を“教員養成の「沖国方式」”として、国内外(アメリカ、ドイツ、韓国、台湾、澳門、エジプト、フランス)に発信・紹介し、取組の発展にフィードバックします。 |
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(3)各種フォーラム・シンポジウムの開催 |
模擬授業と学級経営に関するフォーラムを、県内外の大学・学校現場関係者の協力を得て開催します。また、本学出身の教員と在学生の交流シンポジウムを開催し、OB教員との連携と協力の絆を強化します。 |
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