高齢化、高学歴化により、生涯学習の需要が高まる昨今、いつでも誰でも学習できる場へと大学をより開かれたものにする必要性が生じてきています。本学では、正規の授業科目の一部を「公開科目」として、一般の皆様に公開しており、平成17年度は43名の方が聴講されました。
私たちは本土から移住してきました。それまで沖縄への観光は10回以上を数えますが、観光地を訪れても琉球王国の歴史を知りませんでした。またウチナーンチュのこころも解りません。そこで、とっかかりとして二人で沖縄の歴史を勉強してみようということになりました。
沖国大の公開科目で恩河尚先生の「沖縄の歴史I・II」を受講して良かった点は
一年間お世話になりましたが、まだまだほんの入り口です。今後もさらに沖縄の歴史を学び、この小さな島が世界を視野にしてきたという文化を身に付け、平和な広い心を持ち続けたいと思います。そして感動と興奮のある、心豊かな人生を楽しみたいと思っています。
池田雅子
23年前の2月、大学4年次であった私は、これをクリアすれば無事卒業という卒論の口頭試問で、教官から「これは論文ではなく、報告書です」と自分の卒論を評されてしまいました。その苦い経験から、私は疑問を持ち、多方面からそれを検証し、解決に導くプロセスが理解につながり、自らの言葉での表現が可能になることを教えられたはずでした。
「本当の沖縄の姿が知りたい」と思い、受講した公開講座は、とにかく知らなかったことを知るということが楽しくて、疑問を明確な形で意識することさえ出来ませんでした。講義で提出し、添削されたレポートの最後に先生の丁寧な講評がありました。私は学生時代と同じ過ちをしてしまったのですが、この講評を学生の皆様にも読んで頂けたらと思い、引用します。
『「何故?」という疑問を大切にして、それに対して「どうすべきか」を考えるのが本来の論文・レポートです。疑問に留まらず自分の考えを述べる、しいては一人の日本人として、日本人が一番必要なのがこの辺の意識の様な気がします。自分の意見を表明することを意識してください。』
この広報が発行される頃、私は主人の転勤で内地にいると思います。新聞紙上、テレビ等で沖縄国際大学のお名前、先生方の執筆される評論、学生の皆様のご活躍にお目にかかれることを楽しみにしております。ご一緒してくださって本当にありがとうございました。
皆さんお元気で。ごきげんよう。
3月で本学を退職される高良阮二教授の最終講義「安楽死・尊厳死の課題と展望」が1月25日3号館206教室で行われ、大勢の学生が聞き入った。先生は、昭和41年旧国際大学法経学部に採用され、40年間の勤務を締めくくり、今回が最後の講義となった。また、高良阮二教授からは「今後の研究活動に役立てて欲しい」と南島文化研究所、大学院に寄付金が贈呈された。
3月3日、本学厚生会館で、第10回窪徳忠琉中関係研究奨励賞授賞式(南島文化研究所主催)が行われた。中国と琉球の関係を研究する若手研究者に贈られる賞で、今回は、琉球大学助教授の辻雄二氏が受賞した。フィールドワークを基にした中国江南・モンゴルと日本文化との比較、沖縄の民俗文化で牛に着目した論文などが評価された。
辻氏は「受賞を励みにし、更なる沖縄文化に影響を与えている中国、日本、南洋文化などをテーマに更に取り組んでいきたい」と話した。
2月19日、卓球の第29回新報旗争奪総合団体選手権大会の男女決勝トーナメントが県総合運動公園体育館で行われ、本学男子卓球部が初優勝、女子は11年ぶり3度目の優勝を飾り、見事アベック優勝を果たした。
市内一周駅伝大会で教職員チーム好成績!
1月28日、宜野湾市・宜野湾市交通安全推進協議会主催の第29回宜野湾市交通安全キャンペーン市内一周駅伝大会に本学教職員チームが参加し、好成績を収めた。
大会は、宜野湾市市民広場をスタートゴールとする14区間52チームで熱戦が行われ教職員チームは、昨年の12位からタイムを6分短縮し7位に入った。
本大会は、交通事故のない宜野湾市を目指し、全市民へ交通安全を呼びかけ、交通安全思想を高揚させ悲惨な交通事故防止をアピールすることを目的とし、毎年行われている。